2008年11月27日木曜日

『我思う、ゆえに、Perfume有り』〈完結篇〉下の巻 2/2




『我思う、ゆえに、Perfume有り』総論〈完結篇〉下の巻 2/2
つづき
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * 
あ~ちゃん
ぁ):送信
《あ~ちゃん》

夢の中の少女がいる
大好きが才能の入り口だった
稚気に富んだ愛らしい微笑み
口に出せない思いを秘め
心が泣いても逃げない
転んでも起き上がり
前に向かって走った
その少女を深い感銘が追いかける

あ~ちゃん・・君は今何処にいる?
・・・

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * 

先):返信 >《あ~ちゃん》
個人的端書 (追記)未整理です。

君を見る機会を得るたびに
なんともいえない愛しさがこみあげる
でも、ケレン味たっぷりでおちゃらける姿、
笑った顔に、思いがけず哀切が滲んだ。
そんな面影を宿すあなたに戸惑う自分いる
まったくもって隅に置けないタイプである。

伝わってくる隠れた本心
あの時代を否定するあ~ちゃん
それは自身が輝いていたと思っていた時代
それを否定されたと感じているのだ。
彼女にとっては遅すぎたブレイク、
「一番輝いていたころに見て欲しかった」
悔しさと悲しみを滲ませる。
「引き返せない距離、無くした宝物」、
活動の成果の乏しさを怨じ煩悶する。
流れた時間を思って呆然とする。

加工された歌声がいつまでも彼女を傷つける
「わたしじゃなくてもかまわないじゃん」
自己の存在の問いかけと、応じていく道筋、
闇は心の深いところで共鳴する。

10億年前の出来事、ミトコンドリア・・・
共生することで我々の祖先は進化する道を開いた

あ~ちゃんに流れたその時間は、道程は、
Perfumeを育み成長させ
同じ時がもうひとつの出来事として道を開いた
その成功が、その喜びが、
超克の糧となる唯一のもの
闇を引き裂く七色のもの
君はもう握っているはずだ

明けそめる朝日の中に咲く
傷ついた孤独な花には、すでに
新しい蕾みが、新しい葉が、
いっぱい育ってる。
悲劇の主人公はもういない。

匂いにこだわるのは健康にこだわる心理が強く
表れたもの、匂いフェチと健康オタクの深層の接点
ワンピースはコンプレックスを包みこむアイテム。
あ~ちゃんの強い母性は妹や弟の成長を長女として
仮の母として世話し見守ってきたところにある。
自由奔放で時に獰猛な気概、負けず嫌い、
内面の激しい情念、
破壊と創造をつかさどるトリックスター的素質。
ブレイクの一翼を担ったのは
あ~ちゃんの思念の強さと断ずる。
ときに思念の強さは予見できない大きなものを動かす
世の中には唯物論だけでは説明のつかない事象が  
聡明なものほど認めてゆく傾向にある。
そこには
女王の威厳と聡明さをたずさえ、けものみちを
闊歩する(ギャンギャン歩く)ミューズの姿がある。
偶然性が意図を超えた造形美を形作るように
思いもかけぬ滋味深さと美しさの煌きを心性に宿す
あ~ちゃんのその卓越した気配は
美の追従者の瞳にファムファタールを幻視させる。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * 

ぁ):送信
歓喜と苦悩の花束

彼女は見つけた
花々に癒される充足感を
「花」それはあ~ちゃん自身。
その奥深い沈黙の中から言い知れぬ
豊かな詩情が生まれる。
君は知っていた「花は暗闇で育つ」ことを
花は陰りと湿りを持って妖艶さを増し、
その香気が花の生命力を養っている。
花々の満ち溢れるような生命を感受する
あなたの霊妙な心性は、あるものを気付かせる
時間の喪失の厚みのなかに、記憶はこっそりと
花束となって満たしてゆくことを・・・・

小さい悲しみはやがて消え
深い哀しみは私を心優しく育て
大きな悲しみは慈しみを教える

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * 

かしゆか
ぁ):送信
《かしゆか》

裂けた雲の隙間から
僅かな陽が射し照らされる
その中に立っている女の子
傷つき負けそうになったとき
溢れそうなものがこぼれ落ちないように
空を見上げ雲の流れに想いをめぐらせる

