2008年10月19日日曜日

『我思う、ゆえに、Perfume有り』完結篇 中の巻




GAMEツアーDVDいちいち素晴らしぃーぞーっ!!!
あの日が甦りました・・・
今更ながらですが参戦できた日々が夢の様です本当に幸運でした。
仙台ではあ~ちゃんにセミファイナルではのっちにイジられ
最高だったんですからもう(←しつこいな~!)

んで、本題です。
いつもながらつづき遅いし、長いし、訳わかんねーし、の三拍子!!
今回も健在です。

言い訳しません!奇特な方に是非お読みいただきたいです。

まあ読んでみんさいな(byゆかちゃん←ウソ)

・・・・ん?!(byのっち)

はじまり☆はじまり☆☆にゃん(byあ~ちゃん←懲りずに)


『我思う、ゆえに、Perfume有り』 完結篇 中の巻

〈 総 論 〉 中の巻

・・・・ひっそりとそれが近づいてくる

傷つくこと恐れたら
隠し味は見つからない
出来る限りはチャレンジ
やらないのなら作れないの
・・・・
「おいしいレシピ」より


* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 
(お茶とも話 1/2)

トン、トン、

先)
どうぞ、あたるさん
ぁ)
ちょっとご無沙汰してました。
どうでした?診られたんでしょパフューム
先)
すごいですね、魅力を感じました
ぁ)
あれ、いつになく率直な見解
めずらしいな、なにかあったんですか?

多くは語れませんが・・・
Perfumeの在りようが私にとっても興味深いものとなってます。
個々の心性に宿るバランス感覚もさることながら3人一緒になったときの
えもいわれぬバランスの妙は素晴らしい、、稀有な存在だと思います。
ぁ)
でしょ!
多分本人たちが想ってる以上に我々が気付いてる素晴らしさが沢山ある。
確信してますね、それは
本音を漏らすと自分なんか他人に思えないところまできている
病気です・・これは
先)
大げさですよ(笑)
ぁ)
ところがそうでもないんで
相談に来たわけです。
先)
"雑談"しに来たんでしょ?!
目的も薄々ね。。。
ぁ)
お見通しかい!(笑)
お3方の秘密を漏洩してもらおうと思って参りました。
先)
それ無理だから!
まあ、今日は時間空いてるしゆっくり話しますか
Perfume限定でw
ぁ)
じゃ、おれコーヒーでいいや。
先)
まだ何も勧めてませんけどw・・・

・・・・・・・・・・・

先)
はいこれ、
私の端書です。
あたるさん限定です(笑)
ぁ)
おおー、ありがとう。
さて吟味・・・

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

螺鈿モザイク

ひとつだけその願いを
いつも遠くで祈ってる
人の想いはいつでも
簡単には動かないモノ
I still love
つかめない風のように気楽そうにうつるスタイル
あの日あの場所で凍りついた時間が・・・
手をのばしても もう届かない
本当のことに気づいてしまったの
この世界のしくみ
この世界のスイッチ押したのは誰なの?
キミの輝き 甘いささやき
僕のため息はつきたりないほど
くり返す いつかみたいな
あの光景がよみがえるの
ほんの少しの僕の気持ちも
めぐりめぐるよ
まだ、この先が見えない
一番星さがす手が震えても
あきらめないで
見える世界がきらめくわ
世界が愛せるように(love the world)
心の氷 溶かせたらいいね
たぶんね キミは本当は・・

そう すべてパーフェクトなスター

誰も見たことのない場所へ
夢の中で描いていた場所へ
ありふれたスピードを超えて
もうすぐ 変わるよ 世界が
もうすぐ 僕らの 何かが 変わるよ

世界がキミ(Perfume)を愛するように
・・・いつかなるよ

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 

ただ、今は結論を急ぐまい。
・・・・

ぁ)
思考の照応を感じました。先生も立派な患者です(笑)
なんか心強い、嬉しいです。
人生で出会うさまざまな出来事は果たして必然(運命)なのか
偶然なのか?重大な意味をもつ局面で、人は根拠もなく  
どちらかに選り分け喜んだり嘆いたり後悔したりしますよね・・・・

