2008年4月27日日曜日

"GAME" 鑑賞日記より




"GAME"

ため息が漏れるほど、どの曲もいい・・・
中田ヤスタカの魔法がPerfumeをミューズにする・・・・
テクノの親和性を高次元に高めるかしゆかのプラスティックボイス。
あ~ちゃんの甘く清らかに包みこむ広い音域、のっちのソリッドで伸びのある声質
それは音楽世界での黄金比である。
その美しい煌きが聞く者の心に豊かな色彩を与えてくれるのだ。

アルバムを語ろうと思ったが長くなりそうなので曲単位で書こうと思う。

まずは "Take me Take me "

リフを踏襲した静謐さの中にある躍動、甘く懇願するセンターかしゆか
サイドボーカルのあ~ちゃんとのっち絶妙な掛け合い。
3人が混在するファースインパクト(サビ)、その甘く切ない歌声は聞くものを
闇夜の疾風となって身体ごとさらって行く・・・・
妖艶さを秘めた透き通った歌声と心地よいミドルテンポが煌びやかな
都市の夜景を見下ろし空を飛んでいるような心地よい風を感じさせるのだ。
セカンドインパクト~
孤独感漂うのっちの~It rained for a time
甘く切ないあ~ちゃん~beautiful sight
この楽曲はなかでも一種独特である。
女性として成長した未来のパフュームの幻がそこにある。
ドラマティックな転回とアコースティックな響きが秀逸。

こんな言葉がある
「雨夜の月」
雨が降っている夜は月が見えない
なかなか逢えない恋人をたとえた言葉である。

美しい光景とは・・・

"plastic smile "
ah ah ♪ いきなりサビから入るリリカルで軽妙なテンポ
厚いビートが重なり次第に胸の鼓動に共振する。
うねる電子音とパーカッションが疾走感を効果的に表現、胸躍る曲調を奏でる。
平穏な日々の憂鬱を詩っていて作者(中田ヤスタカ)の心情じゃないのかなって
3人は笑って言っていた。
なにげにyeh~が利いてる。
「なにか外れた♪」
流れるリズム隊がバウンスビートに乗り恋する人の風景がちりばめられ広がって行く。
"plastic smile "をPerfumeがちゃんとカッコカワイイ刺激を与えてはみださせている
唯一無二のテクノポップ。

飛び跳ねる欣喜雀躍な感覚で共通性を(無理やり)探れば、
80sのLioの1stやちょっぴりブロンディかもしれないが・・・
自分的にはTom Tom ClubやAltered Image(1st)に通うものを感じる。


"GAME"
厚みのある重低音が「ついに来おった!」と予感させる。
クライマックスへと導く重層的なビートのアンサンブルは流石としか言いようがない。
事前に情報が無かったら間違いなく出だしでぶっ飛ぶ、ボーカルが始まってもしばらく戸惑うだろう。
誰の曲?えっ!Perfume!!マジ!!!
いろんな意味で挑戦的な楽曲である。
play the GAME
「3人合せてパフュームです!」を向こうに回しまさに中田ヤスタカが喧嘩を売った。
バッキバキ要望に満を持して応えた作品である。
自身最新アルバムFLASH BACKを彷彿とさせるが、Perfumeが金枝玉葉に進化させてしまっている。
無垢ともいえる硬質な音域変調と動たるオーバードライブ気味重低音のコラージュが凄みを誘発し、
和のイントネーションではない洋で響かせる試みはPerfumeの新たな音世界を私たちに印象付けた。
Perfumeが売られた喧嘩を見事に買った彼女たちの矜持を物語っている。

采配は・・・(笑)

"Butterfly"

夜の蝶?銀座のなんちゃら?キャバ嬢?まったくちがうよあ~ちゃん。
邦題では「てふてふ」?たしかにね(笑)

曲想
誰の目にも触れた事のない美しい伝説の蝶。
あてもなく彷徨い探し求める冒険家・・・
潜みに感じる鱗粉を頼りに・・・・ 夢幻泡影の旅
それは密林でありサバンナであり砂漠である。
おそらくこの曲は視覚的幻想から始まったイメージを音楽として
描き出そうとした中田さんの意気込みが"見て取れる"作品。
中田さんが珍しく「美しく歌って」と具体的な指示、むちゃぶりで戸惑う3人・・・。

