2008年11月27日木曜日

『我思う、ゆえに、Perfume有り』〈完結篇〉下の巻 2/2




『我思う、ゆえに、Perfume有り』総論〈完結篇〉下の巻 2/2
つづき
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * 
あ~ちゃん
ぁ):送信
《あ~ちゃん》

夢の中の少女がいる
大好きが才能の入り口だった
稚気に富んだ愛らしい微笑み
口に出せない思いを秘め
心が泣いても逃げない
転んでも起き上がり
前に向かって走った
その少女を深い感銘が追いかける

あ~ちゃん・・君は今何処にいる?
・・・

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * 

先):返信 >《あ~ちゃん》
個人的端書 (追記)未整理です。

君を見る機会を得るたびに
なんともいえない愛しさがこみあげる
でも、ケレン味たっぷりでおちゃらける姿、
笑った顔に、思いがけず哀切が滲んだ。
そんな面影を宿すあなたに戸惑う自分いる
まったくもって隅に置けないタイプである。

伝わってくる隠れた本心
あの時代を否定するあ~ちゃん
それは自身が輝いていたと思っていた時代
それを否定されたと感じているのだ。
彼女にとっては遅すぎたブレイク、
「一番輝いていたころに見て欲しかった」
悔しさと悲しみを滲ませる。
「引き返せない距離、無くした宝物」、
活動の成果の乏しさを怨じ煩悶する。
流れた時間を思って呆然とする。

加工された歌声がいつまでも彼女を傷つける
「わたしじゃなくてもかまわないじゃん」
自己の存在の問いかけと、応じていく道筋、
闇は心の深いところで共鳴する。

10億年前の出来事、ミトコンドリア・・・
共生することで我々の祖先は進化する道を開いた

あ~ちゃんに流れたその時間は、道程は、
Perfumeを育み成長させ
同じ時がもうひとつの出来事として道を開いた
その成功が、その喜びが、
超克の糧となる唯一のもの
闇を引き裂く七色のもの
君はもう握っているはずだ

明けそめる朝日の中に咲く
傷ついた孤独な花には、すでに
新しい蕾みが、新しい葉が、
いっぱい育ってる。
悲劇の主人公はもういない。

匂いにこだわるのは健康にこだわる心理が強く
表れたもの、匂いフェチと健康オタクの深層の接点
ワンピースはコンプレックスを包みこむアイテム。
あ~ちゃんの強い母性は妹や弟の成長を長女として
仮の母として世話し見守ってきたところにある。
自由奔放で時に獰猛な気概、負けず嫌い、
内面の激しい情念、
破壊と創造をつかさどるトリックスター的素質。
ブレイクの一翼を担ったのは
あ~ちゃんの思念の強さと断ずる。
ときに思念の強さは予見できない大きなものを動かす
世の中には唯物論だけでは説明のつかない事象が  
聡明なものほど認めてゆく傾向にある。
そこには
女王の威厳と聡明さをたずさえ、けものみちを
闊歩する(ギャンギャン歩く)ミューズの姿がある。
偶然性が意図を超えた造形美を形作るように
思いもかけぬ滋味深さと美しさの煌きを心性に宿す
あ~ちゃんのその卓越した気配は
美の追従者の瞳にファムファタールを幻視させる。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * 

ぁ):送信
歓喜と苦悩の花束

彼女は見つけた
花々に癒される充足感を
「花」それはあ~ちゃん自身。
その奥深い沈黙の中から言い知れぬ
豊かな詩情が生まれる。
君は知っていた「花は暗闇で育つ」ことを
花は陰りと湿りを持って妖艶さを増し、
その香気が花の生命力を養っている。
花々の満ち溢れるような生命を感受する
あなたの霊妙な心性は、あるものを気付かせる
時間の喪失の厚みのなかに、記憶はこっそりと
花束となって満たしてゆくことを・・・・

小さい悲しみはやがて消え
深い哀しみは私を心優しく育て
大きな悲しみは慈しみを教える

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * 

かしゆか
ぁ):送信
《かしゆか》

裂けた雲の隙間から
僅かな陽が射し照らされる
その中に立っている女の子
傷つき負けそうになったとき
溢れそうなものがこぼれ落ちないように
空を見上げ雲の流れに想いをめぐらせる

「撮影の合間にずっと空を見てて・・・」
「 ・・・ 」
「山の方から海の方にぃゆっくりと流れていくんですよ」
彼女は笑った。

輪郭をはみだして溢れ出す白い光が
希望の光となって深遠の闇を照らす

彼女の遥か遠くを見据える瞳は
夢に向かって懸命に反転し遡る翼

雲のむこうの  空の青さを信じる強さ 

かしゆか・・・詩的な美しい微笑みには
       流麗な白い光が見える・・・

先):返信 >《かしゆか》
個人的端書 (追記)未整理です。

君の心象は清々しいくらい"淋しくて"途方にくれる
一見頼りなさげなその姿には現実を手なずける
したたかさと柳に風の、しなやかさが隠れている。
恣意的に映る彼女の瞳の面影は聡明さが宿したもの。
ほんとうの力を持つ人は、自分に自信が無いことを
知っている。
努力を輝きに変え彼女は幾度も脱皮し美しさを増す
変幻自在のアウラ、白い光。

伝わってくる隠れた心情
かしゆかの胸の奥に仕舞った不安はいつまでも消えない。
「私がPerfumeでいいのか?」
かしゆか自身も気付いている、役回り的なところ
二人を補うところ。
Perfumeに対して尽くしている自負が反動という偽自堕落的な
容認を自己に課す。

自分は美しいものに憧れる、それは
自分は美しく生きれていない自覚がどこかにあるのだ。
かしゆかは理想像に現実的な身体性を欠いたキャラを望む。
それは自分で自分を生身の対象として意識したくない現われ
である。恋人に求める理想は抑圧した「本来の自分」への
あこがれや満たされない気持ち。

ジンクスを壊すそれは打破する気概
表情をふわっと緩ませる闊達さ
よく眠るもの~十分な睡眠は身体が受けた刺激を記憶し、
適応力を高める。
少しだけかたむける仕草
印象深いうしろ姿
しなやかさを保ち
しなやかに生きること
あ~ちゃんの様に瀬戸際で踏ん張るタイプとは違い
心身のやわらかさで破綻を免れ、いつの間にか
危機を凌いでる、そこに資質の見事な達成がある。
ばかばかしいことも面白いと思える柔らかな感性
Perfumeに通底する要素、だから"かしゆか"の存在で
興趣を増す。

Perfumeの中で人知れず刻苦精励していた"かしゆか"
そこに至る心の軌跡が十分に理解できる。

自律的な主体(かしゆかの特質)
大胆な変革を成し遂げる才能それは奔放自在な表現力
かしゆかは比類なき完成度をもって新たな視角を打ち立てた
それに触れることは霊妙な解毒作用を得るに似てPerfumeを
桎梏(しっこく)するテーゼという流れを解体していく希望がある。
かしゆか彼女の洗練されつつあるセンシティビティ。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * 

ぁ):送信
詩人かしゆか

彼女の詩篇は裏腹だ、生身の人間よりなまなましく
情感豊かな男女がいる。
男女の機微が主題と勘ぐったが視点の秀逸さが
それを超えて、見るものの視線をどこへどう導こうか
というたくらみまでも、しかと内包している。
ときに視線を誘いながら拒むという蠱惑的戯れ。

〈具象〉

有香:手をにぎってイイ?

男:ええっ!

有香:握手よ。

男:・・・(この小悪魔め)


* * * * * * * * * * * * * * * * * * * 

のっち
ぁ):送信
《のっち》

予測不可能!異常事態発生!!
かしゆか意図的放置 ?!  
ここで"のっち"ようやく事態の収拾に乗り出す。
ハイスピード・ハイテンション、高度な凄腕テクニックで
快調に走りきる、 難関突破の高速運転で事態を収拾、
クールな装い?で颯爽と生還!!!
・・・でも普段は"へんな子ちゃん"

むかしむかし地球の「ある生き物」に地球外の知性が憑依した
それはその生き物に進歩を与え、今の私たちに繋がった。
人類は孤独ではない。
のっち 君はもうPerfumeなんだよ・・・

不可思議さこそ真実
のっちを知ることは途方もなく深遠な余韻に触れる
こと・・・

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * 

先):返信 >《のっち》
個人的端書 (追記)未整理です。

孤高の存在
多感な時期に複雑な深淵をのぞき見る
寂しさを埋め合わせ、自分をなぐさめる術は
思いが真剣であるがゆえに頑なほど危うい
志操堅固の美意識。
それは気高さであり、反面それは怖気づいた
本心を凍てつかせるもの。

素肌のぬくもりと冷たい金属、両者の間には
偶然にも出会せてはならない落差がある。
のっちの冷たくなった手がぬくもりという
手触りを求めても懸命に伸ばしたその手は
それがゆえに虚しく空を切る。

もろくて哀しい孤独感が強靭な美しい輝きとなって
乱反射する。
触れえぬ光が、闇をめぐるもどかしさが、
複数のイメージに己をさらす。
髪を切るのは、妄執する物語の構造を打ち破って、
新しい世界を知りたいという願望なのだ。

神秘的な闇や混沌の世界にとどまる心象は
物語(たとえば漫画、GAME)を求める。
孤独は虚しい世界でないと知っている
透徹した美意識の持ち主。
世間に甘えたような気配はない
世が世なら
唯一無比のアナーキーな社会派になったことだろう。

世の中がそしりきらうことがあっても
彼女はあきらめないだろう、それでも
他人に伝えるに値するものなのか
あるいは伝わるものなのか・・・
やるせない現実に
心がざらつき「想い」に冷たい傷がついて
自分の生をつまらないものに感じた時期
記憶にしまいこんだ喪失の哀しみが
深く遠くに木霊する。

華やかに見える舞台の裏側  
それは情熱の積み重ね
貫いた事で何かを得たはずだ・・・

現実と異世界のはざまで
彼女たちと過ごした時間と空間
存在することの喜びをかみしめた
感情の交感
すべてをかなえようとすると
自由さに戸惑い不安と昂ぶりが去来する
自然とからだはこわばる

自己に潜む凍りつかせた欺きの惨めさが、自分自身に
Perfumeと言う聖域に侵入することを拒ませる。
そういった根底の自己否定は、自分の役割を最大限果たす  
ために、自分を出来るだけ「ゼロ」に近い存在に還元して
おきたいという心理となってはたらく。
それは恬淡な態度となって滲み出る。
それでも承認願望というもうひとつの本音が、その反動と
なってライヴで生き昇華するのである。
Perfumeをいつまでも想い、つまでも憧れる"のっち"の
本質がここにある。

目尻を下げて笑う顔
口元を開き目をクリンとしながら
微笑む仕草
頬に手を添える仕草
恵まれたしなやかさを持つ肢体

自分が「ここにしかない空間」であったものが
すでに「どこにもない場所」となったとき
つねに新しい地点に立つことを望まれる宿命。

あなたはそんなことはしなくてよい、
それはあなたにはさせない
・・・それでも彼女は還ってくる

もう二十歳になるね大人とは"自分の意思で変化を起こせる"
成長があったこと。
のっちはその境界線を越えるかもしれないし
すでにいま超えたところにいるのかもしれない。

そこに乗り込み、世界を感じるのは私たちなのだ。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * 

ぁ):送信
3人合わせてPerfumeですっ!!!

冷たい月明かり
青白く冷たいのは
月は孤独だからだ

彼女はほしを見ている。
月にひとり立ち虚空の遥か青く輝く
地球(ほし)を見ている
宇宙に"ぽっかり"といるような
むきだしの孤独感
唯一の存在  
わたしはわたしの生をいきる
凍てついた天使は呟いた

彼女は海に向かう
自分の足で立ち、自分の一歩を踏み出す
ために。
宇宙の生活で無重力に慣れた身体は
地球に戻ったときリハビリが必要なのだ。

まだ潮騒の音は聞こえなかった

はじめて見る海の色

気づいて欲しい
群青の拡がりが、世界の風景が
信じられる世界が、そこにあることに

////のっち独白////

世間に、おもねるつもりはさらさらない
怖気づきながら、、無我夢中で  
ステージに立った  ・・・

忘れていた温かさがそこにあった
いつから私と一緒だったのか?
いつのまにか涙があふれた、
そのときはじめて、二人がぎゅっと
私を抱きしめているのに気づいた。


~~すべての人に~~

つらい気持ちを大切にして生きる  
あなただけでしか生きられない
あなたの人生、それでも、
あなたの愛情と同じところにある
あなたに寄り添ってくれるもの
それが Perfume 。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


僕らに時間は
いくらでもある
素晴らしい愛に触れる
そんな時間は
いくらでもある
この愛さえあれば
ほかにないもいらない
生きていくうちに
僕らは気づく
この世の悩みなど
捨て去ったことを

僕らに時間は
いくらでもある

この愛だけが
僕らの大切なもの

愛さえあれば

We Have All the Time in the World より対訳
お薦めVer

http://jp.youtube.com/watch?v=9jRt1uboNqM
(Time 3:28まで)
http://jp.youtube.com/watch?v=wy97lOwvECs&feature=related
http://jp.youtube.com/watch?v=1fajvqa50Jc



* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 

長い旅の涯 最終地点「そのとき」を想っていた・・・・

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

202□年5月産後まもない吉日
(某産院にて)母:あ~ちゃん

息)
おかあさーん、、
わあぁ!
母)ほら新しい妹だよ
息)寝てるの?
母)そうまだ目が見えないのよ
息)"ひな"よりちっちゃい手~
母)そうだね
ひなと一緒に守ってあげるんよ
お兄ちゃんなんだから
息)うん

娘)おかあひぁ~ん
息)あ、"ひな"がきた
娘)わあ~赤ちゃんだ
母)妹だよ
娘)ひなは「おねいちゃん」になったの?
母)そうだよ
娘)かあわいい
母)"ひな"はちゃんとお世話できるかな?
娘)できるもん!

息)お名前は?
母)
「はな」、、 はなちゃんですよろしくね!
おかあさん夏になったら1ヶ月海外いっちゃうけど
おばあちゃんといっしょに留守御願いね?
しゅん(コク)、ひな(コクリ)、

息)フランスに住んでる「ゆかおばさん」とこ行くの?
母)
そう「のっちおばさん」と一緒にね、3人で
ヨーロッパのフェスに出るのよ、招待されてるから
息)
そう!となりのたかし君のパパがねPerfumeかっけえー!って
日本の誇りだって言ってたよ。

母)びっくりじゃね(笑)
息)ぱふゅ~むってほんとにおかあさんたちのことなの?
母)ほかにはおらんねえw
息)
でものっちおばさんって会社の社長さんでしょ?
母)
そうよ、レーベルっていって音楽やる人の応援をするの
今度行くドイツやフランスにも展開してるのよ、、
ちょっと難しかったかな?

息)ふ~ん、、で~もぉママはぁす・ご・いぃ♪かっこいい♪す・ご・いぃ♪ (edge)
母)
シーッ!静かに、起きちゃうから(笑)

・・・もう20年近くたったんだ、   
 
そう、あれから10年になるんね・・・

みんな、 あ り が と う、 今幸せです。

(あ~ちゃんは窓越しに広がる青い空をじっと見つめています。)

 L'AMOUR EST BLEU ヴィッキー・レアンドロス
↓リンク
http://jp.youtube.com/watch?v=bWhiuP_YNy8&feature=related

Fin
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

『我思う、ゆえに、Perfume有り』総論〈完結〉 下の巻1/2




ひっぱり続けた『我思う、ゆえに、Perfume有り』誤字脱字上等!
やっと完結します。ネタふりじゃありません本当です(笑)

なるべく書き散らしたネタに決着を試みましたゆえ、記録的な
長~~い駄文となりました。
お蔭で文字制限に引っかかり分割しました〈苦笑)
ですがビビらず何卒最後まで読んでみてください。
1日10行ノルマみたいな(笑)
文章を読むことは活字となった誰かとの対話の中で自分自身と
対話することです。けっして無駄にならない・・・と祈る思いです(笑)

最後の最後、エンディングに用意した曲L'AMOUR EST BLEUは
いろんな意味で原点です。
聴きんさいよ!(←あ~ちゃん またウソだw)

武道館の2日間は一生心に残るものでした。
今までお読みくださった方にもお会いできました。
また代々木で会えますね、きっと、土日じゃけ!!
そして
少しでも立ち寄りお眼に触れていただいた方たち
にも感謝いたします。

「Dream Fighter」そして「願い」秀逸です、この2曲は時を経て
心に残る楽曲になるでしょう、それはオリコン1位以上の価値を
持つということです。

とにかくPerfumeの妄想は楽しいです!
そういった意味では今後も果てしなく続きそうです。

そして本編

『我思う、ゆえに、Perfume有り』 総 論 〈完結篇〉 下の巻1/2

下の巻 1/2(完結)

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 
(お茶とも話 2/2~メール編) そして長い旅の涯「そのとき」


君の特別になれなくても
あたしの特別はひとつだけ

「おいしいレシピ」より

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * 

ぁ)
さてのっちの名前が出たとなると
かしゆか、あ~ちゃんについて語りたいですね
先)
じゃその前にBEE-HIVEカメラの彼女たちについて少し、、
この寮の様子は一生懸命だった彼女たちの内心をいかばかりか
知り得ることができる貴重な足跡でした。
ぁ)
おかげで彼女たちの成長をみる機会が得られたわけです。
表情や仕草、カメラを意識はしているがそれぞれの
アプローチの違いがつぶさに見て取れて、3人3様の
陰影豊かで重厚な内実が透かされていく印象がある。

先)
それは光と影が織り成すドラマといっていい
彼女たちが、自分の内部と、自分を取り巻く世界と
どう対峙し、何を感じたり、考えたりしながら
大人に近づいたか、はしなくも露呈することになる
見通しの利かない不安、笑顔の裏の心寂しさまで映し出す
静かな戦いの記録と位置付けます。

