2009年9月24日木曜日

P⊿Tホールツアーの終わりに・・・夢酔独言




Perfume直角二等辺三角形
ホールツアー参戦記=夏休みの宿題篇(←いまかよ!)

つか、感想文?

アリーナ公演本格的なリハが始まったようですね。

新曲発表もするんだろうな・・・

ということでホールツアーたくさん行けたので
感じたこと思ったこと、イタイこと、、
いやバカだ、バカだろ?!

書き記しました。

またPerfume症候群が始まったな・・・



夢酔独言

《掌編》

一日中抱っこしてとせがまれた母は言った。

「もう赤ちゃんじゃないんだよ」

すると3歳の綾香は呟いた。

「もう女になっちゃたの?」


何かが終わり、何かが始まる

もう私の世界は崩壊を始めていた。
希望を持つことの儚さ、諦めの肝要を認めて
年月を失った。

自分が今生きて存在する世界はどこなのか
そして自分とはそもそも誰でどのようなものなのか

私は私以外の何者でもない
私は生きている、死を内包しながら、
いつか死ぬということではない
いつも死んでいるのだ
60兆個の細胞の集まり
それぞれに役目を果たし
覚悟の死をとげている

生まれて死ぬ、その戦慄する暗黒に
かすかに輝く光のカケラ
生まれて死ぬ、前に進むため、進化するために

たとえば身体組織のエナメル芽細胞が
純度の高い燐酸カルシウムを分泌し
水晶より硬いエナメル質を作るように
60兆個の細胞が役目を果たすため
宝石に変身する。

何かに触れた・・・

それは自分の世界から切り離した場所、、
自分のエルゴ領域に隠れた何かに気づく

手触りを求めて

風を見るとき
私は風に見られている

地平線を後ろ手に隠して
この道はどこへ通じているのか
自然が自分の魂に何を語りかけているのか

そういうことをいつも考えていた

すると向こうからやって来る
山の頂上や、深い谷、あるいは深海、
そして空の向こう
天空の約束を守る彗星のように

私を素通りし、つかまる速さで逃げてゆく

それは謎の様な気配

五感を全開にした後にくるもの

ああ、ここに戻ってきたのだ。


《 P⊿T 》

わたしはその世界で目を開く

そのすべてがそこにあるから

気がついたら、
遠くにいたはずの彼女たちが
傍らにいる
そして、美しいのである 
その眼差も、呟きも、・・・・

幽明の境をたゆたい
快活で美しい少女の悲しい勇気が
深い感動を結晶させ"Perfume"は創出された。


Take off

緊張感をともないオーディエンスの表情を目の当たりにする
ライブはシビアかつストレートな現場であり最前線である。
そして、
この地上でもっとも現実離れした空間の住処である。

おとぎの世界へ

女神の湛えた視線と向き合う水晶体の質感
脳中枢と末梢神経との優美で深い共同作業
神話のような気配が漂よう流麗なフレーズ
NIGHT FLIGHT

星の遠心力は穏やかになる
空中を散歩しているかのような
幻想の世界
Zero Gravity

音と明滅の絶妙な化合から生まれる心地よい
言の葉を透く光の世界
Speed of Sound

秘密の気配がオンナの萌芽を感じさせる
モダンな知性に勝るエロティシズム
源泉は肉感的な魅力、強い何かを秘めながら
Kiss and Music

音色も雰囲気も一変する。
生々しいリズムが踊りに鈍化され
具象から抽象へ身体性が消滅するパラドックスがおきる
対象の秘める精神性と生命感が複雑な要素を抱えながら
生き生きと満ちる。
気韻生動の感銘が心に刻まれる。
edge (⊿-mix)

欲望を直視するのは怖い
それでも
それは何の偽りの無い私たちの願いにちがいない
ひりつくような、、
I still love U

・・・・・

人間としての自然なありようを大切にした
"MC"


ひとつの物語を紡ぐように綿密に
プログラムは構成され、
正鵠を射た演出が感覚に流れ込む

千のきらめきを帯びて光り輝く
干天の慈雨

彼女たちは私たちを喜ばせたくてライブをする
私たちだって彼女たちを嬉しがらせたいから
ライブに行くんだ。

瞬間的に消えてゆく宿命を共有する私たち

どこか宇宙の底にその記憶を預ける宝石箱が

あるはずだ・・・

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