中田ヤスタカ氏のクールな美意識にPerfime3人の美質が溶け合い
優艶な調べを奏でる。
あたかも無機質な鱗粉がフェロモンを含んだ香鱗に変貌する様を見るごとく・・・

フラットボイスで無機質であるがゆえに何か決意めいた思念の調べが内在する
ポリフォニー。
大陸を吹くサバンナの風、突然激しく打ち付ける雨、けものの匂い・・・
それは美しいものを探し求める者たちにとって試練でありオアシスでもある・・・
何処にあるのかわからないけれど  探さずにはいられない
けれど、それは追いかけて掴えるものではない
本当は初めから自分の足元にあるもの・・・いつかそれに気付くまで・・・

あ~ちゃんの抑えた声がしびれる。

"Puppy love"

本格バンドタイプの曲調、ブライアン・アダムス風の出だしがニクイ、
このかっこよさは無条件にモってかれる!
そしてちょっぴり憂いのあるピアノの音色とムーグ音がオリジナリティあふれる
ガーリーキューティーな曲調に飛躍する。
タイトなリズムはそのままで、うねるベースとパーカッションが軽快にリズムを刻む
ムーグとあいまって晴れ渡った日々にたたずむ"あの娘の笑顔"を追想させる。
ツンデレのカワイさを男目線に表装した夢幻ボイスPerfumeの真骨頂がここにある。

衝撃の"GAME"とともに、ドラミングパートを配したこのテイストがPerfumeの
世界観を大きく広げた。

絶望的な運命が♪ある日恋に変る・・・Perfumeとの出会いそのものではないだろうか。

歴史を刻んだ秀曲

一部のパートでいいから"のっち"にドラム叩かせたい。ピエール教えたり~な!
ところであ~ちゃんの言うエレクトーンの音はどの曲に反映されているのだろう?

2008年4月17日木曜日

深読み第3弾『シークレットシークレットPV』完結


その3完結で~す。


いわゆる大人の事情で(商品宣伝効果)一部割愛されたが
三部作、PSPS、TSPS、チョコレイトディスコ
は比類なき輝きを帯び始める時期にあたる。
そしてポリリズムの光彩が広く照らされ
Perfumeの存在は音楽人を瞠目させることとなる。

オリジナルアルバム"GAME"リリース

シークレット♪・・・
教示された秘密
本当の君が知りたい♪に対する
「教えられないけど解いて欲しい」願いが込められている。
だが苦慮する
直感的にどこかネジれていて、パラドキシカル(逆説的)な印象をもつのだ。
ななめから恋しながら秘密を解きたい。

ここでは当然ながら"かしゆか"に着目する。
QJの2人からのメッセで悩んでいた近況があったことは確か、
妄想で関連づけるにしても情報がない、悩んでいた事実のみ依拠。
"かしゆか"だけ指先が赤いのはなぜだろう
指先の赤は触れたがための鮮血なのだ。
いいかえれば、かしゆかは触れる事をした、あるいは出来た
鮮血を覚悟で・・・
"かしゆか"がなぜ突然停止したのか
エネルギーの消耗が大きかった(がんばった)、あるいは自発的に回路を閉じた
それができた・・・・鮮血の代償
メイクブースでの仕草は意味をもつのか
こちらに視線を送りつつもすぐに目をそらし無表情(人形に戻る)。
融合と乖離・・・


ここで言うキーワード乖離とは
実存たる自分とPerfumeの中で演じる自分(ペルソナ)を分かつ必然である。
趨勢として乖離した2つは次第に距離をもちはじめ常に付きまとう心痛が呼応する。

社会的仮面(ペルソナ)は彼女達にとって個人的無意識に潜む影である。
神話やファンタジーで登場する宿敵、つまりそれは自分の影である。
影が増大すれば自分との戦いは熾烈となり鮮血を浴びる。
自我は多面的な心の衝動との相互作用で醸成し自己実現を得ようとする。
その源泉の中で葛藤が生まれ痛みや罪悪感が表出する。
コントロールを誤れば自己放棄や狂気につながる恐ろしい怪物の棲家でもある。