過去に戻るためには、
「あなたは一度そこにいたことがなければならない」
過去とはそもそも現在との相互作用の不断の過程であり、
そういった現在と過去の間にある尽きることのない自己の
対話をもたらします。
そういった関係性のつながりが今を語る上でBEE-HIVEカメラの
見逃せない点です。
彼女たちの過去を振り返るときそこにBE-HIVEカメラがある
そこに映し出された過去の事実、追憶の脚色を排除した世界
心象や内心を探るには図らずも都合の良い条件が揃ってる。
ぁ)
都合の良い条件?
先)
彼女たちの場合は特定の"誰"でもなくカメラに向かっている
それは一方通行、独り芝居、相互作用がないのです。
ぁ)
流行(はやり)のインタラクティヴじゃないw
先)
ひとりでカメラに対峙した場合、内面の思惟純度は高まる。
不特定多数を想定しつつも響くのは自分の言葉のみです。
話を続けるには自己との対話が必要となります。
複数の絡みであっても意識する視点はカメラです。
心象を探るなら単独よりも冴えた反応が抽出できる。

たとえばあたるさんと私は"1分前"と"今"とでは違っています
いま、目の前で話してるあたるさんの影響も受けて、刻一刻移り
変わっている心情が私の中にある、そういった相互影響による
偏在化がないと言ったらわかりやすいでしょう。
で、我々の視点がひねくれてる
あたるさんも私も心象における影や闇に着目しますよね
私は職業柄ですがwww
ぁ)
執拗に闇を問うのは自分の中のなにかしら"さめざめとした冷たい部分"が
あるからなのかも知れません。
ただ単に共鳴を求めたいのか・・いやPerfumeにそれを感じたからなのか
はっきりとはわかりません
ただ答えを知りたいなら表面をなぞってもダメだなって・・・

先)
Perfumeの到達した世界は音楽性だけで語れない様々な"凄さ"を魅せつけます。
Perfumeと邂逅しそれを嗅ぎつけるのはやわらかな感性を持つ人たちです。
Perfumeが生まれ持ったというべき「感性のやわらかさ、しなやかさ」が
双方に共鳴を与え、その"凄さ"を育んだに違いない、、
それは光の中だけでなく闇のなかで育んだものでもある。
闇を知れば彼女たちの甲高い笑い声が心象の中で呻吟に変容する。

プラトンの影に囚われる「洞窟の比喩」というのがある。
現実の世界とは切り離され独自のルールで成立している世界
それは、我々の信じている日常的な世界の風景が単なる
フィクションにすぎないという示唆として捉える事も出来る。
Perfumeの表象を眼前の世界とするか、まやかしの世界とするかは、
さておき
・・・話がシリアスになりましたね。
ぁ)
シリアス賛成です。
「洞窟の比喩」ですか・・・
私の理解は、、始めはこうでした。
オレは物事を一元的に捉え自らの狭量な経験を相対化し
評価を下すことに慣れすぎていたんじゃないか?
均一的幸福感のイメージだけが増殖する世界に
知らず知らず生かされ、とらわれない魂の本質から
どんどんはぐれていたんじゃないのか?!

光りや色にとらわれて影を無視してきた
現実から逃避して、自己実現は空想の世界で
いわば何かの埋め合わせ的に自我と対峙する。
ところがPerfumeは全体をひっくり返す、、、
影と思ってたものが実存という逆転・・・
彼女たちの一つひとつが心に響く。
それは五感を開き、外界との感応を通して心象を
描くからにほかならない。
迷宮の中を彷徨っているような酩酊感を経て
心の調弦がなされたとき、やっと気付くんです
虚構の上にさらなる真実が見えることに、
そのパラドックスに。
Perfumeは私のおぼろな深層に沈む欲望にきわめて
正確な表象として立ち現われた。

彼女たちに出会い、応援し、ブレイクを確信したとき 
彼女たちの夢が叶う武道館でボロボロ泣いた
その涙は、自分が救われた涙でした。
「価値のあるものなんて何もない
心から何かを信じるということが
私はかつてなかったし
これからもないだろう・・・」
そう思っていた。
それに応えてくれたのは彼女たちでした。
一番救われているのは私自身だった。
愛の純粋性という命脈に触れこの3人を大切にしたい
素直にそう思った。その心性を宿す事は
Perfumeが聖なるものとして映ることである
葛藤しながらも、私はうなづいた。
凍てつき澄みきった空気のような答えがここにある。

でもそれは狂人の神話であり単なる幻想に過ぎないと
笑われるかも知れない。
だが人間は生きていく上で物語を必要とする。
困った事があるとすれば神話や幻想が独り歩きし、
他者の自由な見方を阻害したり、目を曇らせたりする
ことだけだ・・・
私にとってPerfumeは事象の地平面のあらざる向こう側に
誘(いざな)ってくれる幽玄な存在となっている。

先)
・・・・
重いですね、独白と受け取っても否定できないからなおさらです。
ある無垢さに包まれてこそ、人は自からの持つ自然治癒力
を発揮できるものです。
Perfumeは詩篇の余白(沈黙)に似て己の心性に捉えるもの
であると同時に深遠な哲学的命題を解き明かす鍵を持っている
気がします。

では話をもどしましょう。
3人を語る上でざっくり本質を語るなら、
あ~ちゃんの『歌姫としてのジレンマ』
かしゆかの『感性のマニエリスム』
のっちの『理想という名のパラドックス』
総体Perfumeの『脱構築的素養』
こうなります。

看)トン、トン、  先生 ・・・
先)あれ、もう時間?
これからというのに・・・早いな。
ぁ)残念です、メールしますね、続きをやりましょう。
先)いいですね、なるべく短めにね
ぁ)それは約束できませんねww
先生も如何せん長いでしょ(笑)


* * * * * * * * * * * * * * * * * * * 

つづく

2008年11月12日水曜日

MUSIC JAPAN観覧  2008.11.10 行って来たにょ~(デジこ)




11月10日、先日の武道館連夜の残り香がまだ漂うなか
スーパーさんを誘ってNHKホールにMUSIC JAPANの
観覧に行ってきました!
放送は木曜11月13日、20日、27日の3回に分けて放送されます。

のどが痛かった、武道館のせいと思ったら頭が重く
熱っぽい、たぶん一番弱ってた喉にかぜウィルスが
襲撃をしたらしい・・

今日は叫べない、静かにしている・・・
スーパーさんにそっと伝えた。

16組?くらい
大体こんな感じ(凄くテキトー)

ORANGE RANGE、GIRL NEXT DOOR、Perfume(ltw)、w-inds、ノースリーブス、Berryz工房、ガゼット、リュウシウォン、アラン、CHEMISTRY、ゴスペラーズ、平原綾香、Perfume(DF)、琉球ディスコ、青山テルマ、、、SPEED

最初の番組宣伝の画像でPerfumeが映し出されると
一番ざわめいていた(以外でした・・けど嬉しい!)
で、
Perfumeは別格扱い?!Perfumeだけ2曲あいだをおいて
披露1!!

もちろん

love the world

Dream Fighter

DFは難しそうな(全部だけどw)最初のフリ45秒を注目!

あ~ちゃんがちょっとミスった(笑)
のっちと違って顔に出しちゃうから分かるwww

3階席の前の真ん中辺でした、ちょっと遠かった。
でも左斜め上でヲタ芸が見れた(笑)
隣の通路側が空席だったので移動そしてPerfume登場のとき
ニヒル?に沈黙していた自分はおもむろにスタンディングそして
WOW!雄たけび、そして
あ~ちぁゃん!!!、のっちぃ~!!!、かしゆか~!!!
いきなりうるさくして、回りをびっくりさせてしまいました、
ゴメンナサイ!

あれ?!そうです(笑)
のどが痛かったはずでした、でも気付けばパブロフさんの犬と同じだった。

そういえばオレンジTがちらほらいました。

NHKネタもうひとつ。

NHK連続テレビ小説「つばさ」の舞台・小江戸川越
もう10月からロケが始まってるらしい。

近所なのに迂闊でした!!!

多部未華子(たべ みかこ)しゃん(19歳)
急襲して写メゲットして握手してもらうぞ!!!
無理かな?

エキストラ募集しないかな・・・

ヤバイ辛くなってきた、明日絶対休めないし・・・寝よ

BUDOUKaaaaaaaaaaN!!!!!☆ななめからレポ!!!☆




日記そのままコミュに載せちゃった!みんなに無理やり読ませちゃる!(笑)

BUDOUKaaaaaaaaaaN!!!!!初日そして千秋楽w

サウスウェスト
ちゃあぽんとお母さんそしてイケメンたかしげ君とおばあちゃん、
そうそうのっちママも、
いつもながらゆかママさんが同定できない・・・
この2日間の武道館は我々の世界の中心になる.、アリーナにて叫ぶ
ぶどうかーーーーーーん!!!!
初日開演直前の叫び声お許しを(苦笑)

3階席のあたりになると微かにか霞んだ空気感さえある、
いや確かに霞んでいた。
それは機械仕掛けの作用だけではなかった
それは人の吐息が熱気をともなって陽炎となっていたに違いない。
ということは3階から見下ろした我々もそのようなものに包まれていたのだ。

湧き上がる血に問う、
私達(自己)が彼女達に求めているものは何なのだろう?
楚々とした仕草に天然爆裂そして四打ちのタイトなリズムの渦で
コレオグラフィックなダンスパフォーマンス
巧緻な表現と脳髄からつま先まで響き渡る振動に心は躍動し共鳴する。
こたえはひとつじゃない・・・・

彼女たちの意見を反映しながら熱意あるスタッフが工夫を凝らし、
Perfume彼女たちが具現化する。

ほんとうに大切なものを知り、それを守ろうとする人の心の美しさで
成立している

それはこんなにもスゴイことなのだと改めて思う。
我々誰もが立会人なのかも知れない

日本武道館・・・Perfumeとともに我々が作り出す世界。


自己紹介します!
かしゆかです!あ~ちゃんです!のっちです!!
3人合わせてPerfumeですっ!!!
日本武道館天蓋いっぱいに響きわたるその声はファンの声と溶け合い
夢を実現した瞬間そのものだった。

千秋楽、エレワの後のMC・・・頭上に日の丸・・ 
スサノウがあ~ちゃんに降臨する。 
君が代を歌いだす、沁みついたもの、後を追うように合唱が木霊する
ラストの1行、、惜しいよあ~ちゃん!(笑)

あ~ちゃんお母さんの宝物『思い出BOX』それは門外不出、
娘にに支給されたツアーTやタオル、グッズ類
一度仕舞われたら開ける事さえ許されない、娘と言えども・・・
あ「あのTシャツえ~わぁ」 ゆ「もらっとるじゃろ」
スタッフのみなさんグッズは余分にあげてね!(笑)

Take me Take meは双眼鏡30倍ズームで
俄然綾香ときにのっちいっしょにゆかちゃん
あ~ちゃんのカバ肌は見えないwつるつるの美肌でした。

深いお辞儀、Perfume心の姿勢

のっちの指はソーセージ(ウィンナー)本人は残念顔で
言うけれどチャームな指じゃなくて何なの?って伝えたい。
それにしてもセクシーになりました、もう立派に"女性"です。
解禁したビールのせいか?(笑)
あ、でもあ~ちゃんとのお約束、大本助手を彷彿とさせるやり取りは
やっぱ"のっち"なんだ。

私は魅入った、かしゆかの美質がその所作をともなって表面に開花したのを、
また一段と可憐になった彼女を武道館で確かめる事が出来た。
Perfumeの要、彼女の陰のリード、フォローがあって奇蹟のユニットとなる。
利発さは彼女の表に出さない努力が結実したもの。惚れそうだ・・・

あ~ちゃんは叫ぶ。
"Perfume"に、家族に、スタッフに、そして一番大切な私たちファンに。
BUDOUKaaaaaaaaaaN!!!!! 大きな声で、
ひとつの大きな夢をかなえた。
でも
手拍子を求めて近づいてくるあ~ちゃんの
ちょっぴり不安を秘めた"はにかんだ"優しいまなざしは
あのころとちっとも変っていなかった、
それが我々には一番嬉しい贈り物、彼女は知っている、
一番大切なものを・・・

あ「ヤバくないですかぁ!」
観衆「ヤバーーいっ!」

あ「カワいくないですかぁ!」
観衆「カワいーーいっ!」
・・・
中田さんは、どれにも反応しなかったのだろうか?
あたりまえか(笑)

私も負けずに叫びましたよ照明の談で「松井さ~ん!!!」
ひと笑い取りました(←気のせいじゃろ!)
(松井さんって照明担当の方で女性です)

学生、中学生もちろんJKも(サンストリベンジw)
代々木ではもっと増えてるに違いない!

コミュで他の方もおしゃってましたがやっぱりですね
GAMEツアーVerと異なる『Butterfly』のPV
お着替えタイムに流されたあの秀逸でセクシーなシャドーダンスの
フラッシングカット!!!カッケええ!!!!
これ絶対!次回の初回特典DVDに入れるべき!
ライヴ限定ではもったいなすぎる至宝レベルです。

とにかく2日目はとめどなく涙がこぼれ落ちた
なぜかは今でもわからない

武道館の2日間が終わった。

新しい明日が来る。


余談
かしゆか?いえいえ「ちなゆか」って呼ばれちゃってます!
7日武道館前で記念に撮らせていただきました。

http://allabout.co.jp/entertainment/technopop/closeup/CU20080513A/

当方2日目は1階席東でした。
正面西1階席にマイミクさん2人がいらしたので
西アングル確認に遠征w
挨拶がてら昨日はあそこの最前にパフュ親族の方々が・・
今日はまだ着てないみたいですね、、何て話して帰ろうとしたら
自分の目の前にさっと一団が入ってきた、ああカウントダウンライヴの
デジャヴか?!キター!!!
気付いたらあ~ちゃんご家族と一団(といっても最後尾)となってた
おれこのまま家族になりて~内心叫びました。

少し通路を歩いてすぐ座席ステップへ自分は足をとめ佇みました。
座席のある階段中ほどでオレンジT2人が挨拶して"ちゃあぽん"を引きとめた。
こりゃ行くっきゃない、係りの人だってそばにいた、でも行っちゃうねオレ
二人の挨拶が終わるか終わらない内に
笑みを湛え(たつもり)「握手いいですか?」
ああ、こんに愛らしかったか・・・、「今度出るCD『Ordinary Venus』買いますね」
彩華「はい、よろしくおねがいします。」
両手でぎゅっと握り締めてくれるので自分も両手で握り返した!
さすがアイドルじゃ!
そして綾香と遺伝子を分け合った姉妹じゃ、この謙虚さとクリンとした優しい瞳は
あ~ちゃん譲りでした。


『Ordinary Venus』
あ~ちゃん(Perfume)の妹、Cha-ponが参加するエレクトロ・カバー作品。  
http://dm.tower.jp/r/c.do?USl_2b2M_1aj_jeq

2008年10月19日日曜日

『我思う、ゆえに、Perfume有り』完結篇 中の巻




GAMEツアーDVDいちいち素晴らしぃーぞーっ!!!
あの日が甦りました・・・
今更ながらですが参戦できた日々が夢の様です本当に幸運でした。
仙台ではあ~ちゃんにセミファイナルではのっちにイジられ
最高だったんですからもう(←しつこいな~!)

んで、本題です。
いつもながらつづき遅いし、長いし、訳わかんねーし、の三拍子!!
今回も健在です。

言い訳しません!奇特な方に是非お読みいただきたいです。

まあ読んでみんさいな(byゆかちゃん←ウソ)

・・・・ん?!(byのっち)

はじまり☆はじまり☆☆にゃん(byあ~ちゃん←懲りずに)


『我思う、ゆえに、Perfume有り』 完結篇 中の巻

〈 総 論 〉 中の巻

・・・・ひっそりとそれが近づいてくる

傷つくこと恐れたら
隠し味は見つからない
出来る限りはチャレンジ
やらないのなら作れないの
・・・・
「おいしいレシピ」より


* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 
(お茶とも話 1/2)

トン、トン、

先)
どうぞ、あたるさん
ぁ)
ちょっとご無沙汰してました。
どうでした?診られたんでしょパフューム
先)
すごいですね、魅力を感じました
ぁ)
あれ、いつになく率直な見解
めずらしいな、なにかあったんですか?

