


『我思う、ゆえに、Perfume有り』総論〈完結篇〉下の巻 2/2
つづき
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あ~ちゃん
ぁ):送信
《あ~ちゃん》
夢の中の少女がいる
大好きが才能の入り口だった
稚気に富んだ愛らしい微笑み
口に出せない思いを秘め
心が泣いても逃げない
転んでも起き上がり
前に向かって走った
その少女を深い感銘が追いかける
あ~ちゃん・・君は今何処にいる?
・・・
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先):返信 >《あ~ちゃん》
個人的端書 (追記)未整理です。
君を見る機会を得るたびに
なんともいえない愛しさがこみあげる
でも、ケレン味たっぷりでおちゃらける姿、
笑った顔に、思いがけず哀切が滲んだ。
そんな面影を宿すあなたに戸惑う自分いる
まったくもって隅に置けないタイプである。
伝わってくる隠れた本心
あの時代を否定するあ~ちゃん
それは自身が輝いていたと思っていた時代
それを否定されたと感じているのだ。
彼女にとっては遅すぎたブレイク、
「一番輝いていたころに見て欲しかった」
悔しさと悲しみを滲ませる。
「引き返せない距離、無くした宝物」、
活動の成果の乏しさを怨じ煩悶する。
流れた時間を思って呆然とする。
加工された歌声がいつまでも彼女を傷つける
「わたしじゃなくてもかまわないじゃん」
自己の存在の問いかけと、応じていく道筋、
闇は心の深いところで共鳴する。
10億年前の出来事、ミトコンドリア・・・
共生することで我々の祖先は進化する道を開いた
あ~ちゃんに流れたその時間は、道程は、
Perfumeを育み成長させ
同じ時がもうひとつの出来事として道を開いた
その成功が、その喜びが、
超克の糧となる唯一のもの
闇を引き裂く七色のもの
君はもう握っているはずだ
明けそめる朝日の中に咲く
傷ついた孤独な花には、すでに
新しい蕾みが、新しい葉が、
いっぱい育ってる。
悲劇の主人公はもういない。
匂いにこだわるのは健康にこだわる心理が強く
表れたもの、匂いフェチと健康オタクの深層の接点
ワンピースはコンプレックスを包みこむアイテム。
あ~ちゃんの強い母性は妹や弟の成長を長女として
仮の母として世話し見守ってきたところにある。
自由奔放で時に獰猛な気概、負けず嫌い、
内面の激しい情念、
破壊と創造をつかさどるトリックスター的素質。
ブレイクの一翼を担ったのは
あ~ちゃんの思念の強さと断ずる。
ときに思念の強さは予見できない大きなものを動かす
世の中には唯物論だけでは説明のつかない事象が
聡明なものほど認めてゆく傾向にある。
そこには
女王の威厳と聡明さをたずさえ、けものみちを
闊歩する(ギャンギャン歩く)ミューズの姿がある。
偶然性が意図を超えた造形美を形作るように
思いもかけぬ滋味深さと美しさの煌きを心性に宿す
あ~ちゃんのその卓越した気配は
美の追従者の瞳にファムファタールを幻視させる。
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ぁ):送信
歓喜と苦悩の花束
彼女は見つけた
花々に癒される充足感を
「花」それはあ~ちゃん自身。
その奥深い沈黙の中から言い知れぬ
豊かな詩情が生まれる。
君は知っていた「花は暗闇で育つ」ことを
花は陰りと湿りを持って妖艶さを増し、
その香気が花の生命力を養っている。
花々の満ち溢れるような生命を感受する
あなたの霊妙な心性は、あるものを気付かせる
時間の喪失の厚みのなかに、記憶はこっそりと
花束となって満たしてゆくことを・・・・
小さい悲しみはやがて消え
深い哀しみは私を心優しく育て
大きな悲しみは慈しみを教える
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かしゆか