融合と乖離・・・自在性の獲得
この場合、影との戦いに終結はない、時に勝敗を分かつ、なぜなら
優れた資質も影に分かたれているからだ。
信じるものが「心にある真実」に近ければ近いほど影を御すすべを知る。
そして影自体にも2面性があることに気付くべきなのだ。
意識される事象に振り回される事なく心にある自分を思惟することが
自在性獲得の手段である。
つまり自在性の獲得とは
時に自分の中の悪(影)を利用しながら信じる方向に進んでゆく決意
それが彼女たちに必要な成長であり、手をとって勢いよく駆け上がる
条件だったのである。
そのメタファを"かしゆか"に託し秘密を込めている。

メイクブースでの仕草は
視線の投げかけを端的に表現すれば
それは子供の目であり
それは大人の目である。
その選択の瞬間をインサートしたカットである。

なぜ"かしゆか"なのか
出現と獲得はあ~ちゃんが最初で自然に足りないものを補うように身に付けたと考えられる。
後発な誘導をみるが実は"かしゆか"が次、そして最後がのっちである。
おそらく"かしゆか"はのっちに一役買った経緯があるようだ。
象徴的に思えるのは
最初の屋上シーンではPINOを手に持ちヘゲモニーを象徴しているのはあ~ちゃん。
戯れる2人はアイスを口もとに運ばれるが口に出来ない。
最後の場面ではPINOを持っているのは"かしゆか"である。
そして、そろって3人がアイスをパクリと口にするのだ。
"かしゆか"停止シーンではあ~ちゃんが事態を察知(ねぎらいを込めて)口に運ぶ、
そしてのっちが(感謝を込めて)手を差し伸べ一緒に階段を上るのだ。

そして「それは運命なんだね♪」
実像たる自由意志の結実であるのだがそれと同時に
虚像(ペルソナ)が唄う運命の帰趨でもある。
威勢良く駆け上がるにはアンビバレンツな様相は避けられないのだ。
運命という宿命性を標榜するのは戦略的価値の選択にすぎない。

うしろ姿が切ない~
本当の君が知りたい♪
それは影を許容し静謐なる決意を秘めた陰影深い彼女たちというべきか・・・
普遍的なテーマである「私とはなにか」にたちもどる。
それは彼女たち自身に発せられた言葉でもあるからだ。
確かにいえる事はひとつだけ
彼女たちの本質にある純粋な真心は変りようがない
それを信じることができる自分である。


パラドキシカル(逆説的)な・・・
最後のシーン「あっ (あら・・・)食べましょ・・・」
彼女たちのコスチュームに気付くべきである
PTVスタッフサイドつまり製作者側の立場にいる
Perfumeを明示している。
操るのもまた彼女たちなのだ。
自在性の獲得を証明してエンディングを飾る。


最後に
それを超えるとは
超えるものの予感とは

すぐれた楽曲やPVは彼女たちの武器である。
メディア露出は個性や人間性の発露の場であり
見るもの聞くものの共感をかよわせる手段である。
だがそれは彼女たちだけのものではない・・・

"Perfume"彼女たちにあるもの
豊かな色合いを帯びてゆくためには雨が降り虹がかからなければならない
雨は降った。 長い年月。

脳が作り出すもの

音源がつくる空気の振動をそのまま聞いている訳ではない。
高い周波数が低い音を作り出す。
それは脳が作り出してしまう存在しない音。
ミッシングファンダメンタル


光りの分散〈プリズム効果)による7色の波長域の先に作り出される
思念の色調すなわち輝き
ミッシングファンダメンタル

"かしゆか"の言葉でああと思った。
色がついていない・・・
聴く人の解釈の裾野が広い    
聴く人がいてはじめて曲が完成する。 
まさに本質を語った。

音楽とはひいては芸術とは人に届いてそれぞれの
クオリアが伴ないはじめて完成されるという事である。
この妄想の有意性を示唆する。

"Perfume"彼女たちにあるもの
・・・・


心に残った言葉
「2人のとき悲しいくらい絵にならなくて」(のっち)


小5で出会った3人が哀歓をともに過ごし、
そして今でも「ずっと3人でいたい」と言った。
・・・・泣きました。

アイドルが踏み込めない領域をPerfumeは軽々ふみこみ飛び越えていく
ロックの猛者たちは彼女らの後姿を尻目に呟く・・・
あれ、、こいつらヤバイ・・・
おれは快哉を叫ぶ!
ロックとは自由の音なのだ!!!!