多くは語れませんが・・・
Perfumeの在りようが私にとっても興味深いものとなってます。
個々の心性に宿るバランス感覚もさることながら3人一緒になったときの
えもいわれぬバランスの妙は素晴らしい、、稀有な存在だと思います。
ぁ)
でしょ!
多分本人たちが想ってる以上に我々が気付いてる素晴らしさが沢山ある。
確信してますね、それは
本音を漏らすと自分なんか他人に思えないところまできている
病気です・・これは
先)
大げさですよ(笑)
ぁ)
ところがそうでもないんで
相談に来たわけです。
先)
"雑談"しに来たんでしょ?!
目的も薄々ね。。。
ぁ)
お見通しかい!(笑)
お3方の秘密を漏洩してもらおうと思って参りました。
先)
それ無理だから!
まあ、今日は時間空いてるしゆっくり話しますか
Perfume限定でw
ぁ)
じゃ、おれコーヒーでいいや。
先)
まだ何も勧めてませんけどw・・・

・・・・・・・・・・・

先)
はいこれ、
私の端書です。
あたるさん限定です(笑)
ぁ)
おおー、ありがとう。
さて吟味・・・

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

螺鈿モザイク

ひとつだけその願いを
いつも遠くで祈ってる
人の想いはいつでも
簡単には動かないモノ
I still love
つかめない風のように気楽そうにうつるスタイル
あの日あの場所で凍りついた時間が・・・
手をのばしても もう届かない
本当のことに気づいてしまったの
この世界のしくみ
この世界のスイッチ押したのは誰なの?
キミの輝き 甘いささやき
僕のため息はつきたりないほど
くり返す いつかみたいな
あの光景がよみがえるの
ほんの少しの僕の気持ちも
めぐりめぐるよ
まだ、この先が見えない
一番星さがす手が震えても
あきらめないで
見える世界がきらめくわ
世界が愛せるように(love the world)
心の氷 溶かせたらいいね
たぶんね キミは本当は・・

そう すべてパーフェクトなスター

誰も見たことのない場所へ
夢の中で描いていた場所へ
ありふれたスピードを超えて
もうすぐ 変わるよ 世界が
もうすぐ 僕らの 何かが 変わるよ

世界がキミ(Perfume)を愛するように
・・・いつかなるよ

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 

ただ、今は結論を急ぐまい。
・・・・

ぁ)
思考の照応を感じました。先生も立派な患者です(笑)
なんか心強い、嬉しいです。
人生で出会うさまざまな出来事は果たして必然(運命)なのか
偶然なのか?重大な意味をもつ局面で、人は根拠もなく  
どちらかに選り分け喜んだり嘆いたり後悔したりしますよね・・・・

Perfumeは"どちら"と言うより「実りある必然へと育てた」ことにある
その経緯が奏効して"好雨時節を知り"今のブレイクに至ったと思います
どうでしょう?
先)
杜甫ですね・・・まさしくね
今後は自分を身の丈どうりに受け入れられているか、が
成長の鍵になるでしょう。

ぁ)
ただ、3人の出会いは「奇跡」、この言葉では凡庸に思えるほどに
神の配剤を信じさせる・・・そんな必然にも奥深い何かを感じます。

先)
やはり、そう来ると思いましたw

今に至ったPerfumeの錬金術は多数の予期されなかった
反応が内在していて、その確かな反応を得るための連鎖には
長い歳月が必要だった。
人間の作為を超えた原理があったのは確かで受け手の心性が深く関り
対称性を持っていた観点が重要に思えます。
Perfumeの高度な音楽性やスキルは可愛らしさを携えて、受け手の
心の深層の枯渇していた「何か」にきわめて的確に水脈をあたえた
といえます。
で、なぜに「時間がかかった」のか?
うそのない健気さで愛娘はずっと前から立っていたはずです。

ぁ)
愛娘ってw、わかります。
私にも時間が必要でした。
なぜ彼女たちが高いクオリティを持っていたにもかかわらず崖っぷちまでいったのか
それは、当初の立ち位置やミュージックシーンの状況での弊害を論じるのは容易い
結局"安直に人気を博すもの"論になっては意味が無いので
あえて個人的内実を省みれば・・・
まあ、偏光をかけたとき"見えてくるもの"として、ですが・・・そこにいるのは、
まやかしの良識で良いものは良い、と言えなかった自分がいますね。
だがこれは早くに出会った者の内心に関わったことではないだろうか?
構造的な問題があったとしたら、それは我々のことです。

アイドルオタク、ハロプロに群がる連中への蔑視・・・すべてを同一視して
別の世界の出来事と決め込む価値観、社会お薦めの大人の意識に逃げた。
その見返りは、
「Perfumeに出会い、気になりつつも正直になれず、尊い時間を素通りした」
後悔の念。
自分の感性を信じられず、本心に目をつむり自分の影にしぶしぶ従って
自己欺瞞の道を歩んでいたわけです。

「耳の肥えた音楽好きは彼女たちにハマる」
「苛烈なブレイクの一翼を担っているのは想像に難くない」
・・・今だから言えること。

そんな自我を築いていたところに燻らせたマイナス要因が構築され
潜んでいた気がしてならない。

先)
懺悔に聞こえますよ(笑)
いうべき言葉はひとつです、"ステイゴールド(STAY GOLD)"私たち、そして、
Perfumeにずっと持っていて欲しい言葉です。
ぁ)
そうですね・・・
歳を重ねるといろいろな規範に洗脳されます、大事なものを見失ってしまうのは怖いです。
Perfumeに贈りたい言葉、自分もあります。
「チェリッシュ (cherish)」
これ翻訳が難しいそうです、「大事にします」「守る」「慈しむ」が近いのでしょうが
その言葉に込められた響きには「誓い」、「祈り」があるんです。

先)
沁みる言葉です。
しかし、彼女たちの地上戦はすごい事になってますね。
ぁ)
テクノさらにはPOPミュージックにおいてPerfumeは新古典主義の成り立ちに似て
瀟洒(しょうしゃ)な存在感をもって現われた感がある。
そして彼女たちはサブカルチャーに視されがちなテクノをリアルクローズにした。
ミュージックシーンのひとつの壁を越えてしまったとさえ思います。

先)
影響度もかなり大きい、微に入り細にうがってみれば相当のエッセンスが
チャートを賑わす楽曲にちりばめられてる。
当然2匹目のドジョウ的追従者も現われるでしょう
ぁ)
雨後の竹の子の様相さえ予感させます。
フォロアー達にとっては柳生新陰流の「後の先をとる」戦略を期待するのでしょうが
良くて、勝ちはしないが負けない程度に終始しそうですね。

先)
そう、新陰流は相手が出た「後」に動いて「先」を制するのが真髄なのですが
彼女たちの存在の大きさは「先手必勝」どころか、唯一無二の孤高の剣士〈三銃士w?)
到達点として聳え立つ高みに達するのは奇跡を何度も繰り返す必要があります。
太刀打ちできる相手は皆無でしょう。

ぁ)
同様な楽曲をコンポーズしても稀有な存在性の差異は否めません、
結局、ことなったアプローチを必要としますから真のフォロアーとはならない。

先)
結論出ちゃいましたねw
・・・さて
Perfumeの3人はロックが好きですよね
フェス好きからもいえることですがどちらかというと過激なものでも
何の抵抗も持たず聞きますよね。

ぁ)
逆に過激大好きなところがある、
とくにのっちはディープw

先)
専門的な話ですが、
過激な曲でも聴くことに集中すれば、前頭葉のうち側頭葉に近い部分の
血流が下がりリラックスできる生理的効果があります。

ぁ)
ふむ、なるほど、すんなり胸に落ちる話です。
ロックの呪いをかけられたぼくらの世代とは聞く耳が違うかもしれないと思いがち
ですが源流は同じかもしれないですね。

先)
いい音楽は世代を超えるもの、我々にとって特にロックはねw
だからロック魂の籠った黄金期モノはPerfumeに俄然聞いて欲しい。

ぁ)
同感!ロック系は捉えようによってはテクノと対義語ですが
今はそのような線引きは無意味、とくに渋谷系なんかは
ジャンル自体が曖昧になるほどモード感で指示しますよね。
勝手な当てはめですが、
中田氏の楽曲の様に吟味した素材を巧みに仕立て上げるところはまさに
オートクチュ-ルの印象がある。
さらに喩えればやわらかく先端武装したPerfumeの音楽性はプレタポルテの
水準でモード界を席捲するエンブレムです。
Perfumeというブランドには世界をリードする領域さえ見えます。

先)
その強気な思い入れグゥです(笑)
熱の入れようは私も負けず劣らず他人事では有りません・・・
人々を熱狂させるミュージックシーンには、歌詞、楽曲にもどこか宗教的な要素がある。 
音楽のカリスマと呼ばれる存在からしてその様々な信仰に似たものの背後に、信者たる
私たちの中の集合的無意識を読み解く必要性を感じます。

ぁ)
あ、その話、長くなります?
確かに"気になるのう~"ですけどw・・・
彼女たちの「暗さをともなったほのかな揺らぎをそのままうけとめて感じた事」で
論を進めてほしいな。

先)
まわりくどい(笑)それ何かのタイトル?
ぁ)
オリジナル、、思いつきですよw
先)
あたるさんは「心象の壁に落ちた彼女たちの影の輪郭をなぞるのが巧い」です。
ぁ)
それ、、ww
先)
オリジナルですwww

先)
あの頃の3人の画像を見てると時々切なくなりましたね・・・
この少女達の心の叫びは、誰かに聞き取ってもらえたのだろうか?って
ぁ)
Perfumeの楚々とした表現の確立
豊かな想像を喚起するからこそ
歓びに隠れた密かな悲しみがにじむ
それゆえ、知らずさめざめと泣ける
彼女たちにはまだ見ぬ世界が無限の広がりを見せることを
冷たくなった心に予感さえ届かない。
そんな時期があったと思います。
奥行きのある暗さは此処から生まれたのかも知れない。

先)
確かBEE-HIVE寮の後期ですね。
「このままでは帰れない」、夢に敗れておめおめと帰ることは自分だけでなく
アクターズの先生や後輩、支えてくれた家族を裏切るに等しい
顔向けできない状況、そういった広島(郷里)の重圧もあったと思います。
ホッファーはこう言ってます、
「情熱の大半には、自己からの逃避がひそんでいる」と。

ぁ)
確かな事は彼女たちの持つ意思がひたすらスキルを鍛え深化させたこと、
そして希望に通じる近道などなかったことです。
後になってそれが、彼女たちにとって大きな財産になるわけです。

先)
ダンススキルは凄い、水野さんもあそこまで応えてくれるのですから
コレオグラファー面目躍如です。
そういった運動に習熟することは脳内のシミュレーションを正確にすることになる。
それは、他者(演者)の動きを微細に観察・記憶することを可能にして、特別な
ミラーニューロンを生みだす、それが彼女たちをさらに上達させてきた。
この効果はPerfumeのシンクロ率の高さとも密接に繋がっていると思いますね。

ぁ)
ライヴの3人とくにのっちは凄い!そう、それでちょっと気になったのが"のっち"
死について語ることがありましたね
自分のお葬式とか、死を実感して飛び起きちゃうとか
先)
メメントモリですね・・・
芸術の根底にある主題とも言えます、アーティスティックな側面が強い。
それに
のっちにとってライヴは彼岸的悟りに似ていて真の世界を希求する
場となってますよね
のっちはどこかに無常感なるものがチラつくときがあります。
そんなところにも関連を見ますね。

ぁ)
のっちのイメージはひとつに海のイメージを持ってるようですね。
あ~ちゃんはのっちが人魚で、かしゆかはイルカに乗ってるのっちだったりする
彼女自身も夢で魚になって泳ぎ回ってる。

先)
夢には追体験の効果もある。
ライヴなどのパフォーマンスは異世界、その浮遊感もあるでしょう。
そして夢は「相補性」を持つ、夢の中の心像は、具象性を持ちます
のっちは世界を内面化する傾向にある。

ぁ)
それ、イメージありますね。
海の中を泳ぎ回り、ときおり外界(水面)にジャンプして、
私たちの胸に小さな波紋を残し再び海に戻る。
しだいに私たちとかすかなつながりをもちながら
生を実感していくプロセスが縫いこまれる
そのつながりの網目によってかたちづくられる世界
のっちが心を許し身をゆだねることが出来る世界

いつしか"のっち"の内面には私たちがいる。
切り離される事のない世界・・・これメモっとこ(笑)

コーヒーおかわり!
お茶うけのドーナッツまだあります?"甘いやつ"w

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

Perfume☆☆

最愛の娘に出会えた
小さな手にそっと指を近づけると
弱い力でぎゅっと握り返してくれた
うれしかった
そう、あなたが赤ん坊だったころ
心で握っていたもの
恋の種
いつしか花が咲き
愛という香りをはこんだ

なぜ惹かれたのか?
答えなど無い
「Perfumeが好き」
その真実がこたえなのだ

彼女たちは言った、

「Perfumeでよかった」

そして私たちはこうかえす

「Perfume、あなたに会えてよかった」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

Perfume★(dark side)

たくらむ太陽に
冷たい雨、
時空のさざ波に
ドリフトする空、
濡れる舞台に光輝を宿す
光を背に澄ました足取りで
跳梁する闇は
「贋の世界」で奇蹟を起こす
ひりつく真実が嘘を砕き
奇妙な循環がはじまる
宙ずり、さらされ、泣きじゃくる
いのちの綱が燃え尽きて
あなたは一度もそこにいない

願いはわかってる
今日は明日
明日は今日
邪(よこしま)なデリケートさで
君が新しい綱を掴むのは
その欲望に極めて明確な
奇妙な香りの実験
それは虚無という血なまぐさい舞踏
この匂いこそが
表現者というプレゼンス

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
〈総 論〉 下の巻(お茶とも話 2/2)につづく・・・
そして、総論の締め「随想」でキッチリ落とし前つけます(笑)


「ホントかよ~長いからもうやめてー!」
あれ?何か聞こえた・・・

『我思う、ゆえに、Perfume有り』完結篇 上の巻




どうもぉ~「ハン・チョンソ」スンミダ!
ってウソです!!!

パフュ総論すなわち『我思う、ゆえに、Perfume有り』総論で
完結どぅえ~す! わしょーぅい!

『長いこと書かなくてすまぬ!』(←のっちver)
誰も待ってないけど言わせて欲しかったw

でもねぇ前編なんすよ~!(長くてね、、ごめんね)

・・・・・
ああぁテンションあがらん!!
なぜ?って、、
HAPPY!が終わり、
マジカル☆シティが終わった、
パンパカパーティーが終わった。
振り返えると、もうそこになかった。
あのメッチャ楽しい濃密な時間が消えた。。
切ない・・・"ためいき"のみぞ(ふうぅ)

サイン入りパンパカクリアファイルは大切な宝物となりました。(←自慢ね)


『我思う、ゆえに、Perfume有り』始めてもう半年になろうとしてます。
ただ単に書きたい衝動のまま、誤字脱字無視、ほとんど修正、推敲なしの
勢いでしたね、まあ日記だし〈笑)。
なので大仰なお題目に耐えうる内容を期待しないことが前提となります。
小生の浅はかな見識と乏しい語彙の抽出ではなかなか難しいです。

Perfumeの理解をたすけたり、反面うとましく思われたりいろいろでしょうが
戯言レベルとして気楽に読んでもらえたら本望です。

腹減ったな、久しぶりにTKG(たまごかけご飯)食べよっかな♪w

で、以下、完全なる『妄想』ですからー!(念押し)



『我思う、ゆえに、Perfume有り』完結篇 上の巻

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

~~~ PerfumeP.T.A.ブログ ~~~

▼〈STAFF〉

先日Perfumeは、ちょっと変わったところへ・・・
さて、ここはどこでしょ~・・・・???
ハイ、正解は『某クリニック』です!

(待合室の神妙な3人の写真)


3人は定期検診を受けに行ったんです。
でも安心してください、皆さま!
3人とも健康優良児のお墨付きを頂きましたー!!!
これもお仕事の一環、健康管理も大事なことですよね☆!

この日は暑かったので帰りはみんなでアイスを食べたそうですよ♪
これからも3人の活躍をお楽しみに!☆★

(3人の食べたアイスの写真)

EMILY

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *


~~~~ 個人に初診報告が届いた数日後 ~~~~

か)診断書どうじゃった?

の)読んだ、 おもしろかった!
   何か、分析とかのっとるんよ!!

あ)・・・よんどらん(小声)

か)えっ!読んどらんの?

あ)だってこれ、字が多すぎてわからんのじゃもん
  ほれ、嫌なこと書いてあったら信じてしまうけ・・・

か)占いとちがうんよ(笑)

の)読んだらさぁ 逆に元気がでるよ

か)絶対いいこと書いてあるけ読んでみんさいな

の)でも、“西脇さん”の場合はびっくりなこと書かれとる
  かもしれんね!?〈笑)

あ)そうじゃね~っってコラッ!
   そりゃのっちの方じゃろっ!!!

か)ゆぅ~よねぇ~www

あ)マジ「いちごバナナ」に言われたくないわっ!!!(笑)


か)ねえねえ、あ~ちゃんが読み終わったらさぁ~
  みせっこしない!?

の)うん!みたいっ♪!!!

あ)ちょ、ちょっと待って!!
(紙面に目を戻しながら)うへぇ!ヤベえ~これ!!!



* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

〈 総 論 〉

初診報告を終え個人的見識、いや、「思い」となった端書をまとめてみる。
いわば報告したものが上澄み、ここに記すのは上澄みを得るため澱と
なった文目である。
診断の根拠としながらも紙上に書き込めなかった諸相、
自身に内在する心面が映す、彼女たちの内面、心の底を浚うように。
無意識の動機を本人よりもよく知ることが出来ると期待し得たもの、
しばしば直感的感情の動きに引きずられもした。
精神分析とはおこがましく、実際には彼女たちから学ぶべきことが
多かった。
試みは、総じて熟達した医者が心電図を読む要領に近い
未熟である分、想像力で補うほかなかったものもある。

無意識のうちに、自分は「内心に対してではなく彼女たちに向けて
書いている」そのことに気づくのだ。

何か言葉を残したい。


マイナスに閉じていた環(わ)をプラスに開く魔法
メビウスの環
ひとつのねじれで次元の転換が起きる。

イメージが視覚を超える次元がそなわっているように
妄想は脱領域的知の想念がそなわり深遠において
思念(の領域)と交わる術(すべ)となる。

ねじってみなければわからない・・・


Perfume☆

歌声を聞く

根源に立ち帰って考える

耳を澄ます

嘘と真実

光と闇

時間の轍

白い光をなぞって

一緒に星を数える

千年の劫を経ても

虹よ消えるな

七色に輝くウロボロスの輪

星の道しるべ



Perfumeは美しさをともなう
それを「美しい」と形容するのは、人の感情を揺り動かす事が出来るからだ。
Perfumeは幽玄な趣がある
幽玄とは見慣れた日常を見知らぬ世界に変える感性にほかならない。

美とは作られたものでなく
偶然の出来事でしか生まれてこないものかもしれない
幽玄さをたたえる美しさに  どうやら  おそらく関連している

秘密

心に深く浸透し、優艶な薫香を漂わせる彼女たち。
Perfumeを知りたい、分かりたいそんな気持ちは、
彼女たちと自身に内在する
「心にかなうところ」
を見つける行為かもしれない。

あ~ちゃんは 慈愛と気骨
かしゆかは 機知と洞察
のっちは 孤高と気高さ
心性を知る。

見えるものをじっとみていると
見えないものが見えてくる
そこにあるのは嘘っぽい明るさ
を引き裂く溝、奥行きのある暗い
微笑みが境界を朧(おぼろ)にする。

読み解とこうとすると危うい気配がチラつく
読み解とこうとすること自体の危うさを
結論を急がない複眼的な思考をもって
見さだめるとき
光りと影が妙なる和音を奏で身体と感覚をめぐるり
「心にかなうも」のが表出する。

人が生きることの悲しみと滑稽さ、
誰かと心がつながる喜びとその裏にある寂寥。
光と闇の表象は記憶がかたちづくる。
記憶とは過ぎ去ったものではなく、心に刻まれたもの
妄想は身体と密接に結びつく記憶の足跡に他ならない
理解を積み重ねていく足踏みは、影踏み遊びに遷移する。

私は知っている大事な記憶となるのは
案外些細なことであることを

そういう記憶はなぜか泣きたくなる

得もないのに何かを好きになったすべてのものが
そこにあるから

好きになるには力が要る
Perfumeという名の彼女たちに出会って
そんな力が残っていた自分に気づく

嬉しかった

知らないうちに心に下りていた錠を、
Perfumeが外してくれたのだ
それは希望に似ていた

それはわくわくすること・・・そうか

「もう一度、恋をしたのだ」

・・・

その秘密を解き明かしたい
「恋」とは本質を喩えた言葉



ゆきあいの空に

秋の花が咲き始めた・・・

そのむかし
花たちは
風まかせをやめ
色をつけた
そのうち花びらは
小さき訪問者たちの
好きな色を知る
花は誘う
赤になってチョウを
紫になってハチを
それでも
冬の終わりのさびしい季節は
白や黄色になってすべてを歓迎した

花の意思
花よ、なぜに咲きたがる
小さきものよ
なぜに花を求める

彼女たちの意思
・・・
私たちは

「なぜ彼女たちだったのだろう?」



私にとって彼女たちの存在
彼女たちにとって私の存在

熱意に対する深い相互の敬意
透明性の高い存在
名もない支援者
たとえば
Prfumeを眼前に  此処にいる 臨場感  高揚感
はっきりと目にしているのに
簡単に近づく事が許されない遠い世界をみている内心。
その、やるせない感覚。
それでも
観終わったときには、汗にまみれたこぶしを握りしめ
自分が「ここにしかない場所」で立っていることの喜びを
かみしめ横溢するのだ。
「どこにもない場所*」をよすがに・・・

はたして私は滑稽なのだろうか?

"私たち"はこっけいな姿に映るのだろうか?
恋は人を愚かにする、
愚かにさえなれない人は不幸である。

なにが出来るかではなく何がしたいか

努力が願望を強め願望が努力に拍車をかける。

その思いが当事者の生活にどのような変化や、
どのような状況を導き出すのか

すべては「個」のレベルに帰結する。

それを読み替えること(フィードバック)が可能であるか思惟する。
だが意味の御託はカウンセリングの仮面の下での裏切りであり
帰着点のないメトニミー(換喩)にすぎないのかもしれない。

それは他者に伝えるに値するものなのか、
あるいは伝わるものなのか・・・

種はまかれた

人間は他者を通してしか自分の存在を確認できない、
それはまさしく彼女たちPerfumeの思いとかさなる。

無意識の領分に置かれた

"Perfume"が、こっそり近づいてくる。

〈中の巻につづく・・・・〉


前編って、、序章?、、、つーか長すぎる〈苦笑)


*「どこにもない場所」とはユートピア(桃源郷)の語源であり
存在しないものの意である。

2008年8月15日金曜日

我思う、ゆえに、Perfume有り』 その3 のっち篇




8がつの16にち土ようび
Perfumeのマジカル☆シティ
市民のみんな聞いてね!
1時間スペシャル お盆だよ!全員集合!!

お家におりんさいよ(ゆ)

と、言う事でひっぱりましたね、のっち篇、
つーかグータラだったんですが(笑)
結局お盆休みで何とか遅筆を補いました。
まあ、たいそうなこといってますが大目にみてください。
自分自身に書いたもんでしょーもないですが、
正直ひとりでも読んでくれる人がいると
嬉しいし励みになります。
・・・・・・

この自分が私で
なぜか、今ここ(地球という世界)にいる
"不思議"
そして思う、Perfumeの3人を
"究極の不思議"

皮相浅薄になりがちなこの世界のつながりに
それをあきらめきれない思いにした彼女たち
それでかまわなかった世界を変えた・・・
もっと深く君たちを知りたい
でも、知ろうとすればするほど厳然な輝きとなり
光芒を放つ、そのきらめきが何処まで続くのかさえ・・・

語る言葉はむなしい
誰だって現実をみればおかしくなるさ
手のひらに僅かに残る虹の断片、
それは煌(きらめ)く内心に通ずる小さな光、
いつしか螺鈿細工の鍵となる。
心で握っていたもの
それを信じて・・・

『~Perfume有りその3』のっち篇


『我思う、ゆえに、Perfume有り』 その3 ...つづき
〈 のっち篇 〉

妄想のための妄想曲(話2/2)

* * * * * * * * * * * * *

※本人の許可を得た部分(回答)のみ記載、
詳細な記述は必要なときに追補。

「~それでは始めましょう」

暗くて自分の声が響きます・・・
洞窟みたいなところ    とにかく探す
瑠璃色の海とサンゴ礁   そこは危険な感じ
息をとめて  何かが見つかる気がする
わくわくする   なかなかうまくいかない
もうひとりの自分  おかあさん
直感するまま  運命だと思う

あ~ちゃん:女神、めっちゃ大きくなって寝そべってる。
かしゆか:カリスマ、ファッション通信に出てる。


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

(瞑想・・・意識の彼方・・・・)

(あれ?おれ寝ちまったのか
今の夢、、ケーキなんて作ったこと無いのに
      "今の"メモっとくか・・・)

夢の中で自分はBEE-HIVE寮でケーキ作ってた、
誰に?のっちにか?
あの部屋からのっちの声がする。
「もう自分にうんざり」
私は生クリーム泡立てながらその部屋の扉を開けた
ウェブカメラの前でダラっと寝そべるのっちがいた。

何をしたい?
「おいかけっこ」
追うのは誰?
「上京したての自分」
ケーキできたら食べる?
「それより髪を切りたい・・・」

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

(それでは始めましょう"自分"
見たまま感じたままに・・・
"のっち"きみの瞳をみているとさみしくなる
感情があまり読み取れない、それでいて澄んだ
美しい珠の様な瞳がなにかを訴える。
いま、夢をみて、その理由がやっとわかった)


問診表(基礎データ)---×→個人的端書

大○彩乃 (のっち)について

端 書
無口なのっち
語る言葉は少ない
索漠感を糧にさても玄妙な・・・静かなる大○彩乃

C.G.ユングいわく「静かな水は深い」

〈孤独〉
彼女はひとりっこである。母も父も若かった。
この世に生を受けたときすでに心の手に握っていたもの
神は微笑んだ。

余人にはない才能

疎外感を抱くのは個性的なものの宿命である。
人とのコミュニケーションが苦手で、自分の世界に閉じこもりがちな
積極性に欠ける子供だった。大勢の人たちの中で言いようのない「孤独感」、
それは夢見がちで劣等コンプレックスの強い少女を育てる。
そんな心のエネルギーは無意識下に蓄積されクールな美意識に変容し
沈黙の中にたくわえられていく。
人は光と闇の陰影の強さによって存在感を増す。

生えたての羽

「SPEED」という鳥肌の立つような幸せな感動に出会い
彼女の握っていたものが鮮やかな原色の色彩を帯び出す。
のっちの歌唱表現はあ~ちゃんにディーバと言わしめる。
無価値と思えた自分の可能性を見つけ足がかりを得たとき、
他者とのかかわりを拒むようでいて、実はそれを切実に求めている
本音に気づく。

〈出会い〉
生まれたときから約束されていたかのような出会い。
のっちの選出、
後の苛烈なる奏効はこの偶然は必然であったと悟らせる。
あ~ちゃんとかしゆかにとっては、それ無しでは得られない
『Perfume』を授かるめぐり合いだった。
のっちにとっても周囲との緊迫感を薄れさせ柔らかな調和を生み
理解しあえる仲間を授かった人生の転機だった。

永遠の許すかぎりこの絆を放すことはない、いつまでも
のっちの心象は血脈の一体化を語っている。
それは屹立したPerfumeの本質にほかならない。

成長していける心のしなやかさを得ることが深い思考を誘発する。

〈ライヴ 1〉(BEE-HIVE時代)
すべてのメディアは背中を向けていた。
傍目はアイドル⇔オタクの関係性に終始、広がりのない世界
「JKに冷笑された」
クラブイベントで秀逸な輝きを放ちつつも余りにも小さかった世界
4年間のアクターズスクールのスキルは見事に発揮され
ヤスタカ氏の楽曲、ダンスパフォーマンスもレベルは素晴らしく高かった。
(一部のファンに留まったことが後の好転に拍車をかけるのだが)
結果が出ない・・・
のっちの薄絹の様な心の幕を透かしてみれば容易に想像できる
"かっこいい"ことしたい。
だが、やるべきことのリストなどもうなかった
今日一日があるそれだけでよかった
今日一日があるだけで幸運だった
"夢をみる"という時間は無かった
いまがその"夢の結果"だった。
心を蝕むものがどかっと根をおろし、信念と現実の狭間がよじれ
波打つ、延々と・・・
先行きの見えない内的葛藤に苦しみ続ける。
「もう無理なのかな煮詰まってた」

見捨てられたようなこの世界で生きることは
10代半ば"のっち"には過酷だったはずだ。 
それでも彼女の心は折れない、
彼女のプライドがそれを許さなかった。
果断に選択し努力を惜しまない姿勢を固持した。

それでも心深く、沈みこんだ思いはあった。

「この世界の"わたし"では、次の地平が見えない」
「本当の自分を表現したい」
『壊したい・・・釈然としないこの世界を・・・』

いつかこの経験がすべてに生きる。


〈フレグランス〉  
Perfume(香水)に特別な感情の働き、誘発行動。
あ~ちゃんはフローラルの香りや洗濯物(お日様の匂い)、
野性的な匂い、製品全般のにおいに嗜好性を持つ、いわゆる
[匂いフェチ]の域に達している。
かしゆかにとってのそれは女性美の希求であり、フェミニンな
情動性を奮うアイテムでもある。
アダルトなテイストに転用する長けた才が既にある。
のっちは、調香されたスパイシーな香りに強く惹かれる傾向がある。
ふたりとは別の内向きなセクシュアリティ要素がそなわっている。

幾度も確かめたくなるあまやかな香り、それは「憧憬」となって
心に基礎づけられたもの、母の香りアザロ.オーベル
香りに拘る嗜好性は異性に対しても転化しフェロモンに似た効能を受容する。
無意識の中の異性〈アニムス)が母性を求め男性のアニマが呼応する、
のっちの無意識に秘められた性の重層化は不可思議な嗅覚世界の
官能交錯として現われる。
その二重構造の接手がシンメトリーに結ばれる対象が惹かれる要素となる。
匂いに対する異性の情動性はのっちの特質といえる。

さらに精察すれば、彼女の無意識の中では
彼女の絶対世界としてのパーソナルエリアがPerfume(自分を包む空気)
である。
彼女にとっては自身放つフレグランス空間が自己と他のすべて(世界)を
区切る境なのかもしれない。
Perfume(彼女たち)シンクロニシティ

〈BEE-HIVEカメラ〉
緊張に凍てつく冷たさを隠しながらいつもの"のっち"が姿を見せる。 
大勢の中では静かに沈黙し、ひとりのときは無器用で奔放なたたずまい
ときにアナーキーなロッカーのなり・・秘めた怒り・・・
それは確認している行為なのだ、「自分と世界の接点を」
ぶっきらぼうな態度に愛想がないさま、 ダラダラ  グダグダ
内心とは正反対の・・・

〈~うんざり(音リコ)〉
「19年生きてきたけどもう自分にうんざり」
今までの自分は本当の自分じゃないと言う根底の自己否定
その自己嫌悪はどこからきたのか?
・・・・
そんな杞憂は軽くいなされた。
傍から見てすぐに理解されない「あそび」
自己の中心から湧くその声に耳を澄ましたとき
彼女はこのセリフを聞いた、そして・・・
ただし、それは内心の発露を粉飾した狂言に近い
彼女の本心は自分の発言に対する反響を得るところにある。
特にあ~ちゃんとかしゆかに、それを言い放ち心情に投げかけ
逃げる。のっちにとってカタルシスを得る「やり逃げあそび」
視聴者に対する彼女なりの自己紹介ともとれる。

少々釈然としない感じを受けるが、嬉しさのようなものも
いくぶんかふくまれる。
自分の価値観・世界を大事にする"のっち"ならではの
センスを垣間見た気がしたからだ。

ほら、のっちが微笑みを浮かべた・・・

〈テキトー〉
「テキトー」な態度を肯定し必要性を説いたことは深い。
彼女に限っては「適当=ふさわしい」というような意味になる。

「世の中に矛盾は多くて納得できない縛りや、無理解からくる悪意がある。
だから自分なりに選ぶんです。」

ユニーク、不可解といわれようが自分の価値観を大事にするのが
のっちである。
表面的には見えないが、たどると見えてくる社会や世の中の入り組んだ仕組み。
彼女の資質が孤立感を生み社会の規範に反感を招く流れを生んだ。
でもそれは彼女「誰のものでもないわたし」が選んだことに違いない。
だからこそ自分の行動について自分を納得させることを求める
それは現実の積み重ねに引きずられながら現実を追認することを
許さない姿勢を獲得し感受性を磨くことに繋がった。
メタ認知度は高い。

世界の旋律が静かに響く、彼女はそれを斥ける。
自己の調べに耳を傾け、彼女はさがし耳を澄ます。
核心にある主旋律を聞くために。


〈ノーブル〉
挑戦的な眼差しと肢体、扇情的な効果に起用される"のっち"
火をつける役割を果たしても 先頭に立つつもりはないのだ
ライヴで泣かない、Perfumeの"のっち"は泣かない、
プライベートの彩乃はすぐ泣く
心の深層に微妙な距離と遠慮を感じる。
「思い込もうとしていること」と「内から溢れてくるもの」
自我の領域の思考機能と、無意識下の感情機能の対立
自分でいいのか?、自信がない
自分でいいのだ、自信を持ちなさい!

関係性の中の性格、他者との比較によって決められる性格
複数の視点の理解が必要になる。
悲惨な現実や寂しい境遇から「距離をおく」ことを必要としたのなら
他者との共感に乏しいとき対立点をあらわにしない人間関係の
希薄化を願い心を閉ざすのも悪くない。
そんな自分と戦っていかなくてはならないけれど
ネガティヴな気持ちを持つことが許されないと攻めてはいけない
それが心を苦しめるなら、持っていていいのだ。  
外界との連動などこだわらなくていい、照応する針路は同じなのだ
自己に強いた沈黙は覚悟と勇気を得るための心的ホメオスタシス

内心に潜むのっちの心象は迷い子のように怯えながら灯かりをさがして
暗い道を歩いている。
そして、その灯かりとは自分自身が出会っていないもう半分の自分を
照らすもの自己実現の道を一緒に歩むもう1人ののっち(大○彩乃)
幾重にも刻んだ心の記憶が闇を帯び一枚一枚影となって隠していても
虚空に響く思いが闇の葉となった一枚一枚をとりはらうだろう。

君はGAMEツアーの最後の最後で泣き崩れたね
それはひとつの扉が開いた瞬間だった。

向き合い、声をかけようか、ためらっているのっちが見える。

自分の感情や思考のクセ、おおらかさと危うさの両面性
ゆたかな沈黙が不即不離の実存をもたらす。
過剰に思わせぶりであったり、ひとりよがりとは根本的に異なる
孤独感に満ちていて、他の誰にも似ていない独自の天性。
凛とした芯をもつ【ノーブル】な存在"大○彩乃"


「自分のいいところ」 の質問で"のっち"は、
「満たされない何かをいつも持っているところ。 」と答えた。
ただものではないと感じた。
満たされない何かをいつも持っていたいと願うのは
"胸のときめき"のような純粋で無垢な心のエネルギーを
蓄積し豊かなふくらみをもたらす内なる欲求だからだ。

ストレスを乗り越え、幸福であろうとすること

馥郁(ふくいく)と香る"のっち"を予感する。


〈イジラレ上手〉
マジカル☆シティ/パンパカパーティー
のっちがMCの回はいつにも増して感興がわく。
のっちの所作があ~ちゃんとかしゆかの喜々としたテンションを誘発し、
容赦のない「からみ」「ツッコミ(イジメ)」を随所に炸裂させる。
不器用なまでに収拾をはかるが心ならずも予測不可能な展開を招き
のっちにとっては天窓をうがつはたらきに転化する、自然とオチ担当になる。
皮肉にもノープラン、放置プレイが持ち味を発揮する条件となる。
お笑いネタ、パクリのセンス、声色の妙、
高校は女子高?の)ちがう男子校!、あ)えぇ!共学じゃろ(大笑)
放送事故?!のっち単独ライブ篇で終わる某ゲームハイパー企画。
・・・例をあげればきりがないネタは膨大なのだ、それほど凄い。
昨年のパンパカ対決コーナー、お笑い好きのためか、お笑いの神が
しばしばのっちに降臨する。
びっくりするほどの間とタイミングは奇跡のレベルである。
バツゲームの落とし子として神に選ばれたのっち、 
意外なおとぼけぶり、ときどきはっとする鋭い呟き、名言の数々・・・
声質のある音域ではのっちとあ~ちゃんは中田氏が困惑するほど
瓜二つ、混乱、そして、癒し(1/f ゆらぎ)。
ラジオは1対1のメディアであり、なんとなくつながっている感じが
魅力なのだ。
作られたものではない、彼女たちがリアルに作りだすもの
基本しばられない自由空間、それをよしとするスタッフの理解。
「楽しみ」以上の何かを感じさせるような濃密なものを感じる。