「撮影の合間にずっと空を見てて・・・」
「 ・・・ 」
「山の方から海の方にぃゆっくりと流れていくんですよ」
彼女は笑った。

輪郭をはみだして溢れ出す白い光が
希望の光となって深遠の闇を照らす

彼女の遥か遠くを見据える瞳は
夢に向かって懸命に反転し遡る翼

雲のむこうの  空の青さを信じる強さ 

かしゆか・・・詩的な美しい微笑みには
       流麗な白い光が見える・・・

先):返信 >《かしゆか》
個人的端書 (追記)未整理です。

君の心象は清々しいくらい"淋しくて"途方にくれる
一見頼りなさげなその姿には現実を手なずける
したたかさと柳に風の、しなやかさが隠れている。
恣意的に映る彼女の瞳の面影は聡明さが宿したもの。
ほんとうの力を持つ人は、自分に自信が無いことを
知っている。
努力を輝きに変え彼女は幾度も脱皮し美しさを増す
変幻自在のアウラ、白い光。

伝わってくる隠れた心情
かしゆかの胸の奥に仕舞った不安はいつまでも消えない。
「私がPerfumeでいいのか?」
かしゆか自身も気付いている、役回り的なところ
二人を補うところ。
Perfumeに対して尽くしている自負が反動という偽自堕落的な
容認を自己に課す。

自分は美しいものに憧れる、それは
自分は美しく生きれていない自覚がどこかにあるのだ。
かしゆかは理想像に現実的な身体性を欠いたキャラを望む。
それは自分で自分を生身の対象として意識したくない現われ
である。恋人に求める理想は抑圧した「本来の自分」への
あこがれや満たされない気持ち。

ジンクスを壊すそれは打破する気概
表情をふわっと緩ませる闊達さ
よく眠るもの~十分な睡眠は身体が受けた刺激を記憶し、
適応力を高める。
少しだけかたむける仕草
印象深いうしろ姿
しなやかさを保ち
しなやかに生きること
あ~ちゃんの様に瀬戸際で踏ん張るタイプとは違い
心身のやわらかさで破綻を免れ、いつの間にか
危機を凌いでる、そこに資質の見事な達成がある。
ばかばかしいことも面白いと思える柔らかな感性
Perfumeに通底する要素、だから"かしゆか"の存在で
興趣を増す。

Perfumeの中で人知れず刻苦精励していた"かしゆか"
そこに至る心の軌跡が十分に理解できる。

自律的な主体(かしゆかの特質)
大胆な変革を成し遂げる才能それは奔放自在な表現力
かしゆかは比類なき完成度をもって新たな視角を打ち立てた
それに触れることは霊妙な解毒作用を得るに似てPerfumeを
桎梏(しっこく)するテーゼという流れを解体していく希望がある。
かしゆか彼女の洗練されつつあるセンシティビティ。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * 

ぁ):送信
詩人かしゆか

彼女の詩篇は裏腹だ、生身の人間よりなまなましく
情感豊かな男女がいる。
男女の機微が主題と勘ぐったが視点の秀逸さが
それを超えて、見るものの視線をどこへどう導こうか
というたくらみまでも、しかと内包している。
ときに視線を誘いながら拒むという蠱惑的戯れ。

〈具象〉

有香:手をにぎってイイ?

男:ええっ!

有香:握手よ。

男:・・・(この小悪魔め)


* * * * * * * * * * * * * * * * * * * 

のっち
ぁ):送信
《のっち》

予測不可能!異常事態発生!!
かしゆか意図的放置 ?!  
ここで"のっち"ようやく事態の収拾に乗り出す。
ハイスピード・ハイテンション、高度な凄腕テクニックで
快調に走りきる、 難関突破の高速運転で事態を収拾、
クールな装い?で颯爽と生還!!!
・・・でも普段は"へんな子ちゃん"

むかしむかし地球の「ある生き物」に地球外の知性が憑依した
それはその生き物に進歩を与え、今の私たちに繋がった。
人類は孤独ではない。
のっち 君はもうPerfumeなんだよ・・・