P.S.
あ~ちゃんいちご狩りおれも連れてけーっ!

読解個人篇はGAME編にまわします。

深読み第3弾『シークレットシークレットPV』その2


深読み第3弾『シークレットシークレットPV』その2

先ず彼女たちの物語りを構成、演出している
PINO PVの流れを解釈〈妄想〉。

衣装の装着  〈事務所スタッフ陣営の戦略を帯びる〉
               ※脇役がダフトパンクMV風だ(笑)
PINOで始動〈回路を開く〉
のっち見開く
覚醒〈Perfumeブランド(商品モード)の受信〉
ダンス(*Work)
マリオネット/あやつり人形(ねこニャンニャンではない)を象徴

らせん階段(*Step-Up)
過去から現在そして未来へ繋がる道筋。
階段の上り始めに佇む3人(上れない)
心象風景~サンスト手売りイベントライブ
集客250足らずのじくちたる時代
質素な衣装とスタジオセット(ワンカメ)でマイナーデビュー演出

メイクブース(*Change)
実像から虚像の切り替えの場、ただし既に虚像がメーンストリーム
次の時期に移る転換点の役を果たしている部分であり
隠された相貌が表出する部分でもある。
表情は暗く光りを失う(落ちぶれていた。←あ~ちゃん弁)


屋上(*natural [relaxed] )
素のPerfume、仕事から解放された等身大を表現。
戯れる3人。不安と希望を抱いて上京~苦難を励ましあうイメージ
(以下インサート、(* )省略)

不安な面持ちで螺旋階段を見上げるあ~ちゃん
ゆっくり階段を踏み出す・・・・・きっかけを掴む時代
~ミッドクラスのスタジオで
エレワ衣装・コンピューターシティの振り付けで踊る。

階段を少し軽快に昇り始め光(好転)を予感し始める、
まだ苦難の時期は脱していない。

すこし時系列ワープ(エピソード効果を高めるため"ポリ"看過)
好転の末オリジナルアルバム発表 達成感ある歓び

シークレット・・・ゆらめく、不確かな、知ることができない、謎、秘密を表現
見つめる眼差しに語れない秘密を教示

のっち、かしゆか表情は固いが確実に光りを見据える。

PINO-CM起用 ガッツポーズ

そして現在
それは運命なんだね♪
〈宿命的運命論と自由意志
二律背反の矛盾をめぐる思い〉

素直に歓喜する等身大の3人

宇多丸(MC)登場
全国ネットにクラスアップしたスタジオで踊る。
かしゆかセンター【指の赤】

かしゆか階段途中で停止
(メイクブースカットイン
かしゆか 【指先がキレそうだ♪】)
あ~ちゃん駆け下りPINO補給(このシーンはのっちが先頭に代わっている)。
かしゆか再始動
のっちがかしゆかの手をとり駆け上がる(あ~ちゃん先頭に戻る)
ダンス

メイクブースカットイン
のっち、シークレット♪  あ~ちゃん、かしゆか無表情で目をそらす。

青空(夢)の見える高みに向かい軽快に階段を駆け上がる3人、

そして夢の頂点から吹く静かな風をほほに感じるあ~ちゃん

余韻嫋々の中
OFFとなった3人〈虚像)をバックにPerfume登場  
あっ (あら・・・)食べましょ・・・

Fin


前回【Perfumeの掟】分析読解(独解)で「光りが当たれば当たるほど影は濃くなるのだ」と述べたが『シークレットシークレットPV』にその有意性を見る
それはフィードバックしループする解ともといえる。
キーワードは「乖離」である。
メーンは一貫して無表情であり
これもまたPerfumeの掟を想起させ2面性を提示しつつもその先を迷宮化している。