〈ツンデレ〉
のっちに対するあ~ちゃんのツンデレぶりは舌を巻くほど完璧、お見事!
テキストにしたら完売だろう。またのっちにしても反応が心憎いほど如才ない。
19歳・・・
の)もうすぐ20歳になるんよ
あ)さよなら
の)冷たいわほんとうに
("気になる姫"は顕著)
HAPPY! 水槽に片足浸けてドクターフィッシュに角質を食べさせるシーンでは
あ~ちゃんの肩に寄り添いその肩をパンパン叩くシーン、なぜこんなに絵になるのか?
思慕の表象さえ想起する。
似たようなシチュエーションは必ずあ~ちゃんがフォローする巧妙なデレ。
アトマイザー劇場ではのち男とあ~ちゃんの即興による自然な構成・キャスティングや
内容そのままの素朴な思いが転嫁されているところは、意識しない部分も含め
それを確信させる。

あ~ちゃんはのっちに辛く(厳しく)あたる印象があるが裏を返せば、
お互いの絶対の信頼と尊敬が根底になければ成り立たない表現だと気づく。

"かしゆか"はよく知っていた嫉妬の様なものさえ言外に滲ませていた。
当然であろうとにかく3人はPerfumeがほんとうに大好きで仕方がない
そして、いちばんPerfumeに「憧れている」"のっち"


〈カミ様〉
のっちは「かむ」心理状態に直結するも
緊張過多はトラウマに起因する。
留まろうとした言語の流れ
心の冷たい部分が言の葉を凍りつかせる
パラパラとこぼれ落ちてゆく
心細さに息がとまる。
すかさず反復、呼吸を整える
ためらいながら沈思黙考・・・

(GAMEツアーの間の放送はスムーズで
   かまなかった印象を受ける着目べき事柄)

〈交わす言葉〉
まわりの状況、伝えるべき言葉の選択
相手に効果的に伝えるための言葉の省略
説明する必要はないはず、無言のサインを読み取り先回り
伝わらない・・・そんなはずはない・・・彼女にとっては意外  
〈主語がないから、伝わらんのよ・・←あ~ちゃん)

心理の綾を見越す"のっち"
心情の忖度が優れた"のっち"

彼女の歴史がそれを必要としたその残り火。

〈ひつじのショーン〉
あ~ちゃんのような険呑さはない
かしゆかような当意即妙さもない
のっちはこのキャラクターのおとぼけぶりや容貌に共通
やけにマッチする。 迷う心に踏み出す一歩
ひつじのショーンは背中を押す。


〈 夢 〉
世界の深い絶望をおそらく本能的に分かっているのだ。
空襲~戦争という運命に翻弄された不幸な人間
「元型的な心像」が夢として現れるのなら・・・仄(ほの)みえる
ヒロシマの影。
それは疎開地から見た広島への原爆投下の様子にも思える
「わからないけど知っている」奇妙な感覚
人間の身勝手な戦争・・・かってにやればいい・・・

『夜空が炎で真っ赤に染まってるのをちょっと遠くでじっと見ているんですけど
悲劇を感じるより、なにか新しいことが起こる予感がして、ヨッシャーって感じで
興奮するんです』

深く沈む無意識が求める快感・喜び・爽快感は世界・国家・社会の規範や
既成概念が崩壊し、新しい世界が始まること。
人類の傷跡からの再創生を幻視する彼女・・・
夢の中で出会う"のっち"には
くぐり抜けた時代の返り血の臭いが漂う。

『私の世界はここじゃ無い、私の現実はどうなり果てようと受け入れるだけだ。』

自分を凝視するように覚悟を語った。
そこまで言わせるもの・・・
のっちのギリギリの哀しみや強さが透けて見えたとき
彼女の心にともされる炎が、周囲を包む"闇"とせめぎあっている
のが見えるだろう。

夢にはつづきがある

『赤く染まった空・・・
腰をおろして夕暮れの風にたたずんでいるんです
そのときの胸を締め付けられるような切なさと寂しさが
何ともいえなくて・・・』

『泣きながら立ち上がって叫ぶんです』

『なぜ私ひとりなのか』

『でも大切なのはそのことじゃない そのあとになにをするかなんだ』

『自分の言葉で、自分の声で、自身を包み隠さず表現し、何かを伝えたい』


なぜだろうそのときのっちが神々しく見えた。
後の命題を予感し畏敬の念をおぼえたのかもしれない。
すでにあるものを壊すのは容易だ、あらたなものを生み出すのは難しい。


死の予感についても語ったが不思議に恐怖感とは無縁である
彼女の中では生と死の気配が同じ強度で相対する、
破壊と再生を求める深層、死生観それはマイナス・イメージの
ループに陥っている部分、直感的にわかるものだ。


〈ライヴ2〉
あるとき自分の中で消えかかっていた純粋な何かに触れた
未知の回路が開いた。
自分を包む空気が勢いよく拡散する。
それはまるで超新星爆発ように
波動光が空間をゆがめながら輝くリングとなって広がり
開放されたのっちの渾身の思いは一気に孤独な宇宙から
大宇宙を創出する。

日常と隣り合わせの異界が彼女のほんとうの住処なら
歌い踊り狂う自分の中に真実を見るのだろう。
それは響きあうもの
与えたものが投げ返され、頑なになった心の奥底が
やわらかく解体されるのだ。
自己肯定感という喜びの中で溶け合う奇跡。

あたるさんが仙台でのっちを眼前にしたとき
「彼方に何かを捜すような目が忘れられない」と言っていた。

独創的な振り付け、巧緻なコレオグラフィー

手足の長い流麗でしなやかな肢体、強靭なモダニズムの香気、
美しくスリリングなそのエネルギーの発露はのっちを屹然とした
姿に羽化させる。
静かな気迫がいつしか豊かな詩情となって私たちを魅了する。

五感から六感に訴求する鮮烈なイメージ。

魅惑的なイメージに惹かれて疲れきるまで彷徨するオーディエンス
約束の地へといざないリードするのは"のっち"・・・・

ライブパフォーマンスにおけるのっちは
けっして異星からの訪問者ではなく
噛み様でも、バツゲーム体質でもない
目のウロコを外して見れば
現実のものよりも聖なるもの
地上よりも天上がみえてくる
それは彼女の想念にほかならない

ナマの感動は二度と戻ってこないもの、それでも
どれだけ年月が流れようとも記憶の片隅にとどまって
離れようとしない鮮やかな原色のような出来事がある。
それがPerfumeのライヴなのだ。

私たちと彼女の交錯点に決像した幻のような光
ともにライヴを楽しみ喜びを分かつ小さな光り
我々が運んでくる その小さな蓄積によって 彼女は少しずつ
生きる喜びと力を得ているのではないだろうか・・・

ただ、今は結論を急ぐまい。


* * * * * * * * * * * * *


『我思う、ゆえに、Perfume有り』 その3
〈 のっち篇 〉  終わり

『我思う、ゆえに、Perfume有り』総論につづく?たぶんね〈笑)

サマーソニック08 Tokyo8.9




サマーソニック08 Tokyo8.9行って来ました。

早起きして、1日券握り締め旅立ったのさ、

頭の中に"入場制限"という恐怖のワードがちらついて
早々と出かけたわけです(笑)

10:00前に目的地のDANCE STAGEに辿り着く(結構歩くのだ)
運良く右側の最前列はまだ埋まってなく中央に塊が集中(明らかにパフュめあて)ほどなく右の端まで埋まる。
オープニングアクトのTHE CHEF COOKS MEの演奏が終え、入れ換えになるはずが誰も微動だにしない・・・アレやっぱりです。

Perfumeの時間が近づくと振り返れば人の山でした。
ただ平たいフロアでブロックを区切るようなバーもなく収容スペースは相当デカい、なのでこれで圧縮が起きたら非常にヤバイ・・・

とうとう始まりの段で進行MCが念を押す、絶対に押さないで、既に最前列は
潰されてる・・これ以上は中止になります云々。

結局後方からの相当な圧縮はあったそうです(デュオさん情報、後ろの方にいたはずが真ん中まで来ちゃったそうです)
演奏の途中、中央で将棋倒しが起きる・・パフュも気づく・・・
スタッフ慌てる。
幸い深刻な怪我人はいなかった模様・・ただただ幸運だったのだ。

今回は気分を悪くする人多数・・・何人自分の前を脱落者が通ったか、スタッフに担がれて運ばれる女の子もいた。
正味時間は30分もなかった、おまけに、おそらく運営側が時間短縮を図った疑いが濃厚である。
つまりは運営側がPerfumeの加熱の凄さの認識不足、ホルモンの様に気合十分な猛者どもの集まりではなく、パフュ初体験の割合が高かったこと、女の子や家族連れが支持層に多いことなどもう少し認識して欲しかった。

で気分を変えて楽しい話。

自分少し右端の最前列で斜めからのアングル視界100%はサイコーだったにょ~!!!
パフュステージが始まった途端、フォーッ!あ~ちゃんっ!、のっちぃ!、かしゆか~!!雄たけびを上げるオレ、小生の豹変ぶりに右脇と後ろにいた学生風が鼻白んでいた(笑)
でもってマキマム ザ ホルモンが下手に見にきていた。(こちらから丸見え)パフュがすこし「見にきてくれてるんですよ~」とちょいイジったとき
メンバーの誰かがフリを踊って見せていた(笑)

あ~ちゃんがSONICってなんじゃ?と言ったので、『音波~』って叫んだら
はい!見事にスルーされ(苦笑)「凄い波みたいなの」って理解になってた・・・まあいいや。

可哀相だったのが右隣に最初にいた家族連れ、ちっちゃい女の子がいて最前は押されて非常に危険とスタッフに窘められ泣く泣く離れた・・・後でパパだけ戻ってきた(笑)

セットリスト

GAME オープニング演奏のみ
チョコレイト・ディスコ
love the world(full ver)
MC
B.c.L
ポリリズム(full ver)

セトリテキトーと言っておく(記憶に自信がもてない)

例によって男の子~女の子・・・ラジバンダリの流れは踏襲
観衆不慣れな雰囲気がちょいあり。
あ~ちゃんが将棋倒しの件等、気をつかって言葉をかけていたのが印象に残った。
スタッフよアーティストに収拾役を負わせることはあってはなりません。

アルバム(マイフォト)に
後姿がかしゆかに遭遇思わず撮っちゃった(このネタ"たく"さんのパクリだけどね)。

GIRL POP FACTORY 08!!わっしょ-い!




GIRL POP FACTORY 08!!わっしょ-い!

行って来ました!!
MC:吉村由美(パフィー)
出演順
中川翔子
青山テルマ
いきものがかり
HALCALI
Perfume
倖田來未


15:30東京テレポート駅到着 快晴
Zepp Tokyoへ

スーパー永久青真珠さんとGPF100枚限定Tシャツ買おうと1時間
(自分は遅れたので30分)並んだが買える順番になったが悲しいかな
Sサイズしかなく購入断念(チビTは着れん)。
17:00開場、15分押して18:15開演
入場者限定のタオルGET!!

いや~暑かったッス!
それはステージのみなさんがです!
どうもPerfume目当てと倖田來未がせめぎあってる
感じの観客分布の印象が強い。
持ち時間45分は二者だけでほかは30分弱でした。
それに相まって観客の反応も少し冷たかった気がする。
自分Zepp Tokyoは2F指定がお約束でしたが急遽オクでGETしたため久々に
1Fの下々の方々に混じり中央の真ん中だったので雰囲気がよくつかめました。

ショコタンは相変わらずのサービス精神旺盛でギザカワユス!9月にリリースの新曲も歌ってました。
青山テルマはHIP HOP色を強く打ち出して結構ノリノリになりました。
いきものがかりはすべてアコースティックバージョンでSAKURAは胸に迫る歌いっぷりでとってもよかった・・・
きっと、あ~ちゃん本当はこんな風に歌ってみたいんだろうなあ・・ってふと思ったら
なぜだか涙がこぼれそうになった。
引き換えに得られたブレイクの凄さは今回のライブでも発揮されました。
Perfumeの盛り上がりは尋常じゃない・・・(オレを含めてね:ニヤり)
そばにいた倖田來未ファンと思われる金髪、茶髪のギャルたちが目を丸くしてました(笑)

20:48 Perfume登場!!

GAME オープニング 数フレーズパフォーマンス有り
エレクトロ・ワールド
love the world (Full ver)
シークレットシークレット
MC(トーク)
スウィートドーナッツ(GPF2003年出演時のリベンジ←あ~ちゃん語る)
SEVENTH HEAVEN
MC(トーク)
ポリリズム
チョコレイト・ディスコ

(曲順あいかわらずテキトーでしたテヘ、ぱふゅ~みさんの
セトリ参照しました)

大人しく観ているつもりでしたが条件反射には逆らえなかった(苦笑)
で、汗びっしょり・・・着替えないのに・・・
お三方は出演まで控え室のモニターで見ていたそうな、後半出演で落ち着いて見れなかったらしい。
スウィートドーナッツは以外だったけど2003年のリベンジなら納得!なんせ当時この1曲でおしまいでしたから。

男の子! イエーイ!
女の子! イエーイ!
どっちでもない人! イエーイ!
メガネの人・・黒ブチの人~
飛んだり、跳ねたりい、ラジバンダリ!
このお約束はすでに浸透しているので今回は観客(Perfumeファンのみ)の息もぴったり
あ~ちゃんに「完璧!」と言わしめた!


Tシャツ買いそびれ・・サマソニで買お(キャラバンが出場と聞き急遽参戦します)。
最後にお詫び、倖田來未ファンの方がいたらごめんなさいエスケープしちゃいました。

今日の朝フジTVの"めざましTV"で少し放送するよ!
クレーンカメラとか駆使してました!(CSフジ放送予定)

『我思う、ゆえに、Perfume有り』その3 かしゆか篇




お待たせしました!・・・あれぇ待ってないか(笑)


『我思う、ゆえに、Perfume有り』 その3

妄想のための妄想曲(話2/2)
~その3〈 かしゆか篇 〉


* * * * * * * * * * * * *

※本人の許可を得た部分(回答)のみ記載、
詳細な記述は必要なときに追補。

「~それでは始めましょう」
・・・
楽しげな話し声と涼しげな水の音がします
まわりは暗く天井が低い そこから出発の様です
透明で透きとおるような湖   どうやらひとりポツンとボートに
なんかひっしで   でもなんかなつかしい  
面白い   泣きそうになるけど
家族  スタッフ
自信はあった  どこまでも

あ~ちゃん:翼をバッサバサ 空をふわふわ飛んでる
のっち:すいすい泳いでる  イルカに乗ってる

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

~翌日~

昨日、3人に会い新鮮なまま心証を記す予定だったが、
「西脇○香」を書き終えたところで言いようのない深い切なさをおぼえた
それはまるで夜空の中に虹を見つけたような感覚だった。
あ~ちゃんの端書での感情の揺らぎは、、
私の心に届いたと自身知るべきか・・・(自分の事となるといやはや)

現象的意識であってもそこで得られた経験は外的世界(現実)と同じように
心に響き基礎付けられる。
そんな"自己との関わり"の中で現存在のあり方や意味づけを分析するとき
誤読や比喩の転用が思考の新たな展開をもたらし洞察の迷走が心の迷宮に
深く立ち入る手段に成り代わる。
そして、それを照らす光りがあるとすれば

それは純愛である。

純愛の正体は偏愛
ただひたすらに恋する
身を焦がす
情熱と欲望
自己完結的な妄想

その純粋さによってこそ
生きる意味を知り
生きる力の光を見ることができる

(答はこれなのか・・・)



問診表(基礎データ)---×→個人的端書

樫○有香 (かしゆか)について

端 書
共有した道筋が困難であればあるほどその絆は強く
信頼と言う純度の透き通るようなよどみなさを生む。
"かしゆか"のパーソナリティ-は二人を映す鏡
そのシンクロ率の高さがPerfume的領域でのバランスの妙を奏でる。
生得的なものとPerfumeとして育んだ成長が全体的な布置からの判断を
になう彼女たらしめた。
その知的静謐さをそなえた樫○有香 (かしゆか)のイメージは
滋味豊かな大人の女性へとシフトするPerfumeの表象を付託している。


夢の見立て
そのまま受け取るべきであろう、夢から訴えてくるもの
あ~ちゃんは悔しさを、かしゆかは怖れを語った。
だが私はここに彼女の安定を診る。
2人(あ~ちゃん、のっち)の才能気質を認めているところに彼女が憂慮する内心がある。
自分にはない何かを持つ人に出会ったとき誰しも個人的尺度で優劣を判断しようとする。
優越性を問い、かなわないと感じたとき、ときにその感情・経験は個人的無意識の領域にしまいこまれる。
彼女の場合コンプレックスは無いよりあったほうがよいのだ、すべてはそれを成長に
結び付けるか否かに係る。
彼女は分かってる、たとえ誤解や勘違いがあっても自分を鼓舞する手立てであることを。

"かしゆか"きみは、あの二人にちっとも負けてなんかいない。

彼女は自分で答を出すそこに芯の強さを診た。

チョロとフー
カレらは彼女の心理的自立に大きく寄与している。
彼女が可愛がり世話をする愛すべきハムスターたち、
それは"かしゆか"の[子供]、そして潜在的には[母親]なのである。
子供は胸に置いた手から伝わる温かみや感触を通して、
母親としてのぬくもりや安心感を享受する。
動物に触れると、脈拍数や血圧が安定することは知られている。
そして、なでたり、さする行為は無意識の中で母親から授乳を受ける
ときの触れ合いを意味する。
人間にとって慈しみは自身と他者の区別なく必要なものである。
また、動物に接する習慣には元気付け、動機増加、感覚刺激、
カタルシスが与えられ、言語活性化、感情表出(言語的、非言語的)、
ユーモアを高める効能がある。
この2人(匹)は彼女の慮る役割性格にも大きく関与している。
カレらを失う悲しみが訪れたとき喪失感を補おうとするのは無理からぬことだろう。
彼女にとって小動物は境遇の重ね合わせ以上に重要なものかもしれない。