不可思議さこそ真実
のっちを知ることは途方もなく深遠な余韻に触れる
こと・・・

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * 

先):返信 >《のっち》
個人的端書 (追記)未整理です。

孤高の存在
多感な時期に複雑な深淵をのぞき見る
寂しさを埋め合わせ、自分をなぐさめる術は
思いが真剣であるがゆえに頑なほど危うい
志操堅固の美意識。
それは気高さであり、反面それは怖気づいた
本心を凍てつかせるもの。

素肌のぬくもりと冷たい金属、両者の間には
偶然にも出会せてはならない落差がある。
のっちの冷たくなった手がぬくもりという
手触りを求めても懸命に伸ばしたその手は
それがゆえに虚しく空を切る。

もろくて哀しい孤独感が強靭な美しい輝きとなって
乱反射する。
触れえぬ光が、闇をめぐるもどかしさが、
複数のイメージに己をさらす。
髪を切るのは、妄執する物語の構造を打ち破って、
新しい世界を知りたいという願望なのだ。

神秘的な闇や混沌の世界にとどまる心象は
物語(たとえば漫画、GAME)を求める。
孤独は虚しい世界でないと知っている
透徹した美意識の持ち主。
世間に甘えたような気配はない
世が世なら
唯一無比のアナーキーな社会派になったことだろう。

世の中がそしりきらうことがあっても
彼女はあきらめないだろう、それでも
他人に伝えるに値するものなのか
あるいは伝わるものなのか・・・
やるせない現実に
心がざらつき「想い」に冷たい傷がついて
自分の生をつまらないものに感じた時期
記憶にしまいこんだ喪失の哀しみが
深く遠くに木霊する。

華やかに見える舞台の裏側  
それは情熱の積み重ね
貫いた事で何かを得たはずだ・・・

現実と異世界のはざまで
彼女たちと過ごした時間と空間
存在することの喜びをかみしめた
感情の交感
すべてをかなえようとすると
自由さに戸惑い不安と昂ぶりが去来する
自然とからだはこわばる

自己に潜む凍りつかせた欺きの惨めさが、自分自身に
Perfumeと言う聖域に侵入することを拒ませる。
そういった根底の自己否定は、自分の役割を最大限果たす  
ために、自分を出来るだけ「ゼロ」に近い存在に還元して
おきたいという心理となってはたらく。
それは恬淡な態度となって滲み出る。
それでも承認願望というもうひとつの本音が、その反動と
なってライヴで生き昇華するのである。
Perfumeをいつまでも想い、つまでも憧れる"のっち"の
本質がここにある。

目尻を下げて笑う顔
口元を開き目をクリンとしながら
微笑む仕草
頬に手を添える仕草
恵まれたしなやかさを持つ肢体

自分が「ここにしかない空間」であったものが
すでに「どこにもない場所」となったとき
つねに新しい地点に立つことを望まれる宿命。

あなたはそんなことはしなくてよい、
それはあなたにはさせない
・・・それでも彼女は還ってくる

もう二十歳になるね大人とは"自分の意思で変化を起こせる"
成長があったこと。
のっちはその境界線を越えるかもしれないし
すでにいま超えたところにいるのかもしれない。

そこに乗り込み、世界を感じるのは私たちなのだ。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * 

ぁ):送信
3人合わせてPerfumeですっ!!!

冷たい月明かり
青白く冷たいのは
月は孤独だからだ

彼女はほしを見ている。
月にひとり立ち虚空の遥か青く輝く
地球(ほし)を見ている
宇宙に"ぽっかり"といるような
むきだしの孤独感
唯一の存在  
わたしはわたしの生をいきる
凍てついた天使は呟いた

彼女は海に向かう
自分の足で立ち、自分の一歩を踏み出す
ために。
宇宙の生活で無重力に慣れた身体は
地球に戻ったときリハビリが必要なのだ。

まだ潮騒の音は聞こえなかった

はじめて見る海の色

気づいて欲しい
群青の拡がりが、世界の風景が
信じられる世界が、そこにあることに

////のっち独白////

世間に、おもねるつもりはさらさらない
怖気づきながら、、無我夢中で  
ステージに立った  ・・・

忘れていた温かさがそこにあった
いつから私と一緒だったのか?
いつのまにか涙があふれた、
そのときはじめて、二人がぎゅっと
私を抱きしめているのに気づいた。


~~すべての人に~~

つらい気持ちを大切にして生きる  
あなただけでしか生きられない
あなたの人生、それでも、
あなたの愛情と同じところにある
あなたに寄り添ってくれるもの
それが Perfume 。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