ぁ):送信
《かしゆか》
裂けた雲の隙間から
僅かな陽が射し照らされる
その中に立っている女の子
傷つき負けそうになったとき
溢れそうなものがこぼれ落ちないように
空を見上げ雲の流れに想いをめぐらせる
「撮影の合間にずっと空を見てて・・・」
「 ・・・ 」
「山の方から海の方にぃゆっくりと流れていくんですよ」
彼女は笑った。
輪郭をはみだして溢れ出す白い光が
希望の光となって深遠の闇を照らす
彼女の遥か遠くを見据える瞳は
夢に向かって懸命に反転し遡る翼
雲のむこうの 空の青さを信じる強さ
かしゆか・・・詩的な美しい微笑みには
流麗な白い光が見える・・・
先):返信 >《かしゆか》
個人的端書 (追記)未整理です。
君の心象は清々しいくらい"淋しくて"途方にくれる
一見頼りなさげなその姿には現実を手なずける
したたかさと柳に風の、しなやかさが隠れている。
恣意的に映る彼女の瞳の面影は聡明さが宿したもの。
ほんとうの力を持つ人は、自分に自信が無いことを
知っている。
努力を輝きに変え彼女は幾度も脱皮し美しさを増す
変幻自在のアウラ、白い光。
伝わってくる隠れた心情
かしゆかの胸の奥に仕舞った不安はいつまでも消えない。
「私がPerfumeでいいのか?」
かしゆか自身も気付いている、役回り的なところ
二人を補うところ。
Perfumeに対して尽くしている自負が反動という偽自堕落的な
容認を自己に課す。
自分は美しいものに憧れる、それは
自分は美しく生きれていない自覚がどこかにあるのだ。
かしゆかは理想像に現実的な身体性を欠いたキャラを望む。
それは自分で自分を生身の対象として意識したくない現われ
である。恋人に求める理想は抑圧した「本来の自分」への
あこがれや満たされない気持ち。
ジンクスを壊すそれは打破する気概
表情をふわっと緩ませる闊達さ
よく眠るもの~十分な睡眠は身体が受けた刺激を記憶し、
適応力を高める。
少しだけかたむける仕草
印象深いうしろ姿
しなやかさを保ち
しなやかに生きること
あ~ちゃんの様に瀬戸際で踏ん張るタイプとは違い
心身のやわらかさで破綻を免れ、いつの間にか
危機を凌いでる、そこに資質の見事な達成がある。
ばかばかしいことも面白いと思える柔らかな感性
Perfumeに通底する要素、だから"かしゆか"の存在で
興趣を増す。
Perfumeの中で人知れず刻苦精励していた"かしゆか"
そこに至る心の軌跡が十分に理解できる。
自律的な主体(かしゆかの特質)
大胆な変革を成し遂げる才能それは奔放自在な表現力
かしゆかは比類なき完成度をもって新たな視角を打ち立てた
それに触れることは霊妙な解毒作用を得るに似てPerfumeを
桎梏(しっこく)するテーゼという流れを解体していく希望がある。
かしゆか彼女の洗練されつつあるセンシティビティ。
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ぁ):送信
詩人かしゆか
彼女の詩篇は裏腹だ、生身の人間よりなまなましく
情感豊かな男女がいる。
男女の機微が主題と勘ぐったが視点の秀逸さが
それを超えて、見るものの視線をどこへどう導こうか
というたくらみまでも、しかと内包している。
ときに視線を誘いながら拒むという蠱惑的戯れ。
〈具象〉
有香:手をにぎってイイ?
男:ええっ!
有香:握手よ。
男:・・・(この小悪魔め)
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のっち
ぁ):送信
《のっち》
予測不可能!異常事態発生!!
かしゆか意図的放置 ?!
ここで"のっち"ようやく事態の収拾に乗り出す。
ハイスピード・ハイテンション、高度な凄腕テクニックで
快調に走りきる、 難関突破の高速運転で事態を収拾、
クールな装い?で颯爽と生還!!!