Perfumeは"どちら"と言うより「実りある必然へと育てた」ことにある
その経緯が奏効して"好雨時節を知り"今のブレイクに至ったと思います
どうでしょう?
先)
杜甫ですね・・・まさしくね
今後は自分を身の丈どうりに受け入れられているか、が
成長の鍵になるでしょう。

ぁ)
ただ、3人の出会いは「奇跡」、この言葉では凡庸に思えるほどに
神の配剤を信じさせる・・・そんな必然にも奥深い何かを感じます。

先)
やはり、そう来ると思いましたw

今に至ったPerfumeの錬金術は多数の予期されなかった
反応が内在していて、その確かな反応を得るための連鎖には
長い歳月が必要だった。
人間の作為を超えた原理があったのは確かで受け手の心性が深く関り
対称性を持っていた観点が重要に思えます。
Perfumeの高度な音楽性やスキルは可愛らしさを携えて、受け手の
心の深層の枯渇していた「何か」にきわめて的確に水脈をあたえた
といえます。
で、なぜに「時間がかかった」のか?
うそのない健気さで愛娘はずっと前から立っていたはずです。

ぁ)
愛娘ってw、わかります。
私にも時間が必要でした。
なぜ彼女たちが高いクオリティを持っていたにもかかわらず崖っぷちまでいったのか
それは、当初の立ち位置やミュージックシーンの状況での弊害を論じるのは容易い
結局"安直に人気を博すもの"論になっては意味が無いので
あえて個人的内実を省みれば・・・
まあ、偏光をかけたとき"見えてくるもの"として、ですが・・・そこにいるのは、
まやかしの良識で良いものは良い、と言えなかった自分がいますね。
だがこれは早くに出会った者の内心に関わったことではないだろうか?
構造的な問題があったとしたら、それは我々のことです。

アイドルオタク、ハロプロに群がる連中への蔑視・・・すべてを同一視して
別の世界の出来事と決め込む価値観、社会お薦めの大人の意識に逃げた。
その見返りは、
「Perfumeに出会い、気になりつつも正直になれず、尊い時間を素通りした」
後悔の念。
自分の感性を信じられず、本心に目をつむり自分の影にしぶしぶ従って
自己欺瞞の道を歩んでいたわけです。

「耳の肥えた音楽好きは彼女たちにハマる」
「苛烈なブレイクの一翼を担っているのは想像に難くない」
・・・今だから言えること。

そんな自我を築いていたところに燻らせたマイナス要因が構築され
潜んでいた気がしてならない。

先)
懺悔に聞こえますよ(笑)
いうべき言葉はひとつです、"ステイゴールド(STAY GOLD)"私たち、そして、
Perfumeにずっと持っていて欲しい言葉です。
ぁ)
そうですね・・・
歳を重ねるといろいろな規範に洗脳されます、大事なものを見失ってしまうのは怖いです。
Perfumeに贈りたい言葉、自分もあります。
「チェリッシュ (cherish)」
これ翻訳が難しいそうです、「大事にします」「守る」「慈しむ」が近いのでしょうが
その言葉に込められた響きには「誓い」、「祈り」があるんです。

先)
沁みる言葉です。
しかし、彼女たちの地上戦はすごい事になってますね。
ぁ)
テクノさらにはPOPミュージックにおいてPerfumeは新古典主義の成り立ちに似て
瀟洒(しょうしゃ)な存在感をもって現われた感がある。
そして彼女たちはサブカルチャーに視されがちなテクノをリアルクローズにした。
ミュージックシーンのひとつの壁を越えてしまったとさえ思います。

先)
影響度もかなり大きい、微に入り細にうがってみれば相当のエッセンスが
チャートを賑わす楽曲にちりばめられてる。
当然2匹目のドジョウ的追従者も現われるでしょう
ぁ)
雨後の竹の子の様相さえ予感させます。
フォロアー達にとっては柳生新陰流の「後の先をとる」戦略を期待するのでしょうが
良くて、勝ちはしないが負けない程度に終始しそうですね。

先)
そう、新陰流は相手が出た「後」に動いて「先」を制するのが真髄なのですが
彼女たちの存在の大きさは「先手必勝」どころか、唯一無二の孤高の剣士〈三銃士w?)
到達点として聳え立つ高みに達するのは奇跡を何度も繰り返す必要があります。
太刀打ちできる相手は皆無でしょう。