僕らに時間は
いくらでもある
素晴らしい愛に触れる
そんな時間は
いくらでもある
この愛さえあれば
ほかにないもいらない
生きていくうちに
僕らは気づく
この世の悩みなど
捨て去ったことを

僕らに時間は
いくらでもある

この愛だけが
僕らの大切なもの

愛さえあれば

We Have All the Time in the World より対訳
お薦めVer

http://jp.youtube.com/watch?v=9jRt1uboNqM
(Time 3:28まで)
http://jp.youtube.com/watch?v=wy97lOwvECs&feature=related
http://jp.youtube.com/watch?v=1fajvqa50Jc



* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 

長い旅の涯 最終地点「そのとき」を想っていた・・・・

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

202□年5月産後まもない吉日
(某産院にて)母:あ~ちゃん

息)
おかあさーん、、
わあぁ!
母)ほら新しい妹だよ
息)寝てるの?
母)そうまだ目が見えないのよ
息)"ひな"よりちっちゃい手~
母)そうだね
ひなと一緒に守ってあげるんよ
お兄ちゃんなんだから
息)うん

娘)おかあひぁ~ん
息)あ、"ひな"がきた
娘)わあ~赤ちゃんだ
母)妹だよ
娘)ひなは「おねいちゃん」になったの?
母)そうだよ
娘)かあわいい
母)"ひな"はちゃんとお世話できるかな?
娘)できるもん!

息)お名前は?
母)
「はな」、、 はなちゃんですよろしくね!
おかあさん夏になったら1ヶ月海外いっちゃうけど
おばあちゃんといっしょに留守御願いね?
しゅん(コク)、ひな(コクリ)、

息)フランスに住んでる「ゆかおばさん」とこ行くの?
母)
そう「のっちおばさん」と一緒にね、3人で
ヨーロッパのフェスに出るのよ、招待されてるから
息)
そう!となりのたかし君のパパがねPerfumeかっけえー!って
日本の誇りだって言ってたよ。

母)びっくりじゃね(笑)
息)ぱふゅ~むってほんとにおかあさんたちのことなの?
母)ほかにはおらんねえw
息)
でものっちおばさんって会社の社長さんでしょ?
母)
そうよ、レーベルっていって音楽やる人の応援をするの
今度行くドイツやフランスにも展開してるのよ、、
ちょっと難しかったかな?

息)ふ~ん、、で~もぉママはぁす・ご・いぃ♪かっこいい♪す・ご・いぃ♪ (edge)
母)
シーッ!静かに、起きちゃうから(笑)

・・・もう20年近くたったんだ、   
 
そう、あれから10年になるんね・・・

みんな、 あ り が と う、 今幸せです。

(あ~ちゃんは窓越しに広がる青い空をじっと見つめています。)

 L'AMOUR EST BLEU ヴィッキー・レアンドロス
↓リンク
http://jp.youtube.com/watch?v=bWhiuP_YNy8&feature=related

Fin
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

『我思う、ゆえに、Perfume有り』総論〈完結〉 下の巻1/2




ひっぱり続けた『我思う、ゆえに、Perfume有り』誤字脱字上等!
やっと完結します。ネタふりじゃありません本当です(笑)

なるべく書き散らしたネタに決着を試みましたゆえ、記録的な
長~~い駄文となりました。
お蔭で文字制限に引っかかり分割しました〈苦笑)
ですがビビらず何卒最後まで読んでみてください。
1日10行ノルマみたいな(笑)
文章を読むことは活字となった誰かとの対話の中で自分自身と
対話することです。けっして無駄にならない・・・と祈る思いです(笑)

最後の最後、エンディングに用意した曲L'AMOUR EST BLEUは
いろんな意味で原点です。
聴きんさいよ!(←あ~ちゃん またウソだw)

武道館の2日間は一生心に残るものでした。
今までお読みくださった方にもお会いできました。
また代々木で会えますね、きっと、土日じゃけ!!
そして
少しでも立ち寄りお眼に触れていただいた方たち
にも感謝いたします。