・・・でも普段は"へんな子ちゃん"
むかしむかし地球の「ある生き物」に地球外の知性が憑依した
それはその生き物に進歩を与え、今の私たちに繋がった。
人類は孤独ではない。
のっち 君はもうPerfumeなんだよ・・・
不可思議さこそ真実
のっちを知ることは途方もなく深遠な余韻に触れる
こと・・・
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先):返信 >《のっち》
個人的端書 (追記)未整理です。
孤高の存在
多感な時期に複雑な深淵をのぞき見る
寂しさを埋め合わせ、自分をなぐさめる術は
思いが真剣であるがゆえに頑なほど危うい
志操堅固の美意識。
それは気高さであり、反面それは怖気づいた
本心を凍てつかせるもの。
素肌のぬくもりと冷たい金属、両者の間には
偶然にも出会せてはならない落差がある。
のっちの冷たくなった手がぬくもりという
手触りを求めても懸命に伸ばしたその手は
それがゆえに虚しく空を切る。
もろくて哀しい孤独感が強靭な美しい輝きとなって
乱反射する。
触れえぬ光が、闇をめぐるもどかしさが、
複数のイメージに己をさらす。
髪を切るのは、妄執する物語の構造を打ち破って、
新しい世界を知りたいという願望なのだ。
神秘的な闇や混沌の世界にとどまる心象は
物語(たとえば漫画、GAME)を求める。
孤独は虚しい世界でないと知っている
透徹した美意識の持ち主。
世間に甘えたような気配はない
世が世なら
唯一無比のアナーキーな社会派になったことだろう。
世の中がそしりきらうことがあっても
彼女はあきらめないだろう、それでも
他人に伝えるに値するものなのか
あるいは伝わるものなのか・・・
やるせない現実に
心がざらつき「想い」に冷たい傷がついて
自分の生をつまらないものに感じた時期
記憶にしまいこんだ喪失の哀しみが
深く遠くに木霊する。
華やかに見える舞台の裏側
それは情熱の積み重ね
貫いた事で何かを得たはずだ・・・
現実と異世界のはざまで
彼女たちと過ごした時間と空間
存在することの喜びをかみしめた
感情の交感
すべてをかなえようとすると
自由さに戸惑い不安と昂ぶりが去来する
自然とからだはこわばる
自己に潜む凍りつかせた欺きの惨めさが、自分自身に
Perfumeと言う聖域に侵入することを拒ませる。
そういった根底の自己否定は、自分の役割を最大限果たす
ために、自分を出来るだけ「ゼロ」に近い存在に還元して
おきたいという心理となってはたらく。
それは恬淡な態度となって滲み出る。
それでも承認願望というもうひとつの本音が、その反動と
なってライヴで生き昇華するのである。
Perfumeをいつまでも想い、つまでも憧れる"のっち"の
本質がここにある。
目尻を下げて笑う顔
口元を開き目をクリンとしながら
微笑む仕草
頬に手を添える仕草
恵まれたしなやかさを持つ肢体
自分が「ここにしかない空間」であったものが
すでに「どこにもない場所」となったとき
つねに新しい地点に立つことを望まれる宿命。
あなたはそんなことはしなくてよい、
それはあなたにはさせない
・・・それでも彼女は還ってくる
もう二十歳になるね大人とは"自分の意思で変化を起こせる"
成長があったこと。
のっちはその境界線を越えるかもしれないし
すでにいま超えたところにいるのかもしれない。
そこに乗り込み、世界を感じるのは私たちなのだ。
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ぁ):送信
3人合わせてPerfumeですっ!!!