ぁ)
同様な楽曲をコンポーズしても稀有な存在性の差異は否めません、
結局、ことなったアプローチを必要としますから真のフォロアーとはならない。

先)
結論出ちゃいましたねw
・・・さて
Perfumeの3人はロックが好きですよね
フェス好きからもいえることですがどちらかというと過激なものでも
何の抵抗も持たず聞きますよね。

ぁ)
逆に過激大好きなところがある、
とくにのっちはディープw

先)
専門的な話ですが、
過激な曲でも聴くことに集中すれば、前頭葉のうち側頭葉に近い部分の
血流が下がりリラックスできる生理的効果があります。

ぁ)
ふむ、なるほど、すんなり胸に落ちる話です。
ロックの呪いをかけられたぼくらの世代とは聞く耳が違うかもしれないと思いがち
ですが源流は同じかもしれないですね。

先)
いい音楽は世代を超えるもの、我々にとって特にロックはねw
だからロック魂の籠った黄金期モノはPerfumeに俄然聞いて欲しい。

ぁ)
同感!ロック系は捉えようによってはテクノと対義語ですが
今はそのような線引きは無意味、とくに渋谷系なんかは
ジャンル自体が曖昧になるほどモード感で指示しますよね。
勝手な当てはめですが、
中田氏の楽曲の様に吟味した素材を巧みに仕立て上げるところはまさに
オートクチュ-ルの印象がある。
さらに喩えればやわらかく先端武装したPerfumeの音楽性はプレタポルテの
水準でモード界を席捲するエンブレムです。
Perfumeというブランドには世界をリードする領域さえ見えます。

先)
その強気な思い入れグゥです(笑)
熱の入れようは私も負けず劣らず他人事では有りません・・・
人々を熱狂させるミュージックシーンには、歌詞、楽曲にもどこか宗教的な要素がある。 
音楽のカリスマと呼ばれる存在からしてその様々な信仰に似たものの背後に、信者たる
私たちの中の集合的無意識を読み解く必要性を感じます。

ぁ)
あ、その話、長くなります?
確かに"気になるのう~"ですけどw・・・
彼女たちの「暗さをともなったほのかな揺らぎをそのままうけとめて感じた事」で
論を進めてほしいな。

先)
まわりくどい(笑)それ何かのタイトル?
ぁ)
オリジナル、、思いつきですよw
先)
あたるさんは「心象の壁に落ちた彼女たちの影の輪郭をなぞるのが巧い」です。
ぁ)
それ、、ww
先)
オリジナルですwww

先)
あの頃の3人の画像を見てると時々切なくなりましたね・・・
この少女達の心の叫びは、誰かに聞き取ってもらえたのだろうか?って
ぁ)
Perfumeの楚々とした表現の確立
豊かな想像を喚起するからこそ
歓びに隠れた密かな悲しみがにじむ
それゆえ、知らずさめざめと泣ける
彼女たちにはまだ見ぬ世界が無限の広がりを見せることを
冷たくなった心に予感さえ届かない。
そんな時期があったと思います。
奥行きのある暗さは此処から生まれたのかも知れない。

先)
確かBEE-HIVE寮の後期ですね。
「このままでは帰れない」、夢に敗れておめおめと帰ることは自分だけでなく
アクターズの先生や後輩、支えてくれた家族を裏切るに等しい
顔向けできない状況、そういった広島(郷里)の重圧もあったと思います。
ホッファーはこう言ってます、
「情熱の大半には、自己からの逃避がひそんでいる」と。

ぁ)
確かな事は彼女たちの持つ意思がひたすらスキルを鍛え深化させたこと、
そして希望に通じる近道などなかったことです。
後になってそれが、彼女たちにとって大きな財産になるわけです。

先)
ダンススキルは凄い、水野さんもあそこまで応えてくれるのですから
コレオグラファー面目躍如です。
そういった運動に習熟することは脳内のシミュレーションを正確にすることになる。
それは、他者(演者)の動きを微細に観察・記憶することを可能にして、特別な
ミラーニューロンを生みだす、それが彼女たちをさらに上達させてきた。
この効果はPerfumeのシンクロ率の高さとも密接に繋がっていると思いますね。