「Dream Fighter」そして「願い」秀逸です、この2曲は時を経て
心に残る楽曲になるでしょう、それはオリコン1位以上の価値を
持つということです。

とにかくPerfumeの妄想は楽しいです!
そういった意味では今後も果てしなく続きそうです。

そして本編

『我思う、ゆえに、Perfume有り』 総 論 〈完結篇〉 下の巻1/2

下の巻 1/2(完結)

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 
(お茶とも話 2/2~メール編) そして長い旅の涯「そのとき」


君の特別になれなくても
あたしの特別はひとつだけ

「おいしいレシピ」より

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * 

ぁ)
さてのっちの名前が出たとなると
かしゆか、あ~ちゃんについて語りたいですね
先)
じゃその前にBEE-HIVEカメラの彼女たちについて少し、、
この寮の様子は一生懸命だった彼女たちの内心をいかばかりか
知り得ることができる貴重な足跡でした。
ぁ)
おかげで彼女たちの成長をみる機会が得られたわけです。
表情や仕草、カメラを意識はしているがそれぞれの
アプローチの違いがつぶさに見て取れて、3人3様の
陰影豊かで重厚な内実が透かされていく印象がある。

先)
それは光と影が織り成すドラマといっていい
彼女たちが、自分の内部と、自分を取り巻く世界と
どう対峙し、何を感じたり、考えたりしながら
大人に近づいたか、はしなくも露呈することになる
見通しの利かない不安、笑顔の裏の心寂しさまで映し出す
静かな戦いの記録と位置付けます。

過去に戻るためには、
「あなたは一度そこにいたことがなければならない」
過去とはそもそも現在との相互作用の不断の過程であり、
そういった現在と過去の間にある尽きることのない自己の
対話をもたらします。
そういった関係性のつながりが今を語る上でBEE-HIVEカメラの
見逃せない点です。
彼女たちの過去を振り返るときそこにBE-HIVEカメラがある
そこに映し出された過去の事実、追憶の脚色を排除した世界
心象や内心を探るには図らずも都合の良い条件が揃ってる。
ぁ)
都合の良い条件?
先)
彼女たちの場合は特定の"誰"でもなくカメラに向かっている
それは一方通行、独り芝居、相互作用がないのです。
ぁ)
流行(はやり)のインタラクティヴじゃないw
先)
ひとりでカメラに対峙した場合、内面の思惟純度は高まる。
不特定多数を想定しつつも響くのは自分の言葉のみです。
話を続けるには自己との対話が必要となります。
複数の絡みであっても意識する視点はカメラです。
心象を探るなら単独よりも冴えた反応が抽出できる。

たとえばあたるさんと私は"1分前"と"今"とでは違っています
いま、目の前で話してるあたるさんの影響も受けて、刻一刻移り
変わっている心情が私の中にある、そういった相互影響による
偏在化がないと言ったらわかりやすいでしょう。
で、我々の視点がひねくれてる
あたるさんも私も心象における影や闇に着目しますよね
私は職業柄ですがwww
ぁ)
執拗に闇を問うのは自分の中のなにかしら"さめざめとした冷たい部分"が
あるからなのかも知れません。
ただ単に共鳴を求めたいのか・・いやPerfumeにそれを感じたからなのか
はっきりとはわかりません
ただ答えを知りたいなら表面をなぞってもダメだなって・・・

先)
Perfumeの到達した世界は音楽性だけで語れない様々な"凄さ"を魅せつけます。
Perfumeと邂逅しそれを嗅ぎつけるのはやわらかな感性を持つ人たちです。
Perfumeが生まれ持ったというべき「感性のやわらかさ、しなやかさ」が
双方に共鳴を与え、その"凄さ"を育んだに違いない、、
それは光の中だけでなく闇のなかで育んだものでもある。
闇を知れば彼女たちの甲高い笑い声が心象の中で呻吟に変容する。

プラトンの影に囚われる「洞窟の比喩」というのがある。
現実の世界とは切り離され独自のルールで成立している世界
それは、我々の信じている日常的な世界の風景が単なる
フィクションにすぎないという示唆として捉える事も出来る。
Perfumeの表象を眼前の世界とするか、まやかしの世界とするかは、
さておき
・・・話がシリアスになりましたね。
ぁ)
シリアス賛成です。
「洞窟の比喩」ですか・・・
私の理解は、、始めはこうでした。
オレは物事を一元的に捉え自らの狭量な経験を相対化し
評価を下すことに慣れすぎていたんじゃないか?
均一的幸福感のイメージだけが増殖する世界に
知らず知らず生かされ、とらわれない魂の本質から
どんどんはぐれていたんじゃないのか?!