冷たい月明かり
青白く冷たいのは
月は孤独だからだ
彼女はほしを見ている。
月にひとり立ち虚空の遥か青く輝く
地球(ほし)を見ている
宇宙に"ぽっかり"といるような
むきだしの孤独感
唯一の存在
わたしはわたしの生をいきる
凍てついた天使は呟いた
彼女は海に向かう
自分の足で立ち、自分の一歩を踏み出す
ために。
宇宙の生活で無重力に慣れた身体は
地球に戻ったときリハビリが必要なのだ。
まだ潮騒の音は聞こえなかった
はじめて見る海の色
気づいて欲しい
群青の拡がりが、世界の風景が
信じられる世界が、そこにあることに
////のっち独白////
世間に、おもねるつもりはさらさらない
怖気づきながら、、無我夢中で
ステージに立った ・・・
忘れていた温かさがそこにあった
いつから私と一緒だったのか?
いつのまにか涙があふれた、
そのときはじめて、二人がぎゅっと
私を抱きしめているのに気づいた。
~~すべての人に~~
つらい気持ちを大切にして生きる
あなただけでしか生きられない
あなたの人生、それでも、
あなたの愛情と同じところにある
あなたに寄り添ってくれるもの
それが Perfume 。
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僕らに時間は
いくらでもある
素晴らしい愛に触れる
そんな時間は
いくらでもある
この愛さえあれば
ほかにないもいらない
生きていくうちに
僕らは気づく
この世の悩みなど
捨て去ったことを
僕らに時間は
いくらでもある
この愛だけが
僕らの大切なもの
愛さえあれば
We Have All the Time in the World より対訳
お薦めVer
↓
http://jp.youtube.com/watch?v=9jRt1uboNqM
(Time 3:28まで)
http://jp.youtube.com/watch?v=wy97lOwvECs&feature=related
http://jp.youtube.com/watch?v=1fajvqa50Jc
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長い旅の涯 最終地点「そのとき」を想っていた・・・・
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202□年5月産後まもない吉日
(某産院にて)母:あ~ちゃん
息)
おかあさーん、、
わあぁ!
母)ほら新しい妹だよ
息)寝てるの?
母)そうまだ目が見えないのよ
息)"ひな"よりちっちゃい手~
母)そうだね
ひなと一緒に守ってあげるんよ
お兄ちゃんなんだから
息)うん
娘)おかあひぁ~ん
息)あ、"ひな"がきた
娘)わあ~赤ちゃんだ
母)妹だよ
娘)ひなは「おねいちゃん」になったの?
母)そうだよ
娘)かあわいい
母)"ひな"はちゃんとお世話できるかな?
娘)できるもん!
息)お名前は?
母)
「はな」、、 はなちゃんですよろしくね!
おかあさん夏になったら1ヶ月海外いっちゃうけど
おばあちゃんといっしょに留守御願いね?
しゅん(コク)、ひな(コクリ)、
息)フランスに住んでる「ゆかおばさん」とこ行くの?
母)
そう「のっちおばさん」と一緒にね、3人で
ヨーロッパのフェスに出るのよ、招待されてるから
息)
そう!となりのたかし君のパパがねPerfumeかっけえー!って
日本の誇りだって言ってたよ。
母)びっくりじゃね(笑)
息)ぱふゅ~むってほんとにおかあさんたちのことなの?
母)ほかにはおらんねえw
息)
でものっちおばさんって会社の社長さんでしょ?
母)
そうよ、レーベルっていって音楽やる人の応援をするの
今度行くドイツやフランスにも展開してるのよ、、
ちょっと難しかったかな?
息)ふ~ん、、で~もぉママはぁす・ご・いぃ♪かっこいい♪す・ご・いぃ♪ (edge)
母)
シーッ!静かに、起きちゃうから(笑)
・・・もう20年近くたったんだ、
そう、あれから10年になるんね・・・
みんな、 あ り が と う、 今幸せです。
(あ~ちゃんは窓越しに広がる青い空をじっと見つめています。)
L'AMOUR EST BLEU ヴィッキー・レアンドロス
↓リンク
http://jp.youtube.com/watch?v=bWhiuP_YNy8&feature=related
Fin
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