ぁ)
ライヴの3人とくにのっちは凄い!そう、それでちょっと気になったのが"のっち"
死について語ることがありましたね
自分のお葬式とか、死を実感して飛び起きちゃうとか
先)
メメントモリですね・・・
芸術の根底にある主題とも言えます、アーティスティックな側面が強い。
それに
のっちにとってライヴは彼岸的悟りに似ていて真の世界を希求する
場となってますよね
のっちはどこかに無常感なるものがチラつくときがあります。
そんなところにも関連を見ますね。

ぁ)
のっちのイメージはひとつに海のイメージを持ってるようですね。
あ~ちゃんはのっちが人魚で、かしゆかはイルカに乗ってるのっちだったりする
彼女自身も夢で魚になって泳ぎ回ってる。

先)
夢には追体験の効果もある。
ライヴなどのパフォーマンスは異世界、その浮遊感もあるでしょう。
そして夢は「相補性」を持つ、夢の中の心像は、具象性を持ちます
のっちは世界を内面化する傾向にある。

ぁ)
それ、イメージありますね。
海の中を泳ぎ回り、ときおり外界(水面)にジャンプして、
私たちの胸に小さな波紋を残し再び海に戻る。
しだいに私たちとかすかなつながりをもちながら
生を実感していくプロセスが縫いこまれる
そのつながりの網目によってかたちづくられる世界
のっちが心を許し身をゆだねることが出来る世界

いつしか"のっち"の内面には私たちがいる。
切り離される事のない世界・・・これメモっとこ(笑)

コーヒーおかわり!
お茶うけのドーナッツまだあります?"甘いやつ"w

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

Perfume☆☆

最愛の娘に出会えた
小さな手にそっと指を近づけると
弱い力でぎゅっと握り返してくれた
うれしかった
そう、あなたが赤ん坊だったころ
心で握っていたもの
恋の種
いつしか花が咲き
愛という香りをはこんだ

なぜ惹かれたのか?
答えなど無い
「Perfumeが好き」
その真実がこたえなのだ

彼女たちは言った、

「Perfumeでよかった」

そして私たちはこうかえす

「Perfume、あなたに会えてよかった」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

Perfume★(dark side)

たくらむ太陽に
冷たい雨、
時空のさざ波に
ドリフトする空、
濡れる舞台に光輝を宿す
光を背に澄ました足取りで
跳梁する闇は
「贋の世界」で奇蹟を起こす
ひりつく真実が嘘を砕き
奇妙な循環がはじまる
宙ずり、さらされ、泣きじゃくる
いのちの綱が燃え尽きて
あなたは一度もそこにいない

願いはわかってる
今日は明日
明日は今日
邪(よこしま)なデリケートさで
君が新しい綱を掴むのは
その欲望に極めて明確な
奇妙な香りの実験
それは虚無という血なまぐさい舞踏
この匂いこそが
表現者というプレゼンス

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
〈総 論〉 下の巻(お茶とも話 2/2)につづく・・・
そして、総論の締め「随想」でキッチリ落とし前つけます(笑)


「ホントかよ~長いからもうやめてー!」
あれ?何か聞こえた・・・

『我思う、ゆえに、Perfume有り』完結篇 上の巻




どうもぉ~「ハン・チョンソ」スンミダ!
ってウソです!!!

パフュ総論すなわち『我思う、ゆえに、Perfume有り』総論で
完結どぅえ~す! わしょーぅい!

『長いこと書かなくてすまぬ!』(←のっちver)
誰も待ってないけど言わせて欲しかったw

でもねぇ前編なんすよ~!(長くてね、、ごめんね)

・・・・・
ああぁテンションあがらん!!
なぜ?って、、
HAPPY!が終わり、
マジカル☆シティが終わった、
パンパカパーティーが終わった。
振り返えると、もうそこになかった。
あのメッチャ楽しい濃密な時間が消えた。。
切ない・・・"ためいき"のみぞ(ふうぅ)

サイン入りパンパカクリアファイルは大切な宝物となりました。(←自慢ね)