感受の多面体
黒ユカ
彼女(黒ユカ)の発現は拍手喝采である。
JKKが王子様のカレー甘口なら黒ユカはマサラ黒ブタカレー激辛である。
本人は思いつきに過ぎなくても現実社会に潜むデモーニッシュな虚構を
乾いた皮肉や辛辣な批判の舌鋒をもって見聞きするものを震わせる(ちょっと大げさだが)
お金と恋愛の話はオフリミットという暗黙の了解は無視、
あ~ちゃんの天然に勝るとも劣らない独自性をそなえたスタイリッシュキャラ。

小悪魔キャラ(≒黒ユカ)
ある意味嬉しいもう1人のかしゆかである。
創作した悪辣キャラとはまるで違うもの、黙契の眼差しに視線を逸らし本音で勝負する
怖いもの知らずの女子である。
小悪魔的であっても悪意は無いのだ、本心から発せられる言葉や仕草は
かしゆか色の憎めない女の子(あるいは女性)に変容し受容する者の心に届く。
純粋で危険な大人のメルヘンを予感させるキャラ。

JKかしゆか
かしゆかの真価が具体性をもって周囲に知れわたった鉄板キャラである。
彼女の話す言葉は、大人社会の寛容さに乗っかり、ナメた口調で闊歩するJKの象徴であるが
それにとどまらずおちゃめでシュールなセンスを帯びた"JKかしゆか"のすっとぼけぶりはすさまじい、
目を細めて見守るべきアニメチックなオルタナ系ロリキャラである。

イケメン、チャラ男、かしゆかばーさん・・・・
何をやらせても魅了するレベルに昇華する想像力の豊かさはかしゆかの才能に他ならない。
Perfumeの魅力の一片に留まっているが深みを与えた功績は大きい。

彼女たちの存在は知るものに『夢を持たせる』。

声色の魔術師
想像力の中でいろいろなパーソナリティを演じる器用さはいつどこで培われてきたのか?
多重人格~つまり乖離性同一性障害という病名がある、誰しも不運に名指しされこの症状を負ったら
人物の入れ変りが起き声色から仕草まで多用なパーソナリティを披露するだろう。
そもそも誰しも持っている素質であり無意識宇宙の深遠を垣間見るのだが、変幻自在にそれを
引っ張りだし、説得力を以って聞くものの情動に達する、音域構成を持つ人は稀である。
演じることが得意分野のあ~ちゃんも共通性を持つと考えられるが、かしゆか独自の声質は
真似の出来ない特質だ。

プラスティックヴォイス
かしゆかの澄んだ音声波長はエレクトリックな響きの中で生彩に浮かび上がる。
憂いを帯びつつ希望の光りを差し込ませる様な不思議な歌声は中田氏に
想像力を触発させると言わしめた。
Perfumeを彩る声質に変換され聴く者の内面にヴィヴィッドな世界観を映しだす。
トライアングルの親和性を高みにリードするのは"かしゆか"なのだ。

自我が認識するイメージは多分に個人的な色彩に彩られる。
なのに彼女のそれは共感を与える、そうでなければ他者の情動は得られない。
多面的変容の巧みさは、彼女の鋭敏な感受性が創出した賜物に思える。
ではその潜在的動機は何か?
人の心はある程度の安定をもって日々を送る、だがその安定を崩してまででも、
より成長しようとする傾向が潜む。
人生のどこかで変容する事が必要とされ、それに立ち向うことが要求される、
その過程に人間としての成長がある。「自己実現の過程」と換言できる。
これでいいのかと疑問やむなしさを感じはじめ、あるとき「認めたくないものを認める」
それが正しいというこたえは出てこない。
価値観の崩壊と再構築、発想転換、そこに新たなバイタルサイン(生命徴候)を
見つけたとき成長が約束される。
その作業の多さが豊かな多面性を育てる。

かしゆかはジンクスを壊したがる~No.13が好き、別れるという名所に恋人と言きたい云々
くせのあるキャラクターに魅力がシフトする(もやしもんのオリゼー?醸すぞ・・・)。
安易な推測だな・・・

P.T.A.ブログ
こまめに更新する性格。
自分撮りのたくみさ、素直な表現
ユーモラスな身振り手振り、表現のセンス。
セルフプロデュースの片鱗。
自尊心の発露

理想の恋人
『色白で、なよなよして、病弱な人』
あるバンドのギタリストがこの表現のモデルである。
具体的名前は避けた結果とも言える。
彼女の理想像は人間的な温かみ、素肌のぬくもりよりも
清廉な存在を求めていた。
かしゆか自身が潔癖症的な要素をもつからともいえる。

好な人といるとドキドキして気持ち悪くなっちゃうんですよ!!。 
ベタベタしてくる・・・うわ~気持ち悪い!

自身の近辺(活動範囲)に気になる人をゲーム感覚で見つけては
擬似恋愛模様を妄想の中で楽しむ得意技も関連付けられる。
それでも違和感を覚えるのはかしゆか自信が意識的に虚構性を
提示し"気づき"を暗に期待しているところにあると推察する、
元形傾向は変らないが理想の恋人はシフトしている。
つまり生の存在としての理想像は別にある。
ただし、注意しなければならない彼女も女性なのだ、
無駄に混乱させているようでしたたかな思惑があったりする。


ライブツアー
全国ツアーを熱望していたのは、のっちでもなく、あ~ちゃんでもなく
かしゆかだった。 誰よりも・・・
彼女が求めていたもの。
アイデンティティ、それだけではない・・・『記憶』である。
記憶は保持するものでなく育つもの、そして薄れるものでもない
実際は脳の中で、その記憶を核に感受性のインフラが張り巡らされ
ライブ(音楽)経験が豊かであればあるほど創造的な感受性が育ってゆく
音楽を愛するということ、それは
外界の音を聞きながら実は同時に自分の内面に耳をすましていること
彼女の心の叫びは、誰に、どう聞きとってもらえるのか・・・
感受性を育てる記憶、思い出となるまで
まだ届かないけど
いま、耳をすましている・・・・

写真
アーティスティックな側面
美しい空を見たとき、海を見たとき、山を見たとき、人は説明できないような情動を得る。
眼差しの中で熟成するもの、
じっと見つめられている感覚。
もっと彼方から発せられるもののようにも感じられるなにか。
その「自然がかえす表現行為」を彼女の撮った多くのスナップは教えてくれる。
かしゆかが写真を撮る行為は、
感受性が豊かであればあるほど、あるいは哀しみや喜びが深ければ深いほど、
その澄み切った境地は、彼女にとって素直な愛への陶酔や、人間性の信頼を
創造の源にできる、そう素朴に信じさせる、祈りに似た儀式のように思える。


詩 作
詩作という行為は
心の奥のわきあがる歓喜を縦糸に、やわらかな痛みを横糸に織り込まれる。
そして紡ぎ手の内心の視線がなにを切り取ってみせたかに心動かされる。
彼女の詩は「思い」の探求過程の発露である。
強い態度と弱々しい女心の矛盾が潜み、清らかな顔に淋しさが漂う
それでも模索と葛藤の中で、自己の立場を確立し、貫いていく・・・
詩篇の奥深い暗闇に流れ共鳴する物語の数々。

芯が強い分傷つきやすい
気がつかない方がいいこともある
彼女の深い洞察力は見逃さない
彼女のかすかな声(詩)を聞いた
シニカルな独白に慄然とさせられる
かしゆかのイメージとは違った
淋しさに震える孤独をその背中に感じる。
かくれんぼで見つかった"かしゆか"は
いちばんけなげで女の子らしいのかもしれない。

この世界で生きていく厳しさとは
すべてを手に入れながらも気づかず
埋めようの無い欠落感に苦しむ性にある。

『人生は計画の中で過ぎてゆき、人はやりたかったことを
やる前に死んでゆくものです。』
ヴォルテール

でも忘れてはいけない
きみのつむぐ『詩』は曖昧にゆらめく色彩なのに最後は白い光りになるね、
"かしゆか"きみの詩には愛という浄化がある。

愛は人をさらに成長させていく
いままで見えなかったものにも優しい光を投げかけてくれる
その姿がよく見えるように・・・


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・



(さて、次ののっちを記す前にリセットしなければ
                  ・・・気持ち的にはしんどいな)

瞑想
自分の意識を水面下に沈める準備が整う・・・
意識はだんだん無に近づく
その後の一切は意識の彼方で行われる


* * * * * * * * * * * * *


妄想のための妄想曲(話2/2)
~その3〈 のっち篇 〉につづく

『我思う、ゆえに、Perfume有り』 その3 あ~ちゃん篇




その3個人篇、大変な予感がしましたがやっぱりでした(苦笑)、
隠遁として書きなぐりやっとあ~ちゃん篇に目途がつきました。
駄文の上にすげえなげ~!笑うしかない・・・


しつこいようですがこれは妄想です。
彼女たちを知ることが自分の理解に通じる
どうしてこの3人に"いいおっさん"がやられちゃったのか
自分でも不思議だったことが当日記の発端です。
それに
この3人に沢山のおっさんが同じように感動するのもなんか変でしょ(笑)

内的世界(無意識)までひっぱりだしたことで知り得た事実と
憶測・妄想の天秤はいっぽうに傾きすぎて吹っ飛んだ。
なんせ心の領域にある無意識の占有率は圧倒的だから・・・

彼女たち本人も知ることのない世界(無意識)それを斟酌することしか
知りたい解が見出せないのならそれに期待するしかないわけです。

個人篇は恐れ多くも人を語る試みおのずとグダグダになります
なにとぞよしなに・・・



『我思う、ゆえに、Perfume有り』 その3

妄想のための妄想曲(話2/2)
~その3〈 あ~ちゃん篇 〉


* * * * * * * * * * * * *

※本人の許可を得た部分(回答)のみ記載、
詳細な記述は必要なときに追補。

「~それでは始めましょう」

ほんとうはそっちに行きたくないんですけど
行かないとあえない  会わなくっちゃいけない
あっちに行きたい  でもそこには誰もいない
淋しくていられない  静かで怖い
楽しい  そっちに行こうとしてるのに
手を持って行かせようとしない
わたしが言いだしっぺ  連れて行く

のっち:人魚
かしゆか:子犬

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・


初診報告にあたり

自分の心(自己)の中には意識できる自我と
意識できない無意識で形づくられています。
無意識は自我や意識の「嘘」隠された本心を
伝えようとします。
個人的無意識は、ときに言動、しぐさ、ふるまいなどに
観念的なパフォーマンスとして外的世界に現れる。
もっとも深い普遍的無意識には元型があり
それがなにものかの姿(イメージ)になって
意識の世界に現れます。
それが"夢"、知るための手がかりとなる。
ただし、むやみに無意識の深層に立ち入ることは
本人自身を含み誰であっても危険なことです。
そこには底知れぬ恐ろしい暗闇もしくは宇宙があるといわれています。

心の深みに分け入る動機は「成長(自己実現)」、臨床心理学としては
「統合」を目的とする作業となります。
自分の理想像に近づく欲求と言い換えることが出来るでしょう。
成長には心の痛みや困難がつきまといます。
意識と無意識の狭間で対決し山を越えるのはクライアント自身で
初めて登るその山を共に歩み知識と体験知の差を活用し手助けを
するのがカウンセラーです。

力になるアドバイスは行いますが、けっして道を指し示したり、
背中を押したりはしません。
足を踏み外さないように気を配り本人の自己治癒力を見守ります。


・・・ 割 愛 ・・・


~最初から決め付けない方がいいのです、さまざまなニーズがあり
どちらも必要だからです。

ひとつの道筋にこだわらずさまざまなことに心をひらいてください。

以上

                   記載年月日 平成20年○月○○日
医療法人社団○○会 ○○○クリニック
医師の氏名  ○○ ○


・・・初診報告書関係は、これでヨシっと・・・


(生の、そのままの新鮮な印象を大切にしなければならない
専門的な御託はかえって心証世界を壊してしまう)

(新鮮なうちにメモっとくか・・・)



問診表(基礎データ)---×→個人的端書

西脇○香(あ~ちゃん)について

端 書
彼女たちの心に響く何かを導き共有することは隠された意図を感じ取り
魔法に秘めらた魅力に気づく糸口となる。

ぽっと語った、イメージ、他愛のない夢。
しかしそれは水面(みなも)に波紋が生じるようにしだいに大きくなる。
それはキラキラした輝きだけでは成り立たない、かならず隣に闇がある。

夢の見立て
[当たらないアイス]
自らに課す制限と外的事実の不遇を2人(のっち、かしゆか)との対比で感じている。

夢は自律性を持った無意識の産物だから見過ごせない・・・
本人も自分も知らない事がたくさんあるな・・・

言葉にならないことや
言葉でいいたくないこともある
端緒を得る事で隠された意図(本心)を感じ取り
言語化しないメッセージに言葉を与える
それが私に課せられた理解の本質である
難解なだけに価値がある。

人それぞれに生き方がある
そして理想がある
すべては人間の美しさにつながる。

彼女の印象「風姿香花」・・・(勝手に作った造語だが)

スーパー[コムズ]のモデル・・・(なるほど)
華やかな世界の扉に少しだけ触れ
幼いながらも本能で感じていたのだろう。
演じて見せることの楽しさを

家族の愛に恵まれ心優しい包容力のある性格に育っている。
それでも人は一面的ではありえない、陰影は深くて濃い。
ヒリヒリした感情が奥底にあったね"あ~ちゃん"
・・君はどこにいるのか?

BEE-HIVE、つくばテレビ関連他初期映像・・・
映像に残された言動や仕草それらのが生み出す陰影や歪みから、
過去の手触りや存在感、あるいは時代の奥行きが立体的に伝わってくる。

コケたら終わり
BEE-HIVE一抹の後ろめたさ、心ならずも去るしかなかった先輩
仲間たち当時はそんな余裕は無かったろう、だが愛借の念は心深く沈む、
戦友の死を糧に生き延びた負のイメージ。

"あ~ちゃん"
ノンバーバルな(非言語的な)表現
飄逸(ひょういつ)な人柄
理解がおぼつかない茫洋なる仕草
ラジカルな批判意識
諧謔的な言語感覚
「テクノズカズカのべべべべでお願いします。」
「♪ステンスタン トゥ スケンスケンスコン~ 」
「まっそんな感じで」
「コケたら終わりのカワイソウな時代」
心地よいココロの粒子~→「病んでた時期でした」
・・・etc
いずれも独自性を供えた軽妙洒脱感がある。
個性であり、巧みに意識された演者の素養を見る。

"コサージュ(花飾り)"
「キ○ガイみたいじゃろ?」
静かな微色(セピア)の世界(心象)に鮮やかな色が欲しいから花を置く
窓辺に花というアートワーク、対外的に必要な添え物、意識的粉飾。
コサージュは自らを道化、トリックスターという役割的象徴の飾り
個人的無意識の現われ。
左の側頭連合野(言葉をつかさどる)の活性化を無意識が訴求した
サイン、、深読みか?
包含するのはいずれでもあり、いずれでもない。

中途半端に目をそらしては、またまなざしを向ける(自分)。

"好尚"
服装、ワンピース、花柄、レースなどあしらい。
あえていうなら姫カジ風か?
花(ガーベラ)が好き
パジャマが好き

内在するイメージ
屹立とした姿
凛とした可憐さ
香り/Perfumeの中心という自負
ディズニー映画、お姫様
自分はかわいらしいでしょ?