光りや色にとらわれて影を無視してきた
現実から逃避して、自己実現は空想の世界で
いわば何かの埋め合わせ的に自我と対峙する。
ところがPerfumeは全体をひっくり返す、、、
影と思ってたものが実存という逆転・・・
彼女たちの一つひとつが心に響く。
それは五感を開き、外界との感応を通して心象を
描くからにほかならない。
迷宮の中を彷徨っているような酩酊感を経て
心の調弦がなされたとき、やっと気付くんです
虚構の上にさらなる真実が見えることに、
そのパラドックスに。
Perfumeは私のおぼろな深層に沈む欲望にきわめて
正確な表象として立ち現われた。

彼女たちに出会い、応援し、ブレイクを確信したとき 
彼女たちの夢が叶う武道館でボロボロ泣いた
その涙は、自分が救われた涙でした。
「価値のあるものなんて何もない
心から何かを信じるということが
私はかつてなかったし
これからもないだろう・・・」
そう思っていた。
それに応えてくれたのは彼女たちでした。
一番救われているのは私自身だった。
愛の純粋性という命脈に触れこの3人を大切にしたい
素直にそう思った。その心性を宿す事は
Perfumeが聖なるものとして映ることである
葛藤しながらも、私はうなづいた。
凍てつき澄みきった空気のような答えがここにある。

でもそれは狂人の神話であり単なる幻想に過ぎないと
笑われるかも知れない。
だが人間は生きていく上で物語を必要とする。
困った事があるとすれば神話や幻想が独り歩きし、
他者の自由な見方を阻害したり、目を曇らせたりする
ことだけだ・・・
私にとってPerfumeは事象の地平面のあらざる向こう側に
誘(いざな)ってくれる幽玄な存在となっている。

先)
・・・・
重いですね、独白と受け取っても否定できないからなおさらです。
ある無垢さに包まれてこそ、人は自からの持つ自然治癒力
を発揮できるものです。
Perfumeは詩篇の余白(沈黙)に似て己の心性に捉えるもの
であると同時に深遠な哲学的命題を解き明かす鍵を持っている
気がします。

では話をもどしましょう。
3人を語る上でざっくり本質を語るなら、
あ~ちゃんの『歌姫としてのジレンマ』
かしゆかの『感性のマニエリスム』
のっちの『理想という名のパラドックス』
総体Perfumeの『脱構築的素養』
こうなります。

看)トン、トン、  先生 ・・・
先)あれ、もう時間?
これからというのに・・・早いな。
ぁ)残念です、メールしますね、続きをやりましょう。
先)いいですね、なるべく短めにね
ぁ)それは約束できませんねww
先生も如何せん長いでしょ(笑)


* * * * * * * * * * * * * * * * * * * 

つづく

2008年11月12日水曜日

MUSIC JAPAN観覧  2008.11.10 行って来たにょ~(デジこ)




11月10日、先日の武道館連夜の残り香がまだ漂うなか
スーパーさんを誘ってNHKホールにMUSIC JAPANの
観覧に行ってきました!
放送は木曜11月13日、20日、27日の3回に分けて放送されます。

のどが痛かった、武道館のせいと思ったら頭が重く
熱っぽい、たぶん一番弱ってた喉にかぜウィルスが
襲撃をしたらしい・・

今日は叫べない、静かにしている・・・
スーパーさんにそっと伝えた。

16組?くらい
大体こんな感じ(凄くテキトー)

ORANGE RANGE、GIRL NEXT DOOR、Perfume(ltw)、w-inds、ノースリーブス、Berryz工房、ガゼット、リュウシウォン、アラン、CHEMISTRY、ゴスペラーズ、平原綾香、Perfume(DF)、琉球ディスコ、青山テルマ、、、SPEED

最初の番組宣伝の画像でPerfumeが映し出されると
一番ざわめいていた(以外でした・・けど嬉しい!)
で、
Perfumeは別格扱い?!Perfumeだけ2曲あいだをおいて
披露1!!