外観が見えないからこそ、むしろ人の内面が素朴に浮かび上がる
表情が分からないからこそ仮面の向こうの心情に近づける事がある。

手段は妄想に他ならないのだが・・・


未来のファンに歩み寄る手段・戦略は一致、CM起用となった。
「音楽は芸術ではなく商売だ」
「擬似恋愛、擬似愛娘としてのファクターは商品価値を高める」。
身も蓋もない。

Perfumeはそういった方法論の先にある、別の存在となる予感がするのだ。
なぜ?数ある答えのひとつが二重に乖離する資質の優れた許容性にある。

シークレットシークレットのキメポーズ
象徴的なダンスパフォーマンス
人形を操った表現行為、内的必然性は何処から来るのか?
上京してマイナーデビュー後
夢を抱いて輝いていた3人にそれが叶えられない自分を想像して立ちすくむ
時期が訪れる。
パフォーマンスの完成度を高める事がファンを増やすこと、その等式に答えはなかった。
それは闇を成立させる自己と闇を成立させる背景を同時に暗示させる。

そして幸運と思えたメジャーデビュー、だがそのコンセプトは
反抗と追従が混じった中で敢行されていた。
このとき少なからず彼女たちに内的空虚さが植え付けられる。
彼女達にはまだ「"かっこいい"ことしたい」に結びつかなかったのだ。
自分自身では出来ない事でも操る人形が与えられれば期待に応えられる。
そうやって階段を上ってきた。気付かないフリ、嘘を信じて・・・
乖離めいた予兆があった。

コンピューターシティ
この曲は重要な転換点といえる。3人はコンセプトの好みから「すうっと入れた」と語る。

自己を変えるのではなく自己の中にあるものを大切に使い切ってゆけば済むことに気付いた。
内心の深まりとともに操り手の視線でみせたかった部分を感受して見るものの心を動かすカードが増え始める。
そしてそれには何処のステージに立たせても成立してしまうカテゴライズ不要のポテンシャルの高さがあった。
それは3人にそなわる美質が不可欠であり本物である証でもある。

そして、ライヴにおける彼女たちはそれを超える。

3人が語るインセンティブ(救い)はライヴである。
二重に乖離する資質はここで初めて融合する。
観客の心をどこへどう導こうかというたくらみが内包していたとしても見るものは従うだろう。

誰かが書いた言葉を読む 虚構と知りつつ その言葉を信じるとき
その「信」はどこからやってくるのか?

それは自分の中にしかない。

迂遠な読解になったがPVの"好転に至る道筋"までを述べたつもりである。
以降に続く内面の葛藤、乖離に繋げたい。

次回は
「シークレット・・・~
見つめる眼差しに語れない秘密を教示」から

誰か読むんかな???

深読み第3弾『シークレットシークレットPV』その1




にゃっせら~な日々が終わったので日記再開です。
10都市十兆円(西脇)が10都市11公演になったのも時節猛ダッシュの折やんかたなきさ。
bridge、QJ、音楽と人、BOMBなどで
内に秘めた心情をちょっぴりこぼしたドロップ
PINO連動PV"シークレットシークレット"
シャバダな深読みネタが豊富であったこともあり
自分なりに理解の整頓をしてしまおう。

自身の衝撃を期待するGAME発売前に。

我々が知るPerfumeの世界はほんの一部にしか過ぎない
私達が見ているかいないかに関わり無く
隔てられたおたがいの存在の中で時間は流れる。
表にこぼれ落ちた断片をかき集め悲喜こもごもを推し量る
その思いに近づきたいがゆえに・・・
リアリティーとは相互関係の中で見えてくる世界であり
その認識は共有を生む原点である。

そして知るほどに理解できないことや秘密が増えてくる。


さてPV"シークレットシークレット"を読み解きながら・・・とはいっても
アイスクリームPINOで動くアンドロイドのPVでしょ?
この一言で済む人は以降の話しは無意味。
「ああPerfumeの来歴を構成演出してるね」の人はちょっと読んで欲しい。

長くなるのでブレイク・・・
(実はこれから書きますのでちょっと時間を)