"小さい子供が好き"
本質的なものの投影
なぜ唄がすきなのか?
将来の夢ってなんだろう
表現したい欲求ってなんだろう
象徴性:正直、かわいらしさ、萌芽

長女(弟、妹)の気質や女性的なやわらかな感性が読み取れ
オキシトシン活性度が高い傾向を観る。
理想の母親像に対する強い刷り込みも窺えるが心像として
母性の元形イメージが支配している。
Perfumeはきっとあ~ちゃんに母性のイメージを付託している。

ピンクパジャマ・靴のコレクション
収集欲は女性が心にもつ男性像(アニムス)による肯定的な発現
靴は一般論が当てはまる。外出、自分を飾る表現ナルシスティックな側面
脳の重みづけがピンク白系のパジャマであることは着目、何らかの補償
作用にあることは確かだ。家族、団欒、睡眠、くつろぎ、ゆったり感・・・弛緩
総じて緊張感からの開放を象徴するアイテムなのかも知れない。

共感覚
見たり、聞いたり、触ったり、そのときの感情や匂いなどに実際は一緒にならない別の
感覚が加わってしまう特殊な知覚現象『共感覚』。
あ~ちゃんはその近い感覚を持っているのではないか?
まさに仮説なのだが彼女は少しばかりの共感覚を持っている可能性がある
たとえば音楽を聴くとその音階やメロディに鮮明な色が頭の中に浮かび
それは音階ごとに色が決まっていて正確に感じることが出来らしい。
つまりその感覚に似て彼女のケースは言葉を聞くと・・・意味の理解より先に
その言葉に呼応した独自の音が頭の中で木霊する。
彼女自身がそれををフィードバックしたとき独自の擬音が言の葉となる。

ふたりのイメージ

のっち=『人魚』
憧れと謎、理解半分、畏怖の念
のっちはディーバ
神話世界のセイレーン(SIREN)
半人半魚
恋人、ライバル

かしゆか=『子犬』
信頼と従順ときにいたずら
愛らしい、賢い、 自分勝手
纏い付く小さい動物
コントロール不能
親友、妹


ネットの功罪
メディアの露出度が高くなった途端に訪れたドグマ(偏見)
嘲弄(ちょうろう)に免疫が無いのは悪意に接する機会が少なかったゆえか
生育環境に恵まれての結果か、もしかしたら接していたとしても気がつかない
その奇跡の様な純粋性を保つ何か(受容)が内在しているのか?   
・・・・信じてしまう。

経験知の偏差
「やり逃げ精神」
「やりすぎ家庭教師」
言葉の奥に潜む卑俗な用法に明るくない、素朴さを気づかせる一面・・・
(うなずけるな)

仕事、恵まれた気質
芸能界・・・虚構という嘘をつききるため人格形成、見事な支持者目線の誘導は
恋人が自分の前にだけ素顔をみせると思い込む、そんな錯覚に似てる。
彼女には純粋性(素)と大人びた密かな企てが混在し、他者に何らかの情動を
誘発する、そういった気質からくる役割性格の変容ぶりが自然と身についている。
精神構造をもつ人というべきか、根っからのタレント気質が適切な喩えかもしれない。

本物のロック魂
現実に対する反逆が精神の基調を成し、倫理自体の自己破壊を予見するつわもの(賢者)たち
ロックとは反逆の魂、一律なものの見方を疑い既成概念をぶち壊す、社会的嘲笑は許容しても
社会的洗脳は許容しない、信じるものは自由。
彼女は自由である、、
ときに彼女がニュートラルであるとき他を意識して計算した発言はしない
すべて自分の言葉で話す。
大里会長や中田氏(権威)を楽しげに茶化しイジりたおすのは御茶の子サイサイ、新曲は・・・聞き流す
~右から左、本人は曲の良さを伝える気持ちなのだが辛辣に聞こえてしまう発言も軽妙で心地良さ
さえ感じる。
"社会倫理的にこう有るべき"は関係ない、自分の信じる見立てでどう感じているかが重要なのだ、
その発言において批判意識において自らを貶めようとも命脈が絶たれる淵に立たされようとも
何事も無かった様に帰って来れるのだ、、、本能である。
そんな彼女の存在感に真のロック野郎たちは否応無く同じ臭いを嗅ぎつけるだろう。


山里亮太(南海キャンディーズ)
「素敵・・結婚したい」
心は二面性を持つ、自身の中の異性像(アニムス)に符合する要素が
強かったのかもしれない。確かに彼は賢く(関西大卒)、機知に富む、
笑いのセンスもある・・だが外見と変態なところが残念で、彼を知る者は
容認できないだろう。
だが補償作用の働きかけで自我の力ではどうしようもない魅力や
パワーを山ちゃんに感じていたのなら苦しい現状を打破する要素である。
ならば求められた異性像と解釈し、見守るべきなのだろう・・
(いや無理だ!)


質問の空白
[自分を変えたいところ]この質問に対する回答は沈黙だった。
反応時間が遅いのならば情動にあると考えるが思考停止に近い。
コンプレックスの中核に触れたのかもしれない。
変りたくない、もしくは"もう変りたくない"何か、意識化されないものか
または抑圧し無意識に押し込めたものなのか?
しんどい思いをして変った経験が・・・
「行かないとあえない  会わなくっちゃいけない」
読み替えよ・・・
「変らないと会えない  変らなくっちゃいけない」
夢の実現、軌道修正。

信じるチカラ
なぜあーちゃんはPerfumeの可能性が見えていたのか?
あるライブのMCで超能力の話しをした・・・

脳科学の発達は得てして人間のモノ化を啓発した。
罪責感や内面の葛藤による苦しみなど内心の痛みに拮抗薬やドーパミンで対処し
鬱にいたっては脳内のセロトニンの代謝異常ですませる。
心をモノとして扱うことが科学的、医学的常識ならばいつかそれは打ち破られる。

なぜなら彼女(あ~ちゃん)の"思念"は周囲の者に常識を超える影響を与え
解明途上である精神領域の力(未知境域の念波)の波及を見せた(推定)。
職業柄深刻な局面においてそういった不思議な現象に出会うことがしばしばある。
彼女の場合、失望感で混迷するとき、自身を励ますとき、不安と昂ぶりが去来するとき
それは発動される、すべて無意識のうちで・・・
もう気付いているのか・・・
彼女の強い意志によって自身の"思念"が脳を鍛え発達させてきた。
それは脳に蓄えられた無意識の情報量の多寡であり、魅了する力の蓄積だと言える。
努力の積み重ねこそが才能であり、思いの積み重ねが真なる思念を引き出すのである。

その能力の素因は「信じることを凄く大切にする」その言葉の意味するところに
ある。

よって言動、仕草、眼差し・・・すべてのふる舞い
その機微と情感は深い余韻を残す。

彼女が中心となってPerfumeはここまで来た。
共に辛い時期を過ごした2人を励まし、自分を信じて努力を惜しまなかった
それゆえに困難を乗り越えてきた日々が楽しかった追憶のイメージに変容させるのだ。
刻一刻と終焉に近づく秒針の音を聞くような思い、そのような幾度かの
ドラスティックな局面は彼女の意地と気骨を備わせ育んだ要因となった。

今そこにいるならば・・・夢の見立て・・・2
この幸運の中でひとり蔭ながら犠牲を味わうのはあ~ちゃんだろう
それでもけっして表に出さず笑顔で超克する姿はいつか美しい煌然となり
報われる日々を約束する、必ず。

あ~ちゃんキミは強い、、、が、強いほど運命は皮肉なのだ
因果律は君にしか乗り越えられない厳しい試練を与える。
それが成長や発展に結びつく人生であって欲しい、
けっして
挫折や悲劇に結びついてはいけない。
何かを感じ始め虚しさを覚える時期はまだ先にある。
それをものともせずに乗り越える成長を身につけ豊かな人生を謳歌するんだ。
この先、涙は幾たびも溢れ落ちるだろう、でも負けるな。

そのために私は出来る事をする。

(走り書きになったな、あとで読めるかな?)

・ ・ ・ ・ ・

(なんだ ・・・  涙?
         心の中で何かが揺れた・・・)


妄想のための妄想曲(話2/2)
~その3〈 かしゆか篇 〉につづく

2008年7月1日火曜日

のっち篇 『我思う、ゆえに、Perfume有り』その2




『我思う、ゆえに、Perfume有り』 その2...つづき
〈 のっち篇 〉

妄想のための妄想曲(話1/2)

* * * * * * * * * * * * *

クライアント:大○彩乃


あ)えーと(ゴソゴソ)
か)院内は携帯禁止じゃろ
   あ、帰って来た

の)トイレいっとたんよ
あ)逃げたんかと思った
      さっきも行っとったけん
の)ちかいんよ
あ)「どんとこい」ゆうてからに、緊張しちょるん?
   はよ行きんさい

トントン

先:はいどうぞ  
看:大○さんです。
「こんにちは、大○彩乃さんですね」

おはようございます大○です。

「それではそちらの柔らかい方の椅子にどうぞ」

「では、いくつかの質問に答えてもらいます、あとは自由にお話して終わりです」

「食欲はいかがですか」
普通にあります、、いや、"とってもあります"かな・・・
去年から1人暮らしを始めまして、少しづつですが自炊するようになって
やっと最近それっぽいのを作れるようになりました。
1人分つくるつもりが食材を余らせたくないから4~5人分出来ちゃうんです。
それで同じメニューが2~3日続いたりします。
実際、外食も結構するので栄養のバランスを考えて量と質に気をつかった
料理が出来れば言う事ないんですが・・・まだそこまでは無理ですね食欲に負けて
つい好きなの食べちゃって・・・

「身体的な悩みはありますか」
う~ん、目が悪いのでいつもコンタクトをしているんですが、思い切って
レーシック受けてみようかなと・・・不安もあるのですがコンタクトの煩わしさから
開放されたい気持ちの方が今は強いです。

あ、自分指が短くてソーセージみたいなんですよ、そこちょっと残念に思ってます(笑)

「睡眠時間はとれてます?」
まあ、とれてるって言ったら嘘になりますね、なんとか凌いでる感じですかね。
仕事で空いたりする時間の有効活用としてマンガとゲームに[寝る]っていう選択肢が加わりました(笑)
忙しい日は帰ったらすぐに寝たい気分になります。
もともとすぐに眠れない質(たち)なんですが、"すうっ"っていつの間にか落ちてるときあります。
以前は翌日を気にしないでゲームとかに没頭できたんですが今は怖いですね
遅刻したら許されない世界になってますから睡眠時間については慎重になりました。


「最近みた夢とか心に残っている夢ありますか?」
急に思い出そうとすると限られますが時々なんかの拍子に昔見た夢突然思い出したりします。
・・・・
海に潜ってる夢かな、いつのまにか魚に変わってて泳ぎ回ってる・・・
それも4つ打ちのダンスビートがどっからともなく流れてて
すごく気持ちよくって・・あ!色ついとったわ、、そう、カラーの夢でしたね。
なんかキラキラしていて印象的な夢でした。

あと誰にも話したことないですけど、ときどき思い出す夢があります。
戦時中なのか、街が空襲を受けて燃え上がってるんです、
夜空が炎で真っ赤に染まってるのをちょっと遠くでじっと見ているんですけど
悲劇を感じるより、なにか新しいことが起こる予感がして、ヨッシャーって感じで興奮するんです。
私の世界はここじゃ無い、私の現実はどうなり果てようと受け入れるだけだ。
そんなことを思ってる・・・ヤバイっすよねなんか。

あとは自分のお葬式の夢・・あ~ちゃんとゆかが泣いてるのを上のほうから見てる感じ・・・
夢か微妙ですがいつか自分も死ぬんだって急に恐ろしくなって飛び起きたりもあります。


「最近自分自身について気付いたことありますか」
人と話すとき必ずどこかに手をやって触ってるんです。
無意識なんで二人に指摘されて「ホントだ」みたいな(笑)、
緊張すると全般的にそうなるみたいで直すのは抜本的な解決が必要かと勝手に思ってます。

ほんとについ最近なんですが自分の内面が少し変化した気がします。
漠然としてますけどあ~ちゃんとかしゆかのお蔭で"自信をもらった"感じ
それを"受け取ったぞ"っていう自覚・・・うまく言えません。
そのお蔭なのか無駄に緊張することが少なくなりましたね・・・しゃべりの仕事で
よく"かん"じゃうんですが、最近"かま"なくなってきました・・・言い直します
「あ、ちゃんと言えた」が増えました(笑)

「楽しい事は」
基本インドア派なんでお笑い番組とか海外ドラマみたり、ゲームやマンガとにかく1人で楽しめること全般です。
CDショップで気になるバンドを発掘したり、好きなアーティストのライヴ見に行ったりも好きです。

もうヤバすぎなのが自分達のライヴですね。
楽しい事以上です。
ライヴは日常と隣り合わせの異界、別次元です、違う自分が生まれるところです。
めっちゃ緊張もしますし、間違えたりもします、それでもオレについてこい!!
まちがったオレかっこいい!みたいな自信みなぎるPerfumeの"のっち"が開放されるんです。
自分が人になにかを与えられているという感覚があって無条件に自分を肯定できる場所なんです。
ライヴが終わった瞬間のえもいわれぬ充実感もサイコー!格別です。


「自分のいいところ」
マイペース
プライベートではすぐ泣くところ、
マンガやゲームで号泣できる事。
あとですね・・・満たされない何かをいつも持っているところ。
テキトーなところ、これ自分の中ではいいところなんです。
どこかで読んだんですけど「なにが正しいかが問題じゃなく
自分が正しいと信じたことを行動に移せないことが問題なのだ」
建前の正しさを基準にして生きるのはイヤですね。


「自分を変えたいところ」
人とのコミュニケーションがうまくとれないところ。
モノをすぐ無くす。
不器用で誤解されやすい、まさにツンデレのツンだけで、デレが無いんです
そもそも不器用前提なものでデレをあ~ちゃんみたいに巧く表現できない
そこは巧くなりたいです。
あと、男に生まれ変わりたい(笑)

「大学生活はどうですか」
楽しいです。
世界が広がりましたね、同世代なのにいろんな人がいて、考え方もいろいろで
自分はやっぱり自分でいいんだって思えることが多くなりました。
卒業は目標ですがPerfumeとして選ばなければ前に進めないときはきっぱり諦めますね。

「3人で活躍されていますが
他の二人に"頼り"にするところあります?」
う~ん・・今まで通りというか、2人を頼りにして今までやってきたので
頼るばっかりで頼りにされた事は無いんじゃないかな・・・
今でもPerfumeは私にとって憧れなんです。
あ~ちゃんは尊敬してますね太陽みたいな人です。
最初の頃は人見知りの私に周囲の人の多くは結して温かくなかったし
友達も少なかったんですけど、そんな私をあ~ちゃんはわかってくれてましたね。

かしゆかは何事にもひたむきな人で、すごいなーって感心します。
それに彼女は隠れた才能の宝庫ですね、歌だってホントは凄くうまい、アクターズの
レッスンと言うよりも、天性の声質がいいんです
BEE-HIVE当時はよく鼻歌交じりで歌ってたのに・・いつの間にかカラオケ嫌いに
なっちゃいましたが、何かの役を演じさせれば男だろうと女子高生だろうと起用にこなし
魅力的なキャラに仕立てます、そのへんは天才的で、もうリスペクトしてます。
とにかく二人は芸達者で日々磨きがかかってます。
二人がいるだけで癒され励まされる、もう全面的に頼ってます。

「二人に頼られてもいいところ」
正直、頼って欲しいと思うときあります。
恋愛相談とか、嘘でもいいから頼って欲しい(笑)
でも二人はのっちのことよく知ってますし、自分と比べたら二人はシッカリしてるんですよね、
だから、「うん、そのときはいちばんに相談するよ」って言うんですけど、「とくに無いよ」
「今んところ大丈夫だから」ですべからくも自己解決しちゃうんですよ。
終始からまわりしてるだけで出る幕なし!(笑)
ああ!でもGAMEツアーの時は少し頼られた感があって、ちゃんと応えたぜ!って雰囲気になってましたね。
まあ二人には「気のせいじゃろ」って言われるんでしょうけど(笑)

「では、これから先の夢はありますか」
Perfumeのアナザーヴァージョンでディープなメタル系とかオルタナ系ハードコアのアルバム作ってみたい。
4つ打ちは変幻自在なので中田さんのアレンジも有りかな・・冴えた腕を見せつけてほしい。
チェンバーロックも意外性があっていいですね。
あとはやっぱり製作にもっと噛んでみたいです。作詞、アレンジ、ジャケデザイン
特に楽曲のアレンジ面のアイデアとかジャケデザインに興味ありますね。

ビートルズ映画みたいなコメディタッチのシュールなノリでPerfumeのぶっ飛んだ映画つくりたいです。

そしていつか夜空のドーム公演、、花火バンバン上げちゃったり、露天出したりもう祭り状態で
オールナイト伝説つくっちゃうみたいな(笑)、豪華客船でライヴもいいですね、ヘリで登場とか
妄想は膨らみます。
現実的なところでは・・・
スキューバダイビングしたいです、沖縄とかの海の底に潜ってみたいです。
地味ですが果実酒をつくりたいです・・・これは夢じゃないか(笑)

「これから先不安に思うことありますか」

3人一緒ならばどんな運命でも受け入れるつもりです。
・・・
いちばん怖いのは、

さよならのない別れ、、です。

何を失ってもいい、ただこれだけは耐えられません。
3人でいつまでも元気に笑っていたいです。


「では最後に5分ほど私が簡単な筋立てをお話します。それについて思い浮かんだことを
自由にイメージしてお答えください」

「出来るだけリラックスしてくださいね」
「一度目を瞑(つむ)って深呼吸してみてください」
「落ち着きそうですか?」
「看護師(女性)さんに手を添えてもらうと落ち着く方もいますが試してみますか?」

ひとりで大丈夫です。

「わかりました、それでは始めましょう」



     その3につづく
     」



カチャ、  ~ありがとうございましたぁ失礼しましゅ バタン。

あ:今、"しましゅ"ってカンじゃダメだろーそこ(笑)

か:かわいいねえ

の:もう帰っていいんじゃろか?

あ:わからん

か:帰っていーってさ、ゆかアイス食べたい、コンビニ寄る

あ:えーよ
     ね、どんな話したん?

・ ・ ・ ・    

* * * * * * * * * * * * *


次回は怒涛の妄想のための妄想曲(各話2/2)『その3』突入です!・・

かしゆか篇 『我思う、ゆえに、Perfume有り』その2




『我思う、ゆえに、Perfume有り』 その2...つづき
〈 かしゆか篇 〉

※その3は〈 かしゆか篇 〉、〈 のっち篇 〉の次だよ~(ながいっす!)