『我思う、ゆえに、Perfume有り』始めてもう半年になろうとしてます。
ただ単に書きたい衝動のまま、誤字脱字無視、ほとんど修正、推敲なしの
勢いでしたね、まあ日記だし〈笑)。
なので大仰なお題目に耐えうる内容を期待しないことが前提となります。
小生の浅はかな見識と乏しい語彙の抽出ではなかなか難しいです。

Perfumeの理解をたすけたり、反面うとましく思われたりいろいろでしょうが
戯言レベルとして気楽に読んでもらえたら本望です。

腹減ったな、久しぶりにTKG(たまごかけご飯)食べよっかな♪w

で、以下、完全なる『妄想』ですからー!(念押し)



『我思う、ゆえに、Perfume有り』完結篇 上の巻

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~~~ PerfumeP.T.A.ブログ ~~~

▼〈STAFF〉

先日Perfumeは、ちょっと変わったところへ・・・
さて、ここはどこでしょ~・・・・???
ハイ、正解は『某クリニック』です!

(待合室の神妙な3人の写真)


3人は定期検診を受けに行ったんです。
でも安心してください、皆さま!
3人とも健康優良児のお墨付きを頂きましたー!!!
これもお仕事の一環、健康管理も大事なことですよね☆!

この日は暑かったので帰りはみんなでアイスを食べたそうですよ♪
これからも3人の活躍をお楽しみに!☆★

(3人の食べたアイスの写真)