もちろん

love the world

Dream Fighter

DFは難しそうな(全部だけどw)最初のフリ45秒を注目!

あ~ちゃんがちょっとミスった(笑)
のっちと違って顔に出しちゃうから分かるwww

3階席の前の真ん中辺でした、ちょっと遠かった。
でも左斜め上でヲタ芸が見れた(笑)
隣の通路側が空席だったので移動そしてPerfume登場のとき
ニヒル?に沈黙していた自分はおもむろにスタンディングそして
WOW!雄たけび、そして
あ~ちぁゃん!!!、のっちぃ~!!!、かしゆか~!!!
いきなりうるさくして、回りをびっくりさせてしまいました、
ゴメンナサイ!

あれ?!そうです(笑)
のどが痛かったはずでした、でも気付けばパブロフさんの犬と同じだった。

そういえばオレンジTがちらほらいました。

NHKネタもうひとつ。

NHK連続テレビ小説「つばさ」の舞台・小江戸川越
もう10月からロケが始まってるらしい。

近所なのに迂闊でした!!!

多部未華子(たべ みかこ)しゃん(19歳)
急襲して写メゲットして握手してもらうぞ!!!
無理かな?

エキストラ募集しないかな・・・

ヤバイ辛くなってきた、明日絶対休めないし・・・寝よ

BUDOUKaaaaaaaaaaN!!!!!☆ななめからレポ!!!☆




日記そのままコミュに載せちゃった!みんなに無理やり読ませちゃる!(笑)

BUDOUKaaaaaaaaaaN!!!!!初日そして千秋楽w

サウスウェスト
ちゃあぽんとお母さんそしてイケメンたかしげ君とおばあちゃん、
そうそうのっちママも、
いつもながらゆかママさんが同定できない・・・
この2日間の武道館は我々の世界の中心になる.、アリーナにて叫ぶ
ぶどうかーーーーーーん!!!!
初日開演直前の叫び声お許しを(苦笑)

3階席のあたりになると微かにか霞んだ空気感さえある、
いや確かに霞んでいた。
それは機械仕掛けの作用だけではなかった
それは人の吐息が熱気をともなって陽炎となっていたに違いない。
ということは3階から見下ろした我々もそのようなものに包まれていたのだ。

湧き上がる血に問う、
私達(自己)が彼女達に求めているものは何なのだろう?
楚々とした仕草に天然爆裂そして四打ちのタイトなリズムの渦で
コレオグラフィックなダンスパフォーマンス
巧緻な表現と脳髄からつま先まで響き渡る振動に心は躍動し共鳴する。
こたえはひとつじゃない・・・・

彼女たちの意見を反映しながら熱意あるスタッフが工夫を凝らし、
Perfume彼女たちが具現化する。

ほんとうに大切なものを知り、それを守ろうとする人の心の美しさで
成立している

それはこんなにもスゴイことなのだと改めて思う。
我々誰もが立会人なのかも知れない

日本武道館・・・Perfumeとともに我々が作り出す世界。


自己紹介します!
かしゆかです!あ~ちゃんです!のっちです!!
3人合わせてPerfumeですっ!!!
日本武道館天蓋いっぱいに響きわたるその声はファンの声と溶け合い
夢を実現した瞬間そのものだった。

千秋楽、エレワの後のMC・・・頭上に日の丸・・ 
スサノウがあ~ちゃんに降臨する。 
君が代を歌いだす、沁みついたもの、後を追うように合唱が木霊する
ラストの1行、、惜しいよあ~ちゃん!(笑)

あ~ちゃんお母さんの宝物『思い出BOX』それは門外不出、
娘にに支給されたツアーTやタオル、グッズ類
一度仕舞われたら開ける事さえ許されない、娘と言えども・・・
あ「あのTシャツえ~わぁ」 ゆ「もらっとるじゃろ」
スタッフのみなさんグッズは余分にあげてね!(笑)