妄想のための妄想曲(話1/2)

* * * * * * * * * * * * *

クライアント:樫○有香

トントン トン

先:はいどうぞ  
看:樫○さんです。
「はいこんにちは、樫○有香さんですね」

はい、そうです よろしく御願いします。

「じゃそちらに
その椅子結構リラックスできる構造なんですよ」

「では、いくつかの質問に答えてもらいます、あとは自由にお話して終わりです」

「食欲はいかがですか」
はい、つねに有りますね、つい食べ過ぎて後で後悔することあります。
炭水化物ばっかりで野菜を摂りません、野菜嫌いなので
食べたほうが身体に絶対いいって周りから勧められるので
偏食改善に向け食べれそうなものから少しずつ挑戦してます。

「身体的な悩みはありますか」
深刻な悩みは無いです。
冬と春先にかけて寒くなると鼻が赤くなるので真剣にケアを模索中です。
あとは太りやすい体質ですね・・・まず顔に表われちゃうんでヤバイです。

「睡眠時間はとれてます?」
足りないですね。
寝ていたくても大学があるときは折角時間をやりくりしてくれてるのもあって休めません。
まあ、どこでも寝れるようにしてるのでなんとか補えてます。

「最近みた夢とか心に残っている夢ありますか?」
最近じゃないんですが、上京したての頃よく見ていた夢があります。
いつもの様に学校に行くんです、でも二人が来ていない、で、どうしようってスッゴく焦ってるんです。
二人はゆかに内緒で事務所に呼ばれ秘密の話してたり二人だけの仕事があって
欠席してたりとか・・わかるんです。目が覚めた時寂しさと不安でいっぱいになって
泣いてたこともありましたね・・・

白状すれば、当時2人が遅れていなかったりするとデジャヴ感で密かにウロたえていました(笑)

「最近自分自身について気付いたことありますか」
う~ん・・・Perfumeが大きくなるほど無力な自分を感じます。
そのせいか知らず知らず必至にいろいろやること多いです
自分に自信をつけたい欲求はありますね。

二人にときどき頑固とか言われたりするんですが
実は余裕無くて柔軟に対応できないだけ、それを自分は知ってるから
いろいろ前もって準備する・・・そうしないと不安なところ?かな

"キャラクターもの"好きなんですが最近可愛らしいよりマイナーでコアな個性派に
惹かれますね、ひとクセもふたクセもあるってヤツ(笑)
あとはおしゃれ関係、ファッションとかメイクとか大人の女性的関係本が増えました。
19だし当たり前か・・・

「楽しい事は」
もうライヴです!
いちばん生きてるって感じる空間、みんなとつながってることが
実感できる舞台ですね。
『ライブよかったよ!』って言われるだけでもう最高!
自分が認められてる、必要とされてるって思えるんです。
あとはやっぱり
空とか雲とか自然の風景を写真に撮るのが昔っから大好きなんで
遠出したときは最近買ったデジタル一眼レフを持ってって暇みてはパシャリっです。
撮った写真整理しながら詩作したりするのも好きですね・・・

「自分のいいところ」
飾らないこと・・気持ちとかです!
外見はめいっぱい着飾かざっちゃいますけど(笑)

「自分を変えたいところ」
もう少し女性らしくなりたい、、、見られたい?かな
ケイト・モスにあこがれてて髪型をバングスでドーリーな感じにしたのもその影響で
変えたいところはいっぱいあります。
でも変な勘違い的な自信も大事なんだなぁって思います・・・
それでPerfumeもここまでやってこれたんで(笑)
今の自分嫌いじゃないし、向上したい気持ちが自分の足りない部分や
変えたい部分を見つける事になるのかなって。

「大学生活はどうですか」
そうですね今の状況が分かっていたら進学しなかったと思います。
今は、もう楽しくて、友達も出来たし大学行ってよかったと思ってます。
ただ卒業できるか心配ですね。
諦める事が大きな夢の実現の代償であれば仕方ないて気持ちもあります
心境は複雑ですが今はとにかく出きるだけ出席してみんなとワイワイしたいです。

「3人で活躍されていますが
他の二人に"頼り"にするところあります?」
全部ですね二人はスゴいです。
なんか半歩遅れて付いて行ってる感じなんです。
あ~ちゃんは・・・
なんか苗字とかで呼べない
いつもの呼び方でいいですか?
「どうぞ、判りますよ」

あ~ちゃんはとにかくシッカリしていて言ったことは絶対にやる!
みたいな強い信念もってます。
気配りに長けていてあの物怖じしない明るく前向きな性格とか
自分に無いところたくさん持ってます。
人を思いやる気持ちは人一倍ありますね、ただ直感で動いちゃうタイプなので
危なっかしいところがある。基本放っておけないんですが・・・
よく収録とかで3人でいるときは、あ~ちゃんが暴走するとのっちが
ヒヤヒヤしながらフォローしようとテンパる、自分は放っておいて面白がる
そんな構図、お約束と化してます(笑)

のっちはアーティストの要素が強いと思います。音楽については深くこだわるところ
もってるし、ダンスにしても一切妥協せずいつも上を見てる感じです。
のっち、ライブのときは別人凄いです!
たぶんのっちの性格からして、自分自身につける評価よりも他者が客観的につける
評価のほうが相当高いと思います。
のっちは何かはかり知れないものを持ってる不思議キャラですね。

「二人に頼られてもいいところ」
ありません(笑)、、頼られたら困ります。
たぶん自由気ままでわがままなところあるんで頼れないって思ってますね絶対。
ただ、暗黙の中でお互いを信頼し必要としている思いは疑いようなくて私達Perfumeの財産と思います。
ちょっと気持ち悪かった(照れ笑)

「では、これから先の夢はありますか」
自分の撮った写真集を出したいです。
それといつか詩作したものを発表したい・・・出来れば詩をもとに中田さんに楽曲を提供してもらって
セルフプロデュース的なアルバム創ったり、Perfumeオリジナル季節モノのアルバム作ったりクラブミックスとか・・・
でもいちばんは、ただ3人でずっといること、それで充分ですね。

わたしたちにゴールはないんで


「これから先不安に思うことありますか」
漠然とした不安はいつも持ってます。
普通の恋愛ができるのかなとか・・・まあでも健康面とか月並みなことですかね、、
それと3人の体型とか(笑)
あとジャンガリアンハムスター2匹飼っているんですが寿命を思うと別れの不安を感じます
その喪失感は結構辛くなりそうで・・・

あのちょっと質問いいですか?

 「 ・ ・ ・ !  はい何でしょう?」

ここでお話しした事はどう反映されるんでしょうか、、他の人が知ったりするんですか?
セラピーとか?

「ここで話される内容はあたるさんのコミュ日記以外はどこにも出ることはありません、
 安心しください」
「事前にお渡しした書面は通り一遍でわかりにくいですから補足しましょう」

「いろいろなお話しの中で専門的な立場からアドバイスすることが仕事ですから
より効果を高めるには不安に思ったり、ストレスに感じることを知ることが大事になるんです
"病は気から"と言う様に放っておいたら健康を損なうことにもなります。
本人の気付かない心の隠れたところについても私達がお手伝い出来る事があります
すなわち
『そんなに悩む事じゃなかった』、『気持ちが軽くなった』そんなことに気付いてもらう
それは自分自身の理解を深めることでもあり、それはあなたの心身のケアに繋がります」   

「心の治療をするセラピーの必要性は感じていませんよ、とっても健康的でハツラツとしてますから、
それを持続して行くためにメンタル面での定期検診をしているわけです。」

よくわかりました、ありがとうございます。
じゃあ、あ~ちゃんとのっちのこと私も補足していいですか?

「どうぞ御願いします」

あ~ちゃんはのっちの事が凄く好きなんです、のっちはそれをよく分かってますね
あ~ちゃんはたまに厳しい態度でのっちを嗜める(テイ)のときありますが
傍で見てると愛情たっぷりです、どうしてのっちに厳しいのかとファンを不安がらせるんですけど
ぜんぜん違うんですよ。
よく、のっちはいじられキャラと言いわれます・・・その通りで(笑)、
心を許しあった中でしか出来ない応酬があり、のっちの反応が断然面白い、
わたしもそれに喜々として乗っかちゃうわけです。
以前Perfume3人の中で結婚するなら誰という問いに
私生活よく知ってるから私は絶対無理!と即答(笑)
ところがあ~ちゃんは迷うことなくのっちを指名、大げさに言えば
あ~ちゃんの理想の花婿はのっちかもしれませんね・・・ちょっと飛躍しすぎました?

なんか話が脱線しちゃってますが参考になればと思いました。

「参考になる良いお話しでした、ありがとうございます」

「では最後に5分ほど私が簡単な筋立てを話しますからそれについて思い浮かんだことを
イメージしてお答えください」

「出来るだけリラックスしてくださいね」
「一度目を瞑(つむ)って深呼吸してみましょう」
「看護師(女性)さんに手を添えてもらうと落ち着く方もいますが試してみますか?」

逆に緊張しそうなので・・・大丈夫です。

「わかりました、それでは始めましょう」



     その3につづく


         」

カチャ、  ~ありがとうございました バタン。

あ:ねえねぇ、どーよ?なんかヤバくね↑

か:あれのっちは?

あ:どっかいきよった・・呼びに行かにゃ


* * * * * * * * * * * * *


〈 のっち篇 〉につづく・・

あ~ちゃん篇『我思う、ゆえに、Perfume有り』 その2




『我思う、ゆえに、Perfume有り』 その2
〈 あ~ちゃん篇 〉

個人の眼差しで述べられる現象的意識の創造行為。
つまり妄想は思考の存在の中で理論として拵えられる。
だがそれは自己の中での意味付けにすぎない
そもそも意識に自明性はないのだから
ひとかけらでもそこに真実があると言うこともさらさらない。
(つまり・・・100%フィクションです)

目的は単純明快だ
なぜ彼女たちを好きになったか?
その根拠を知りたいのだ。

答は妄想の彼方にある・・・・

妄想のための妄想曲(話1/2)

* * * * * * * * * * * * *

クライアント:西脇○香

あ)あ~ちゃんこわい
の)どんとこい!
か)なんかどきどきしてきた

看)お待たせしました
あ)だれか先行く?
か)さっき、じゃんけんできめたじゃろ

あ)あ~ど・う・し・よ・うっ緊張してきた
の)はい深呼吸 はっはっ うぅ~はっは
あ)マジカルかよ(笑)
か)はい、行ってらっしゃ~ぃ


~~前日~~
ア○ューズ事務所にて
タレントの健康管理の一環としてメンタルケアを加えます受診してください。
事前にプロフィールは送っています。
心療内科の先生ですがメンタルケアカウンセラーとしてお話しをするだけで終わります。
プライベートな内容も含まれますから徹底して秘密は守られるので安心して受けてください。
悩みなどあったら率直にお話ししてスッキリしてくださいね。
明日の午前10:30に○○○クリニックです、マネージャーさん宜しく。

~一週間前~
某病院心療内科にて
個人名義での依頼となっているが内実はプロダクション依頼のようだ。
抱えるタレントが主力に踊り出ると精神面のケアも已む無しか
マネージメントサイドとしてもそういう世相理解なんだな・・・
ご両親を含む関係者の承認を得て作成された詳細なプロファイルを一読してみる。
附属書~生い立ちに関するスナップ、映像・・・彼女(クライアント)たちは映像資料が
豊富で証左すべき観察点が多そうだ・・・時間がかかるなこれは

所見
あ~ちゃん、かしゆか、のっち、
強い絆と信じる夢を自分の内面に据えながら
人から愛されること、それこそが彼女達の持つ
もっとも得難い資質であろう。

意識的な状態、潜在性、構成概念としてどうか・・・個人的な自己を超える親和欲求も見出せる。
問診は本人に意識された潜在的慢性的不安を主にアプローチすべきか・・・

* * * * * * * * * * * * *
トン、トン、

「はいどうぞ」  
看)先生、西脇さんです。
「はいこんにちは、西脇○香さんですね」  
 
はい、よろしく御願いします。
ヘヘなんかちょっと緊張しちゃいます・・・

「緊張しない話にしましょう」(笑)
「いくつかの質問に答えてもらいます、あとは自由にお話して終わりです」

「食欲はいかがですか」
食欲ありますがいつもいっぱい食べれません。
健康オタクなんでいろいろ考えて気をつけるところあります。
これ関係有るかな・・・
ラーメンとかソバ、麺類?ほとんど食べません、でも嫌いじゃないんです、ただうまく食べられない
自然に麺をすすれないっていうか・・・頭で考えないと出来なかったりします。

「身体的な悩みはありますか」
特に無いです。
疲れがたまると歳とったなって感じます(笑)
そう!マッサージによく行きます、大好きなんで・・・

「睡眠時間はとれてます?」
もっと寝ていたいと思うときあります。
一応スケジュール的に大変みたいですがスタッフさん苦労して、っていうか気を使ってる感じで
4時間以上は確保してくれるんです、まあ贅沢言ってられません。

「最近みた夢とか心に残っている夢ありますか?」
なんか見てると思います。たまにお泊りに行くと2人によく寝言いってるってからかわれます。
でも夢の内容についてはぜんぜん憶えてないです。
なんかあったかなあ・・・
あ、アイス食べてる夢があった・・・あ~ちゃんが食べるアイス"はずれ"ばっかなのに
のっちとかしゆかは「あ、また当たった」とか言ってる夢。
めっちゃ小学生ですね内容が・・・恥ずかしい(笑)

「  ・ ・ ・ ・ ・  」

「最近自分自身について気付いたことありますか」
特に有りません
あ、でもときどきぼっとします、以前と比べるとメッチャ・・すごく忙しくなりましたから
こうしなきゃと思ってることいっぱいあるんですが
最近はどうでもよくなっちゃうときが有って・・・前にはそんなこと無かったから
なんか疲れてるのかな?って思うことあります。
あと、ほよほよしちゃったり身振り手振りが多くなった(笑)

「楽しい事は」
ライブです、ステージにたってお客さんがいっぱい来てくれて一体感があって
ここが自分の居場所なんだって実感します。

「自分のいいところ」
"取り繕う"としないところ

[自分を変えたいところ]
・・・ ・・・

[では不足していると思ったこと]
世の中の社会的なアレ、、、一般常識!
社会人としては小さい頃から馴染んできているところあるんですが
最近大学とか仕事でいろいろな人と出会う機会が増えて気づきました。
今まで歩んできた狭い世界での知識しか無いなって・・・

最近みなさんに褒められる事が多いので嬉しいです。ただ、その分どこか知らないところでけなされる
ことがあって・・まあネットなんですけど、それを知ったとき自分で思ってた以上に落ち込みました。
事実以上に受け取って大きくしちゃった傷が癒えるのに結構時間かかっちゃって自分の精神面弱いなって・・
たくさんの人に支えられているんだから強くならなきゃって思いました。

「大学生活はどうですか」
メッチャ楽しいです!
でも履修について不安です、単位取得あぶないです。学業として成り立たなくなる不安があります。
事務所もそのへん考えてくれるんでどうにか行けてるんですけど、これから先卒業に拘るべきか
本業一本に絞るかの決断すべきかとか・・・
最終的には両親と他の2人との相談で決めたいです。

「3人で活躍されていますが
他の二人に"頼り"にするところあります?」

う~ん・・頼りというより一緒にいない事が想像できないような
存在そのものが頼りです。

うまくいえないんですけど
彩乃ちゃんは有香と私をすっごく楽しませてくれます。なんか予測不可能なキャラっていうか
不器用なところと巧みにこなすところ両面あるし、発想とか凄いって思うときがあるんです。
宇宙人扱いしてます(笑)
有香ちゃんは尊敬しちゃうほど努力家でそれを見せつけることなく自然なんです。
そばに居るとすっごく安心する。実際まとめてくれるのはかしゆか・・・有香ちゃんで
とっても繊細でなんでも賢くこなす知性を感じます。
最近淑やかな感じを醸しだしてますが、見かけほど女の子っぽくないですね実際は・・・

「では二人に"頼られてもいい"ところあります?」
くりかえしになっちゃいます「私がいなきゃだめじゃろ」と「二人がいなきゃ何もできん」。
なんです・・特に私が担当って得意分野は無いんです。
3人とも考える事、感じる事が同じなので以心伝心で状況に応じて自然と回ります。
前に3人で話したんですけど
今まで演じてきたもの、演じなければならなかったことがこれからは素直に
そのままの自分を出していける、そんな状況になって来たって、、
売れてくると本来は逆なのかもしれませんけど(笑)
Perfumeとして納得しないものは出さないそんなスタンスでいいもの創りたい
そんな自負も3人の中で生まれています。
なんか質問と答が違いました・・・・

「いいお話しです」

「では、これから先の夢はありますか」
3人でずっと一緒にいたい、今までまわりの人に助けられながらなんとかやってきました。
これからも何事にも逃げずに切磋琢磨してクオリティの高いものを目指していつか
支えてくれるみんなを驚かせたい。
それってなによりも自分のご褒美ですよね。
それと二十歳になったらクラブでオール!

「これから先不安に思うことありますか」
先のことは分からないし、いつも崖っぷちと思ってますから・・・不安ばっかりです。
それでも3人いっしょなら、なにがあっても大丈夫みたいな根拠の無い妙な自信と
安心感もあってなんか複雑です。
後はお肌のケアとか体調管理、世間一般の女の子と同じレベルです。
20代で結婚したいんですけど・・・叶うか不安ですね。
そう、今は、「ひな」、「はな」、「しゅん」って子どもの名前を考えて楽しんでます(笑)

あの~逆に質問いいですか? 
みなさん今の自分達を凄いネ、大変な事達成したネとか言われるんですけど
3人ともキョトンなんです、他人事なんです、どうとらえてどう理解すべきかぜんぜんわからない。

「これは、そうですね・・・活躍されてる方は一様にそんな感覚をもつようです
西脇さん自身と世の中に映し出され認知されたあなたとの距離を意味します」
「自分達というより仲間と一緒に作り上げたユニットが結果を出したと理解している、
西脇さんはすでにそうとらえていると見受けます、まちがってませんよ」
「付け加えるならば、3人の人間性があってこそなので自信としてください」

そういえばホントの笑顔が増えた気がします、なんかウキウキしたテンションの時があって
もしかしたらこれが実感するってことなのかな・・・なんか曖昧なんですけど。

「最後に私が簡単な筋立てを話しますからそれについて思い浮かんだことを言ってください」
「リラックスした環境で行いますから意味など気にしないで自由なイメージでお答えください」
「時間は5分くらいです」
「ではまず目を瞑(つむ)って深呼吸してみてください」
「ちょっと緊張しますよね?」
「看護師(女性)さんに手を添えてもらうと落ち着く方が多いです」
「サポート頼んでみますから試してみましょう・・・」
「落ち着きますか?」

はい、大丈夫です。

「じゃそのままで、それでは始めましょう」


     その3につづく


                  」

カチャ、  ~ありがとう御座いました失礼します バタン。

か:あ、出てきおった。

あ:ふう~っなんか緊張しちゃって、ハイ、ハイ、そうです。みたいな(笑)
の:じゃけ時間おしちょるよ、どんだけしゃべっとるんよ
あ:うっそ~ちょっとしかしゃべっとらんのにから

* * * * * * * * * * * * *


注!)ど素人の妄想です、本当のカウンセリングとは異なります。