EMILY

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *


~~~~ 個人に初診報告が届いた数日後 ~~~~

か)診断書どうじゃった?

の)読んだ、 おもしろかった!
   何か、分析とかのっとるんよ!!

あ)・・・よんどらん(小声)

か)えっ!読んどらんの?

あ)だってこれ、字が多すぎてわからんのじゃもん
  ほれ、嫌なこと書いてあったら信じてしまうけ・・・

か)占いとちがうんよ(笑)

の)読んだらさぁ 逆に元気がでるよ

か)絶対いいこと書いてあるけ読んでみんさいな

の)でも、“西脇さん”の場合はびっくりなこと書かれとる
  かもしれんね!?〈笑)

あ)そうじゃね~っってコラッ!
   そりゃのっちの方じゃろっ!!!

か)ゆぅ~よねぇ~www

あ)マジ「いちごバナナ」に言われたくないわっ!!!(笑)


か)ねえねえ、あ~ちゃんが読み終わったらさぁ~
  みせっこしない!?

の)うん!みたいっ♪!!!

あ)ちょ、ちょっと待って!!
(紙面に目を戻しながら)うへぇ!ヤベえ~これ!!!



* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

〈 総 論 〉

初診報告を終え個人的見識、いや、「思い」となった端書をまとめてみる。
いわば報告したものが上澄み、ここに記すのは上澄みを得るため澱と
なった文目である。
診断の根拠としながらも紙上に書き込めなかった諸相、
自身に内在する心面が映す、彼女たちの内面、心の底を浚うように。
無意識の動機を本人よりもよく知ることが出来ると期待し得たもの、
しばしば直感的感情の動きに引きずられもした。
精神分析とはおこがましく、実際には彼女たちから学ぶべきことが
多かった。
試みは、総じて熟達した医者が心電図を読む要領に近い
未熟である分、想像力で補うほかなかったものもある。

無意識のうちに、自分は「内心に対してではなく彼女たちに向けて
書いている」そのことに気づくのだ。

何か言葉を残したい。


マイナスに閉じていた環(わ)をプラスに開く魔法
メビウスの環
ひとつのねじれで次元の転換が起きる。

イメージが視覚を超える次元がそなわっているように
妄想は脱領域的知の想念がそなわり深遠において
思念(の領域)と交わる術(すべ)となる。

ねじってみなければわからない・・・


Perfume☆

歌声を聞く

根源に立ち帰って考える

耳を澄ます

嘘と真実

光と闇

時間の轍

白い光をなぞって

一緒に星を数える

千年の劫を経ても

虹よ消えるな

七色に輝くウロボロスの輪

星の道しるべ



Perfumeは美しさをともなう
それを「美しい」と形容するのは、人の感情を揺り動かす事が出来るからだ。
Perfumeは幽玄な趣がある
幽玄とは見慣れた日常を見知らぬ世界に変える感性にほかならない。

美とは作られたものでなく
偶然の出来事でしか生まれてこないものかもしれない
幽玄さをたたえる美しさに  どうやら  おそらく関連している

秘密

心に深く浸透し、優艶な薫香を漂わせる彼女たち。
Perfumeを知りたい、分かりたいそんな気持ちは、
彼女たちと自身に内在する
「心にかなうところ」
を見つける行為かもしれない。

あ~ちゃんは 慈愛と気骨
かしゆかは 機知と洞察
のっちは 孤高と気高さ
心性を知る。

見えるものをじっとみていると
見えないものが見えてくる
そこにあるのは嘘っぽい明るさ
を引き裂く溝、奥行きのある暗い
微笑みが境界を朧(おぼろ)にする。

読み解とこうとすると危うい気配がチラつく
読み解とこうとすること自体の危うさを
結論を急がない複眼的な思考をもって
見さだめるとき
光りと影が妙なる和音を奏で身体と感覚をめぐるり
「心にかなうも」のが表出する。

人が生きることの悲しみと滑稽さ、
誰かと心がつながる喜びとその裏にある寂寥。
光と闇の表象は記憶がかたちづくる。
記憶とは過ぎ去ったものではなく、心に刻まれたもの
妄想は身体と密接に結びつく記憶の足跡に他ならない
理解を積み重ねていく足踏みは、影踏み遊びに遷移する。

私は知っている大事な記憶となるのは
案外些細なことであることを

そういう記憶はなぜか泣きたくなる

得もないのに何かを好きになったすべてのものが
そこにあるから

好きになるには力が要る
Perfumeという名の彼女たちに出会って
そんな力が残っていた自分に気づく

嬉しかった

知らないうちに心に下りていた錠を、
Perfumeが外してくれたのだ
それは希望に似ていた

それはわくわくすること・・・そうか

「もう一度、恋をしたのだ」

・・・

その秘密を解き明かしたい
「恋」とは本質を喩えた言葉



ゆきあいの空に

秋の花が咲き始めた・・・

そのむかし
花たちは
風まかせをやめ
色をつけた
そのうち花びらは
小さき訪問者たちの
好きな色を知る
花は誘う
赤になってチョウを
紫になってハチを
それでも
冬の終わりのさびしい季節は
白や黄色になってすべてを歓迎した

花の意思
花よ、なぜに咲きたがる
小さきものよ
なぜに花を求める

彼女たちの意思
・・・
私たちは

「なぜ彼女たちだったのだろう?」



私にとって彼女たちの存在
彼女たちにとって私の存在

熱意に対する深い相互の敬意
透明性の高い存在
名もない支援者
たとえば
Prfumeを眼前に  此処にいる 臨場感  高揚感
はっきりと目にしているのに
簡単に近づく事が許されない遠い世界をみている内心。
その、やるせない感覚。
それでも
観終わったときには、汗にまみれたこぶしを握りしめ
自分が「ここにしかない場所」で立っていることの喜びを
かみしめ横溢するのだ。
「どこにもない場所*」をよすがに・・・

はたして私は滑稽なのだろうか?

"私たち"はこっけいな姿に映るのだろうか?
恋は人を愚かにする、
愚かにさえなれない人は不幸である。

なにが出来るかではなく何がしたいか

努力が願望を強め願望が努力に拍車をかける。

その思いが当事者の生活にどのような変化や、
どのような状況を導き出すのか

すべては「個」のレベルに帰結する。

それを読み替えること(フィードバック)が可能であるか思惟する。
だが意味の御託はカウンセリングの仮面の下での裏切りであり
帰着点のないメトニミー(換喩)にすぎないのかもしれない。

それは他者に伝えるに値するものなのか、
あるいは伝わるものなのか・・・

種はまかれた

人間は他者を通してしか自分の存在を確認できない、
それはまさしく彼女たちPerfumeの思いとかさなる。

無意識の領分に置かれた

"Perfume"が、こっそり近づいてくる。

〈中の巻につづく・・・・〉


前編って、、序章?、、、つーか長すぎる〈苦笑)


*「どこにもない場所」とはユートピア(桃源郷)の語源であり
存在しないものの意である。