Take me Take meは双眼鏡30倍ズームで
俄然綾香ときにのっちいっしょにゆかちゃん
あ~ちゃんのカバ肌は見えないwつるつるの美肌でした。

深いお辞儀、Perfume心の姿勢

のっちの指はソーセージ(ウィンナー)本人は残念顔で
言うけれどチャームな指じゃなくて何なの?って伝えたい。
それにしてもセクシーになりました、もう立派に"女性"です。
解禁したビールのせいか?(笑)
あ、でもあ~ちゃんとのお約束、大本助手を彷彿とさせるやり取りは
やっぱ"のっち"なんだ。

私は魅入った、かしゆかの美質がその所作をともなって表面に開花したのを、
また一段と可憐になった彼女を武道館で確かめる事が出来た。
Perfumeの要、彼女の陰のリード、フォローがあって奇蹟のユニットとなる。
利発さは彼女の表に出さない努力が結実したもの。惚れそうだ・・・

あ~ちゃんは叫ぶ。
"Perfume"に、家族に、スタッフに、そして一番大切な私たちファンに。
BUDOUKaaaaaaaaaaN!!!!! 大きな声で、
ひとつの大きな夢をかなえた。
でも
手拍子を求めて近づいてくるあ~ちゃんの
ちょっぴり不安を秘めた"はにかんだ"優しいまなざしは
あのころとちっとも変っていなかった、
それが我々には一番嬉しい贈り物、彼女は知っている、
一番大切なものを・・・

あ「ヤバくないですかぁ!」
観衆「ヤバーーいっ!」

あ「カワいくないですかぁ!」
観衆「カワいーーいっ!」
・・・
中田さんは、どれにも反応しなかったのだろうか?
あたりまえか(笑)

私も負けずに叫びましたよ照明の談で「松井さ~ん!!!」
ひと笑い取りました(←気のせいじゃろ!)
(松井さんって照明担当の方で女性です)

学生、中学生もちろんJKも(サンストリベンジw)
代々木ではもっと増えてるに違いない!

コミュで他の方もおしゃってましたがやっぱりですね
GAMEツアーVerと異なる『Butterfly』のPV
お着替えタイムに流されたあの秀逸でセクシーなシャドーダンスの
フラッシングカット!!!カッケええ!!!!
これ絶対!次回の初回特典DVDに入れるべき!
ライヴ限定ではもったいなすぎる至宝レベルです。

とにかく2日目はとめどなく涙がこぼれ落ちた
なぜかは今でもわからない

武道館の2日間が終わった。

新しい明日が来る。


余談
かしゆか?いえいえ「ちなゆか」って呼ばれちゃってます!
7日武道館前で記念に撮らせていただきました。

http://allabout.co.jp/entertainment/technopop/closeup/CU20080513A/

当方2日目は1階席東でした。
正面西1階席にマイミクさん2人がいらしたので
西アングル確認に遠征w
挨拶がてら昨日はあそこの最前にパフュ親族の方々が・・
今日はまだ着てないみたいですね、、何て話して帰ろうとしたら
自分の目の前にさっと一団が入ってきた、ああカウントダウンライヴの
デジャヴか?!キター!!!
気付いたらあ~ちゃんご家族と一団(といっても最後尾)となってた
おれこのまま家族になりて~内心叫びました。

少し通路を歩いてすぐ座席ステップへ自分は足をとめ佇みました。
座席のある階段中ほどでオレンジT2人が挨拶して"ちゃあぽん"を引きとめた。
こりゃ行くっきゃない、係りの人だってそばにいた、でも行っちゃうねオレ
二人の挨拶が終わるか終わらない内に
笑みを湛え(たつもり)「握手いいですか?」
ああ、こんに愛らしかったか・・・、「今度出るCD『Ordinary Venus』買いますね」
彩華「はい、よろしくおねがいします。」
両手でぎゅっと握り締めてくれるので自分も両手で握り返した!
さすがアイドルじゃ!
そして綾香と遺伝子を分け合った姉妹じゃ、この謙虚さとクリンとした優しい瞳は
あ~ちゃん譲りでした。


『Ordinary Venus』
あ~ちゃん(Perfume)の妹、Cha-ponが参加するエレクトロ・カバー作品。  
http://dm.tower.jp/r/c.do?USl_2b2M_1aj_jeq